JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

チッチキチー♪

2015年09月30日 14時25分07秒 | 受験・学校
いや別に、こだま・ひびきやないんですけどね、
PTA委員の絡みで、トホホとなっております~ (-_-)

いきなり愚痴で始まり、申し訳ない。が、ちょっくら聞いてくださいまし。
現在引き受けている、中学校の委員。
私以外のメンバーが全員事情持ちで、委員長を引き受けざるを得なかったのだけど、
いざ仕事を割り振ろうとすると、できないできないと言いやがる。(←こんな表現でスマンの~)

こちらは会合に出席しており、代表ならではの用事もある。
他のメンバーがやらずに済んだ作業を被り、孤軍奮闘しているのに、
協力依頼の返事も滞りがちだし、あればあったでムッカリくる断り方だし、
やるべき時に逃げてばかりいる人って、ホント相手の気持ちがわからないよね。

「大丈夫? 私に何かお手伝いできることがあれば・・・」
と心配してくれる人は、ほぼ役員経験者。
しかも、長や幹部をやってきた人。
何事も経験と言うけれど、経験のない人は想像力もないと、心底感じる。

かつて暮らしていた公営住宅では、母子家庭だって、いや母子家庭だからこそ、
そういった活動を、頑張って引き受けている保護者がいた。
ゲームにケータイ・・・ 子どもたちの所持品を通して’世間並み’に拘るより、
親としての役割を全うすることに、心を砕いていた。

その意識の高さに、今更ながら感心するわ。
彼女たちは、カッコ良かったよ!

一方、現場調整の苦労もわからず、人を出せと言ってくる執行部。
それが本当に、みんなで受け持たなくてはならない作業なら、文句はない。
人の集まらん行事や講演会への出席って、何ですのん。
身内で固め、表面上だけ取り繕い、シャンシャンシャンですか?

参加者が少ないと嘆くのなら、どうして現行のスタイルを、見直さないのだろう。
役員活動や講演会への想いは、3年前のエッセイ(2012年2月公開 『最終章 LAST MESSAGE』)でも綴っているのだが、変わりませんねぇ。
とにかく毎年、前年度が辿った道を、波風立てず進むが吉とでもいうような。
そうしてまた、同じ場面で躓く訳ですよ。。。

委員の出席を頼みにしていても、根本的な解決にならない。
参加者が少ないのは、何故なのか? どうしたら、注目してもらえるのか? そもそも各行事の意義と目的は、何だったのか?
もう一度振り返り、それに見合う対策を打った方がいいですよ。
それでも受け入れられない、今の時代にそぐわなくなった行事は、廃止も致し方ないのでは?

会合で指摘していると-
「そんなこと言ってたら、どの行事もなくなってしまう」 役員のおじさまに水をかけられたり、
「○○さん? ああ~ あの突拍子もない発言をする人ね」 陰で揶揄されていたのが発覚したり、
そりゃあ執行部からすれば、可愛気のない野党議員みたいな私はウザいよね。

「はい、わかりました。そのように、各委員に申し伝えます。」
素直に受け入れ、場を丸く収めた方が、楽なのはわかってる。
が、私の場合その先でゴタつくのが目に見えているし、
そのまま進んだところで、新たな犠牲者が生まれるだけだ、とも思ってる。
(まぁ参加したら身になることもあるので、こういう言い方も何だが)

上と下に挟まれ、あっちにもこっちにも疎まれ、トホ~
まるで、中間管理職の悲哀ですワ。

「役員って、やらない人ほど文句を言ってるよね。
 私の友達が役員をしていた時に、私が仲間だと知らずに悪口を言ってくる人がいたなぁ。
 発言をする人は、何かと言われることに気づきました。」

「子ども会も厄介。
 甥っ子のラジオ体操の皆勤賞がクッキーで、’がんばったのに、(アレルギーで)食べられないのかよー’と凹んでいたので
 義姉が申し入れをしたのだけど、’少数のお子さんのために特別対応は不可能です’と断られたらしい。
 もちろん、来年どうするかについて断られたんだよ。検討すらせず門前払いするヤツの気が知れん。」

