最近何かと話題の「ヤマカガシ」
色彩を見るといかにも毒蛇です。少し前までは無毒といわれていましたね。
マムシの毒の数倍強いといわれていますが、気が小さいのでまず人の気配で逃げてゆきます。
口は小さく、マムシのように前牙ではなくて奥上の2mmほどの小さな牙が毒牙となるようです。
また、頸部にも毒腺があって餌のヒキガエルの毒を蓄えるそうです。
圧迫すると飛び散って目に入るとひどい炎症を起こすらしい。
こちらは去年ご紹介した友人のKさんが散歩道で撮った「ニホンマムシ」
活動は夜行性で、この写真も日暮れ直後に撮られました。
攻撃性が強いのでやはり毒の強い「ヤマカガシ」より私は数十倍怖いです。
「アズマヒキガエル」
耳腺、皮膚からステロイド系の毒を分泌するそうです。
触ると皮膚に炎症を起こしたり、経口摂取の場合はさらにいろいろ深刻な症状が出ると言われています。
ちなみに、私の友人が犬を散歩させているときに犬がヒキガエルにちょっかいをだして、咥えたりしたそうです。
その後、嘔吐、しばらくひっくりかえって動けなくなったそうです。体重25Kgの中型犬でした。
「ヒメツチハンミョウ」
昔はつぶして汁をいぼ取に使ったりしたらしいが、この黄色い体液は「カンタリジン」という毒で
皮膚に着くと水泡となり痛みを伴うそうです。
「イラガ」幼虫 (写真はヒロヘリアオイラガ) イラガも数種ありますがすべて毒ありです
生垣の椿の仲間などによく付いています。
触ると、ビリッとした痛みを感じます。虫刺されに強い私も思わず声を出しました。
*さらに写真がないのですが「チャドクガ」は強烈でした。
触れた後がみみずばれになって医者に行かなければなりませんでした。
チャドクガの幼虫は体から抜けて飛んできた毛に触れただけでも炎症を起こす強烈な奴です。
医者送りといえばやはり「オオスズメバチ」ですね。
若いころ登山中に前のグループがいたずらして興奮している「オオスズメバチ」の巣の前を通りかかって、
ふくらはぎを刺されました。強烈な痛みとともに腫れ上がり、重力で毒が下がったのか?
足の甲から足首にかけて特にひどく腫れ上がって登山靴が脱げなくなりました。
幸い一匹だけで済みましたが、集団で襲われていたらどうなっていたか考えると恐ろしい。
ただ、どの毒をもった生き物も必要以上に近づいたり、かまったりしなければ危険はないと思います。