はじめに
初めてネットワークに参加したのは、HPだった。マンションの管理組合が定めたブロバイダーと契約して光通信を始めた。
既にネットワークに参加していた叔父が、ウェッブリブログと言うのを勧めたので、2006年10月28日に参加してみる事にしたのが、ブログ名 花鳥風月だった。俳句のブログ友達も5人ほど出来たが、それぞれの方も止めて行った。当時はガラケーで写真を撮っていたので、画像が粗く小さい。それでもあちらこちらを撮って歩いている。
2023年1月に閉鎖されると言う事で、急遽引っ越しをしている。1日分を掲載していたが、読む読者も疲れるだろうと以下をまとめて、俳句集「花鳥風月」と名付ける。
初詣 2009年01月05日
飆々に柳の枝にと
初まうで
昨年も事件事故、株価急落・不況と良い事は少なかったのでは?
今年も風は吹くけれどしっかり根を生やして乗り切りたいと願う次第です。柳の如く。
飆々(ひょうひょう)は、激しく風を吹く様。飄々とは違いますが、掛けているとお読み下さい。
山風は吹けど吹かねどしら波の寄する岩ねは久しかりけり
新古今 賀歌 伊勢
初案
安らかに
それのみ祈る
初まうで
次案
しなやかに柳の如くと
初まうで
柳も季語だと存じておりますが、比喩に使ったので。
鼻水 2009年01月12日
水洟を啜り息吐く豚の汁
あまりにも自転車での行動は寒く、堪らず牛丼屋に入ってとん汁を頼む。
鼻水をすすりながら熱い豚汁を吹く。
ずーずー、ふっふっと食べている内に、心もε=(^◇^;として来ます。
子供の頃スキー場で霜焼けで顔を真っ赤にして食べた事を思い出しました。
いろは 2009年01月18日
伊呂波まで数える歳にふゆ木立
有為の山今日越えてみる寒椿
淺き夢さむる朝日の枯れ野かな
ゑひもせず歳を迎えて冬の風
おおむね50年間を振り返って述懐。
冬は増ゆ、覚むるは寒の掛詞。
冬雲 2009年01月20日
雪降らず
雨も降らずに
ふゆの雲
血糖値は下がったのにHbA1cと尿糖は思った程下がらない…。
このひと月半出来る事は何でもやったが、更に運動負荷を増やすしか残っていない。
この病気の特有の悩みなのでしょう。
節制を一生涯続けても治らず坂を下りるのがゆっくりとなるのが関の山。失明・壊死だけは避けたいものです。
冬空を見上げる大村益次郎(靖国神社にて)
シベリア抑留 2009年01月20日
シベリアの寒さを思ふ祈りかな
今日はちょっと冷えますが、シベリアの寒さは大変だったろうとふと思い、手を合わせて。
野良猫 2009年01月27日
野良猫の散歩の道や日向ぼこ
月一の公園のテラスで昼食を取っていると、何時もの野良猫(^・x・^)が、テラスの隙間を通ってやって来た。
カメラ(-/■ゝ=☆の準備をするとさっと逃げてしまいました。
野良猫の散歩のコースだったのでしょう。
今日の東京地方は温かく冬の間閉じていたテラスも利用できる様になりました。
毛繕いのところをお邪魔して
青空 2009年01月28日
青空もそれなりとなり春隣
春隣の俳句をメールに添えて
7℃(東京12時)ということでやや寒いが、曇空から、ほんの少し薄日が射す所に春を感じて。
追伸
後から読み返してみると「となり」が二度出てきますね。意図せざる事也。
滲む色 2009年02月05日
唯、心から滲み出た色
間違って山頭火の俳句を読んでしまいました。頭から離れない。山頭火モードにスイッチが入ってしまい、後二文字を足すと全体が崩れる気がして。
(>-<)~*
山頭火時代には無いフォト俳句だけが、才能をカバーしてくれますね。
春の月 2009年02月07日
春の月の白い道を行こう
真夜中に低血糖症の症状(空腹に耐え切れなくなり)が出たので、コンビニへ行くと冴えた月が辺りを明るく照らしていました。
朧に霞むのが、春の月ですが、未だ「春は名のみの風の寒さよ」というところでしょうか?
写真は今夜でも撮ろう。
春のまま 2009年02月08日
春よ鳴け!思ひのままに
梅に鴬というのは拙ブログのメイン画面なのですが、本当に梅にウグイスがいました。将にうぐいす色でした。
当たり前ですが、初めて見たのでビックリw(*゜o゜*)w。鳴けばよいのにと思いました。
写真では見えないと思いますが。
信号のまま右・左に春探して
海まで
取りあえず海方面へ行こうと当ても無く、信号が変わると右、左にと自転車を走らせ、公園があると寄り道し、遠回りし、浅草、深川、佃島、築地までは来たのですが、携帯電池切れで写真不可と断念。まあ初春。未だ未だ春はこれからですね。
春のままに紅(べに)白の小路を行く
公園には紅白梅、水仙、菜の花と春の花のぽつぽつ咲いていました。
催促 2009年02月10日
武蔵鐙かけても過ぎし春となり
メールに添えて
伊勢物語十三段
むさしあぶみ
さすがにかけて頼むには
問はぬもつらし問ふもうるさし
写真は、春とはいえまだまだ枯れ芝の中の草も冬のまま。
こちらも催促したいですね。