「言われてたんだ~
 内容を変えるのはいいと思うよ。むしろ変えていく方が自然。
 安全をテーマに子どもと聞く講演会なら、誰もが納得すると感じるけどな。」

例のごとく、友人たちとのメーリングリストでボヤいていると、こんな反応があった。
’うんうん’と頷きながら目を通しているうち、数日間凹んでいたじんちゃんは、どうにか心を強く持てるまでに回復した。
意外と、気にしぃなんだよねぇ。。。
上手くいかないのは、自分の力不足なんじゃないかって、悩んでる。

交渉の仕方が、下手なんだろうか・・・
話に、説得力がないのだろうか・・・

なんかサ、しんどい状況の中で、頑張っている時に限って、
その気持ちが挫けるような雑音が入ってくるのよ。
しかし、何で本人まで漏れ伝わってくるのかしら?
まったく、おそぎゃーでかんわ。

友人たちに、心のもやもやを吐き出した後、
副委員長から、「人員要請に協力できるかも」という知らせが届いた。
その前にも、一人やっとこさ名乗り出てくれたメンバーがいるのだけど、
決まりかけて、ホッと胸をなでおろしたのも束の間、また次の依頼がやってくる。

はぁ、往生しまっせ~


https://www.youtube.com/watch?v=ayeLr3H12MI

<近況報告>
6月より、「おしトピ」という舞台をお借りし、jinchanfanのID名で、言葉あそびをやっていました。
ほぼ毎日、そこで提供されるお題に、頭を捻り続けた。。。
私にとっては、或る意味’脳トレ’でした。 (^^)
限られた枠内で、表現し切るのを心掛けていたので、長文のエッセイが多いじんちゃんにとっては、新鮮だったな。
ツイッターも、したことなかったもんで♪

主に棲息していたのは、映画やj-popの’しりとりコーナー’でしたが、笑点ばりの’大喜利コーナー’も、楽しかった!
ユーモアのセンスに溢れた粋人と共に、高座へ上がらせてもらってる感覚で、刺激をいっぱい貰いました。
じんちゃんも跳ねたよ。ピチピチと。(笑)
まるで、昔Cafeで活動していた頃の雰囲気が、蘇ったようでした。

マニアックな方も多く、しりとりで取り上げたタイトルをきっかけに、会話が始まることもしばしば・・・
「自分も好きでした」 「懐かしい~」 なんて反応があると、嬉しくってねぇ。
気分が、ぱぁーっと晴れやかになったもんです。
そんな「おしトピ」も、今日で終了。
参加した時期が遅く、たった3ヶ月の短い活動でしたが、映画をj-popをユーモアを、愛して止まないお仲間さんたちと、
言葉を介し、心をつなぐことができて幸せでした。

終了と言えば、ドラマ『ホテルコンシェルジュ』も、終わっちゃったな~
日常の中の、一服の清涼剤だったのに。
視聴率は芳しくないようでしたが、じんちゃんは毎週リアルタイムで!面白く拝見。
特命係長(高橋克典)が、総支配人だったのよね。 (*^_^*)
テレビで、ちょっとしたリゾート気分を味わえる、贅沢な作りやった。(←行った気になる)

優雅なホテル内を、バタバタと走り回る西内まりやは、なんだかなーだし、
先輩コンシェルジュの三浦翔平くんは、いささかクール過ぎたけど、、
その分、尾美としのりや浅利陽介くん(←『金田一少年の事件簿』のミステリー研究部部長)の温かさが、心に沁みた。
そうして若村麻由美!
彼女の芝居は、いつ見ても期待を裏切らない。

数年前に放映された、松本清張のスペシャルドラマ 『強き蟻』。
米倉(涼子)版以前に、若村(麻由美)版があって、ラスト10分位しか見れなかったのに、すっかり魅了された記憶が。
’なんかやってくれるゾ’感のある、楽しみな女優さんです。
ちなみに、『ホテルコンシェルジュ』での彼女の口ぐせ、「Not elegant!」は、息子がよく真似していたわ。

スマイル♪

2014年11月05日 09時44分13秒 | 受験・学校
10月末からの学祭ウィークを超え、ホッと一息。予定していた日程をほぼクリアしまして、満足感でいっぱいでございます。

