はじめに
初めてネットワークに参加したのは、HPだった。マンションの管理組合が定めたブロバイダーと契約して光通信を始めた。
既にネットワークに参加していた叔父が、ウェッブリブログと言うのを勧めたので、2006年10月28日に参加してみる事にしたのが、ブログ名 花鳥風月だった。俳句のブログ友達も5人ほど出来たが、それぞれの方も止めて行った。当時はガラケーで写真を撮っていたので、画像が粗く小さい。それでもあちらこちらを撮って歩いている。
2023年1月に閉鎖されると言う事で、急遽引っ越しをしている。1日分を掲載していたが、読む読者も疲れるだろうと以下をまとめて、俳句集「花鳥風月」と名付ける。
夜長 2008年09月29日
長き夜を
ちびりと飲んで李白読み
李白といえば、酒好きで、だらし無く、大風呂敷の中国を代表する詩人です。
自閑の号も李白の漢詩からいただいたものであり、私も酒好きで、だらし無く、大ぼら吹きです。詩歌のセンスは無いですが。
義兄へ近況報告に添えて
秋蝉 2008年10月05日
長月の独り鳴く蝉哀しかり
地球温暖化のせいか、ツクヅクボウシとニイニイセミが鳴いている。
友を呼んでももういないのに
小石川後楽園にて
後楽園は異様な所ですね
静寂とは無縁のペナントレース終盤の巨人戦が行われていて、この写真の様な日本庭園の直ぐ横にはTOKYOドームですから。
十三夜 2008年10月11日
闇空に何を残して後の月
株価の下げが止まらない
空白の十年の何のバブル崩壊の反省しない連中が引き起こした第二のバブル崩壊と言って良いでしょう。
後には何も残らない。
政治家は、国民の為の景気対策と言って国の税金を使う事ばかり考えてその実選挙の事ばかり。次の増税をヒタ隠して。
まあそんな暗いことばかり考えてもしょうがない。闇夜でも今日の十三夜だけは美しく輝いています。
ささがに 2008年10月13日
ささがにの空を透かして暮れる秋
ささがにとは蜘蛛の事で夏の季語ですが、落ち葉などを蜘蛛の糸が引っかけて、晩秋の夕暮れのあはれを感じて
六義園にて
黄葉 2008年10月13日
黄葉の影を散らして過ぐ水鳥
「もみづばの」は「過ぎる」を導く枕詞らしい
ちょっと黄葉には早いですが
六義園にて
秋華賞 2008年10月19日
雲行きもあやしくなって秋の華
今日は最近荒れないと評判の秋華賞でしたが人気薄が入着して、なんと三連単が!
10,982,020円のJRAのG1史上最高配当の競馬となってしまいました。
当然!(ToT) の結果です。
8-9中心でしたとメールに添えて
(懸詞になっております)
酉の市準備 2008年10月28日
来週のはや準備かな酉の市
来週はもう浅草の酉の市という事で鷲神社では店の準備が始まった
もう今日28日は旧暦の九月尽
開催日
一の酉 11月5日(水)
二の酉 11月17日(月)
三の酉 11月29日(土)
何してた
事に追われて九月尽
戦争 2008年11月05日
西部戦線異状なしを
人殺す為だけに今日蝶一羽
ランボーを
戦ったのは友の為越の月
湾岸戦争を
閃光の一つ一つをこたつから
イラク戦争
きょう何人統計だけがなつ嵐
はぢ紅葉 2008年11月05日
朽ちる事考えてゐるはぢもみぢ
朽ちて行く考えてゐるはぢもみぢ
迷うところ
立冬 2008年11月07日
冬のたつ
せんべい焼く手の
あたたかさ
金沢の北陸製菓でセンベイを焼く体験をしました。
今日から冬
金沢は時雨が降りそうな天気ですが、何とか持っています。
帰京 2008年11月07日
変はるとこ
かはらぬとこに時雨かな
金沢の街のあちらこちらが懐かしく、帰りたくなくなるが帰る事になった。
本当に良い街だ。
兼六園と犀川
菊花展 2008年11月16日
それにしても
懐かしにほひ
菊の華
亡き祖父は、体を壊してから、よく菊の花を育てていて、多くの鉢を並べていた。
子供だったので、何の興味も無く、トンボ取りの網を引っ掛けて怒られた。
菊花展で当時の祖父の思い出が甦ってきました。
生きる事 2008年11月21日
生きる事一つ見つけて帰り花
時雨紅葉 2008年11月24日
しぐれても軒端を借りて紅葉見て
午後から雨になるというので、ライトアップされる六義園に時雨紅葉を見に靴下がすぶ濡れになっても歩いて来ました。
帰りはそこまで元気は無い。
落葉をイメージしましたが、そこまでは未だ早いので来週又どこかへ出掛けよう。
時雨水鳥 2008年11月24日
水鳥の
影のみ動く時雨かな
ライトアップの六義園もこの雨で人もまばらで滑って危険なので一部通行止めとなった。
夕闇の中で動くのは水鳥のみとなり、写真もやっと撮らえた。
苔地蔵 2008年11月26日
苔地蔵もみぢひと葉に嵯峨小路
京都奈良の俳句を作るという題で、東京の満員電車の中で作ったもの。
もみぢとこみちで韻が良いかと。
京都奈良をゆっくり旅をしてみたいものだ。
葬送 2008年11月29日
逝く人と来る人の道枯をばな
ありし日の笑顔の如く冬の晴
知人の葬儀に出席して。
笑顔の素敵な熱血感タイプの先輩だった。
それにしても62歳は若すぎる。
これから何々するから行かないか?と退職してからも笑顔で誘っていただいていた。
御冥福を祈り。
風の贈物 2008年11月30日
自転車のカゴの落葉をおみやげに
小石川後楽園は多くの人でごったかえしていました。
帰りがけに自転車のカゴに一つ落ち葉が入っていて。
小石川後楽園って東京ドームが何時も風景を邪魔しますね。
落葉風 2008年11月30日
自動車の後をふわりと落葉風
休日のオフィース街は、人もまばらで、車も滅多に通らないため、街路樹の落ち葉が車について行くように舞っていました。
携帯写真は、動きがあるものが苦手で、コンマ何秒の遅れで良い写真ができません。
連続写真でも撮ってその一枚をとは思うのですが。