朗報!「オオタカ」巣立ち
ツミと並行して二か所のオオタカ営巣を観察していました。
そのうちの一か所が五日ほど前に巣立ちました。
人知れず、ハルゼミの声を聴きながら始めた観察は
いつも一人っきりで50m以上離れたところから
日を置いて見に行きました。
ここはよほど条件がいいのか?私の知る限り5年以上、
毎年1~3羽の雛をかえしています。
この地は猛禽がよく見られますが
食物連鎖のピラミッドの土台が広いのだろうと思います。
野鳥に限らず、自然観察には事欠きません。
5月中旬 抱卵を始めた「オオタカ雌」
二週間以上たったある日メスが巣の外で見守りをしていました。
巣の中には一羽の白ぽよが見えます。
この日は雛が一羽のみ確認できました。
雛を見守る「オオタカ雌」
更に一週間ほどしてから見に行くと、
オスが盛んに鳴いており、鳴き交わしが聞こえます。
五月の末にはだいぶ成長した雛が見られました。
六月に入ると、育った二羽の雛を確認
盛んに羽ばたいて巣の中を駆けまわっています。
更に数日、もう立派な猛禽
やがて、巣の外枝に一羽が出ました
もう一羽も反対側の外枝に出ます。
気になって母タカが見守りにきました
私が気になるようなので、退散。
その後見に行くと巣は空っぽで、近くの林で鳴き声が響いていました。
今年もオオタカの成長を見ることができてハッピーでした。
近年、この近辺で「ノスリ」が留鳥化して繁殖を初めているのが確認されています。
時として、体の大きいノスリがオオタカの巣を奪って営巣する事例もあって心配です。
まして、小ぶりなサシバなども追いやられてしまうそうです。
サシバはオオタカやノスリが増えると居場所が無くなってしまうのではないかとちょっと心配です。