今年は新たに2校、学祭体験をして参りました。そのうちの1校は、訪れるのも初めて!兵庫の片田舎に棲息している身としては、神戸は圏内なのですが、大阪・京都となるとねぇ…もう立派な行楽地で。

JRで新大阪と京都の間に位置する駅へ降り立ち、そこからバスで20分くらい?小高い丘の上に、その大学はありました。「一体どんな所やろ~」親子共々、興味津々よ。

ここの学校はね、食堂やカフェテリア、トイレなんかが清潔で、心地良いのが印象的。「暗くて薄汚れたボクの学校の厨房と全然違う…」息子が苦笑しておりましたもの。医療系の学校だからか総体的に、お年寄りに優しい造り。母も、連れて来たかったなぁ。

雨の所為か、模擬店は中庭を取り囲む部分のみ。展示もほとんどなく、学祭というには小規模の内容でしたが、子ども向けの薬剤師体験や、お遊びコーナーは充実していました。お年寄り OR ちっちゃい子、目線下げ過ぎ?の感はあるけれど、それがこの学校の持ち味なのかしらん。これから進路を決める学生向きのアトラクションや展示があれば、ぐっと良くなると感じた。

「コスプレをしてる人が、ほとんどいないねぇ」「模擬店12時からなんて、やる気あんのか?」数日前に、自身の学祭を存分に楽しんだ息子は、何かとウルサい。確かにせっかくのイベントなんだから、もっとワッショイ感があっていいし、専用サイトをバッチリ作っているK大やH大に比べると、事前の告知も薄く、勿体ない気がしました。しかし掲示板に市バスの時刻表を張り出していたのは、この学校だけ。ああ、現地へ行けばわかる芸の細かさよ。

食堂の椅子は、背もたれがパステルカラーの優しい色合いで、心癒されます。模擬店回りをしたくて、軽めのラーメンにしたのですが、アッサリ系のだしで、じんちゃん好みだった♪GOODな食堂体験をして出てきますと、向かいには小奇麗な本屋。いいねぇ!!学内に本屋があるなんて羨ましい。平積みしている本も薬大らしく?『化学探偵Mr.キュリー。』こんな本、存在しているのも知らなかったよ。K大の学祭でミステリー同好会に紹介してもらった円居挽(まどいばん)さんもだけど、現地ならではの情報をキャッチするのは楽しい。次回は、もっとじっくり探索したい。

カフェテリアには、コンビニが併設されているのですが、その品揃えの豊富なこと。おらが村のコンビニより、整っているじゃないか!つくづく贅沢な環境だわ。カフェの一角で、足に車がついたコロコロ椅子を、目ざとく見つける子どもたち。「うわぁ快適~♪」と寛ぎまくってました。

私たちには、さらなる目的が。学祭の目玉となるLIVEのゲストが、FLOWだったのだ~。リビングにあるパソコンで、息子が彼らの曲(交響詩篇エウレカセブン主題歌『DAYS』)をよく聴いておりまして。その美しいメロディーラインに、じんちゃんKNOCK OUTされちゃった。しかしまぁ数年間は、youtubeで満足していた訳ですよ。

転機が訪れたのは先月。きっかけは、華原朋美のコンサートでした。会場で配られたイベント誌を、帰宅して眺めておりますと…「あ、FLOWがY大に来る!!」「本当!?」奇しくも春から親戚が通っており、学祭へは行く予定だったのです。「せっかくだからLIVEも見て来よか。」「見る見る~~~」きっとね、ご縁という下地があって、それに追い風が吹いたから、つつーと進めたと思うの。ホント運命の扉って、どこに隠れているか、わかりませんねぇ。

FLOWのライブは、素晴らしかったです。じんちゃんお気に入りの『DAYS』は2曲目に♪コアなファンばかりじゃないのを意識してか、比較的知られている曲で構成されていて、助かった~。何やら聞き覚えのある懐かしいイントロも登場。「この曲知ってるわ。ミステリードラマの主題歌よ。金田一少年だったかな…」「探偵学園Qじゃない?」(←娘)「そうだった!」主演の神木隆之介くんはじめ、志田未来、山田涼介、見た目もポジションも、デッカクなっちゃったので、続編は望めないかなぁ。山本太郎も、あらぬ方へいっちゃったし。

