和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

ハマってきた。

2015-12-22 17:54:28 | いつもの日記。
ハースストーンの話。

先手で手札が事故りまくってて、
コスト4まで何も出来ない。
しかもミニオンがない。

という状況でボコボコにされてきました。
無防備な状況で敵ミニオン3~4体に囲まれる我がヒーロー。
逆転したらかっこいいなーと思ったんだけど、
そんな一発逆転なカードはまだありません。

というか、カード全然揃ってない。
こないだ、秘策が初めて1枚出てきた。
そのレベル。
デッキのテーマとか決められる状況じゃねえ。
とにかく火力が高いように組むとか、それくらい。

現状、比較的バランスよく組んでるつもりです。
なので、運悪く手札が事故るとマジで何もできません。

むー。
諦めるしかねえか、その辺は。
何度もトライして、運がいいことを祈るしか。

という感じで、基本無料なのにガッツリはまってます。
面白いよ。
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僕たちの文化祭(2)

2015-12-22 13:04:04 | 小説――「僕たちの文化祭」
もうすぐ文化祭。

「文化祭といえば、ライブどうする?」
軽音部部長、桐谷桃矢がそんなことを呟いた。
文化祭といえばライブ。
軽音部なのだから、それが自然な流れだろう。

だけど私は。
「んー、無理かなぁ・・・」
そんなことを、言ってみる。
「あー・・・やっぱり?」
桐谷は、こんな私のことをよく知っている。

ライブそのものに、不参加。

軽音部としてあるまじき姿勢だ。
しかし、それが私。
溝旗友絵の本心なのだった。

「キーボード弾けるの、溝旗だけなんだけどな」
「ごめん。でもやっぱ無理」
申し訳なくて小声になる。
やっぱり、軽音部というからにはライブがやりたい。
そう思うのが普通だろう。
私は、異端の集まる軽音部においても尚異端なのだ。

「ま、嫌がる人を無理矢理引っ張り出しはしないけど」
そんなにライブが嫌かねぇ、と桐谷は呆れた。

じゃあ、何で軽音部にいるの?
と問われれば、単純に音楽が好きなだけだと答える。

じゃあ、何でライブが嫌いなの?
と問われれば――これは少し、難しい。
人前に出るのが嫌いだから。
そして、自分の思想を触れ回るのが嫌いだから。

音楽というのは、ある意味で心象風景の開示だ。
何が好きで何が嫌いなのか。
人生において何に重きを置いているのか。
それらが全てオープンになる。
だから堪らなく、嫌なのだ。

外に漏らさず、引きこもった檻の中で奏でるもの。
私にとって音楽とはそういう位置付けだ。
練習みたいに誰も観客のいない場所で演奏するのは好きなのに。
そんなことをいつも考えている。

だったら一人でやれば、と思われるかもしれないが、それも違う。
私はあくまで、バンド単位での活動が好きなのだ。
例えば、目の前にいる桐谷のベース。
そのリズムに乗せてキーボードを引くのが良い。
とても良い。
つまり、私の音楽は一人では完結しないということ。

桐谷のベースがあって渡辺のドラムがあって遠藤のギターがあって。
そこで初めて、私の音楽が始まる。
音が鳴り始める。

とにかく、と私は言った。
「私は、不参加で」
「キーボード無しだと、だいぶ変わっちゃうなー」
仕方ないか、と桐谷が言った。
困った顔に、もう一度申し訳ないと思う。

ライブ不参加は、何も今に始まったことではない。
入部当時から言い続けたことだ。
それでも、メンバーは私の気が変わるかもとバンド活動を続けてくれた。
そして、私の気は変わらなかった。

予想通り。
予定通り。
想定通り。

とはいえ、気まずいのは確かだった。
文化祭当日は、取り敢えず、逃げるようにどこかへ行きたいと思う。
掛け持ちの文芸部の方にでも顔を出すか。
そんなことを考えながら。

さあ、文化祭が始まる――。
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