岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

50歳から100歳までの生き方

2018-12-10 18:47:09 | 感動した書籍
2018年12号の「ロータリーの友」に中部大学教授武田邦彦氏の「新しい人生と寿命を延ばす方法」の講演内容が掲載されています。その要旨は以下の通りです。

動物の持つ寿命の原則の中で一番大切なのは、生物は群れで生きているということです。私達の生命力というのは、個人には個別にはありません。集団で命の原動力というものを持っています。集合体という観点から言うと、人は人のために生きている、ともいえます。人から感謝され、その人のためになると考えると進んでその行為をするのです。

人から感謝されることを重ねていれば、自分の寿命が延びると考える人もいます。「あなたが必要」といわれているうちは寿命は延びるけれども、「あなたなどいらない」となったら死んでいます。

「お世話」をしていれば、人のために生きていて必要とされといるということです。祖母の世話をするという行為が、どうも女性の寿命の延伸に関与しているらしいのです。

一方、50歳以上の男性には日常の中に役割がないので、いかに生きるかが問われます。半数は脳血管障害で死に、長生きした半分は癌で死にます。癌はストレスによって発症遺伝子が活性化すると考えられており、笑いが体に良い、笑って暮らしなさいと、とよく言われます。

脳血管障害の死、癌での死、どちらをとなってっも、自ら積極的に生きれば、仕事も遊びも充実します。そのために、楽しくリラックスして生きること、男性と女性とが共生していくことが、比較的に医学的に良いと証明されています。

工学部の教授ですので、数々の例示しながら科学的な裏付けのある教訓を述べていますので、説得力があります。是非、ご本人の著作を求めて、深く読み込みたいと思います。

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