『COLORS』(コードギアス主題歌) 『Re:member』『GO!!!』(NARUTO主題歌)アニメ主題歌を数多く手掛けているFLOWのライブに、子どもたちは大喜び。かと言って、客層はオタク系でもない。健康的な野郎ばっかの集団が、目を惹きました。たまーにカップル、そうしてノリのいい姉さん。

真っ赤なタンクトップのノリのいい姉さんは、がっしりした二の腕を出し、こぶしを振り上げていたので、開始早々娘がチェック。「ねぇねぇあの人、スゴいわよ。」ロングヘアを背中に垂らし、首にはYAZAWAのようにタオルを引っかけていた。「うーむ。只者じゃないわね。」ひょっとして同世代かな?と、思ったのだけど(←すんませんっ)。いやはや、むっちゃパワフルな人だった。

私も久々に、こぶしを振り上げ、跳びました。ひゃっほぅ、ストレス解消になるぅ~~~。若者に混じり、年甲斐もなくはっちゃけていたら…帰宅後発熱しました。寄る年波には勝てませんねぇ。

ボーカルのイケメンお兄さんは、とっても盛りあげ上手でした。ギターのお兄さんはお茶目!そうして、もう一人のボーカルは、声が素敵だった。早くもデビュー12周年になるそうで、「LIVE大好きだから、これからもこうしてお客さんとのつながりを大切にやっていきます」と。うんうん、これからも5人仲良くネ。

さて来年は、どんなゲストが訪れるのやら?興味あるアーチストが、来てくれるといいなぁ。


OGPイメージ

Flow - Days

opening del anime Eureka Seven....
version en vivo y acustica muy bue...

youtube#video

 


VIVA!学祭

2014年10月24日 19時10分00秒 | 受験・学校
秋もたけなわ、学祭シーズン到来ですよ。今年も子どもの学校に加え、友人知人の縁を辿り、大学へ出没する予定。行きたい所へ行き、会いたい人に会う、それがここ数年のモットーなのです。

シーズントップに控えているのは、息子の学校の文化祭。去年はね、中学時代の後輩や妹の友だちが加わり、賑やかな1日となりました。時間もお金もかかる… そんな状況の中、はるばる地元から足を運んでくれたのは、ありがたかった。

大人たち(夫&私&ママ友)の見学は、機械工学科の実習場所である工場からでした。3Dプリンターに、ピタゴラ装置、6足歩行ロボットと、ノッケから軽く心をつかまれた私たち。3Dプリンターなんて、まだあんまり浸透していなくてね、「噂には聞いてたけど、これかぁ。」ママ友と、じっくり見入ったもんです。「デザインしたものを立体で作れるんだって。」「じゃあどんな事に使えるのかっていうと、パッと浮かばないねぇ。」「ボタンを作ったり?」「クッキーとかオリジナルの型作りに利用する女性もいるらしいよ。」身近な所で懸命に用途を探っていたのが懐かしい。

工場では夏休み中も、作業着姿の学生が頑張っているとの事でした。秋に開催されるロボットコンテストへ向けての追いこみ作業なのだとか。ちなみに今年も、学祭開催中に近畿地区大会があり、熱戦が繰り広げられる模様。競技課題はロボットによる「そばの出前」で、お盆に高く積み上げられた蕎麦の蒸龍(せいろ)を、3つの障害物を乗り越え制限時間内に何回運べるかを競う。30年近く続いているロボコンともなると、課題を考える側も大変ですねぇ。ちなみに、全国大会の舞台は、ナント両国国技館!(←相撲かい)

