新古今和歌集の部屋

源氏物語 浮舟 橘の小島

源氏物語 浮舟

        匂宮

年経とも

    変はらむ

     物か

 橘の小島の崎に

      契る

        心は

 

 

よみ:としふともかはらむものかたちばなのこじまのさきにちぎるこころは

意味:年が経っても変わる事が無い常緑樹の橘の小島の崎で契る私の心も変わる事は無い。

備考:橘の小島は、宇治川の中州と考えられるが、場所は不明。

関連:古今和歌集 春歌下 題知らず よみ人しらず
 今もかも咲きにほふらむ橘の小島のさきの山吹の花

 

 

 

        浮舟

橘の
 小島の
   色は

    変はらじを

 この浮舟ぞ

     行方
  知られ
     ぬ

 

 

よみ:たちばなのこじまのいろはかはらじをこのうきふねぞゆくえしられぬ

意味:橘の小島の色も貴方様の心も、変わらないでしょうが、この浮き舟の様な私は、何処に行くのでしょうか?薫様、匂宮様の間で揺れ動いて悩んでいる私は。

備考:浮きと憂きの掛詞。帖名、人物呼称の元となった歌。

コメント一覧

jikan314
@kunorikunori kunorikunori様
ライラック、アカシアの季節がいちばん良いのでは?blog楽しみにしております😃
天ぷらとは初耳ですね😵🐛はびっくり?
kunorikunori
ライラックの花が6月を前に咲きました。
「リラ冷え」という言葉は、6月だったような気がするのですが、今年は早かったのです。

札幌のニセ・アカシアの花は、まだです。
甘い香りと白い房、本当にきれいです。
なんと、房ごと天ぷらにして食することができるそうです。

房の中に、虫がいそうな気が‥‥

咲きましたらblog記事に写真アップしたいと思います!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「源氏物語和歌」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事