都市工学科では、液状化現象の説明を受けました。担当の学生さん(女性)といくらか打ち解けた頃、「ところで都市工学に草刈正雄に似た先生がいない?」と質問してみたら「ああ~」と笑って「あの先生は転任なさったんですよ。」「えーっ、いなくなっちゃったの?イケメンだったよねぇ。」傍らでクスクス笑うママ友に、「だって一般人でなかなかいないわよ、草刈正雄。」(再び女生徒へ)「去年の入学説明会の時、進路相談で何人かの先生が座ってはって、おばちゃんな、吸い寄せられるように彼の前へいってしもてん。」「あはは。」「私たちの担任だったんですよ。」「あんまりお話上手やなかったけど。」「わかる気がします~」「隣にいた田山涼成風の先生が上手かったわ。電子工学科の。わかる?」「田山涼成がわからない。」

本校出身とおっしゃった田山先生は、「得意科目は理科と社会。数学はあまんまり…」という我が子と似た状況だったそうで。「ただ得意じゃなくとも、数学や理科が好きであってほしい。毎日90分の授業がありますから、数学嫌い・理科嫌いの子には辛いです。」 理系の学校なので、国語や社会といった本来の得意科目(利点)を切り捨てることにならないか?そんな環境の中、果たしてやっていけるのか?といった不安を口にした所、先のことも見据え、いろいろアドバイスしていただきました。午前中からお昼にかけみなさんヒマヒマで、草刈先生と田山先生には、すっかりお世話になってしまった。

さて、女生徒さんと楽しくおしゃべりした後は、鳴き砂の展示コーナーへ。踏みしめるとキュッキュッと音がなる鳴き砂が、京都の海岸にあり(琴引浜)、そこから持って来た砂をビンに詰め展示しているのです。ここでは、男子生徒が小さなすりこぎを使い、音が鳴る実演をしてくれました。「耳をすましてください。ほら、キュッキュッと音がするでしょう?」「君たちが京都から持って来たの?」「いや、これは学校にあったんです。」 ズルっ

「こういう海岸が日本にはいくつかあります。もし行かれることがあるなら、砂を詰めて持ち帰るといいですよ。」「記念になるのね。」「たまにこうやって、音を鳴らしてみてください。」「当時の記憶がよみがえる?」「潮騒のメモリー♪」「上手い上手い。せやけどそのネタ、来年はきびしいかも~」「ホンマですねぇ。」話題になっていたドラマの挿入歌(BY『あまちゃん』)を、どこかで仕掛けようと考えてきたのでしょう。健気やなぁ。私と夫の間では、「落語のようにキレイにオチた」と好評でした。都市工学は内容が壮大過ぎて、実地の披露は難しいものの、街づくりなので夢があって楽しそう。測量とか地味な仕事がベースになっているのだけどね。

電気工学科では、放電実験を見学。バチバチっと火花が飛ぶので見ていて楽しい。「ポケモンで、ピカチュウが10万ボルトだ!と言っていますが、それくらいでは敵を倒せるような威力になりません。」さらに応用化学科では、「ドラマなどでクロロホルムを染み込ませたハンカチを当てられ気絶するシーンがありますが、効き始めるまでに2,3分かかります。それだけ嗅がされていたら、気絶どころか生命も危ない。名探偵コナンにもよく出てくる設定ですが、あれは嘘なんですね。」空想世界を覆すネタばらしをしていたのが、可笑しかった。息子にその事を指摘すると、「夢を壊したととるか、そこが面白いととるか。面白いと思える子が、この学校に向いているんだよ。」

今ではエンジニアを目指し、日々奮闘している息子も、受験の折には辿りたい道がスッキリ決まらず、悩んでいました。明確な方向性を持つ学生は幸せ。文系か?理系か?といった選択肢のみならず、子どもにとってどういった環境が見合うのかも、気になるところです。規律の厳しい地元校で、折り合いをつけることや逃し方を学んでいくのか。それとも、自己責任と背中合わせの開放的な校風の中、自分なりの個性を伸ばしていくのか。蓋を開けてみなければわからないこともありますしネ。「今後の数年間の居場所になるのよ。悔いのないよう選んで。」ヤキモキしながら見守るも、当人は最終学年故の想い出作りに余念がなかったりして。

それでも秋を堺にようやく志望校を絞ることができまして。最後の決め手となったのは、まさかの文化祭でした。 「ああ~面白かった。5年もあんな行事が体験できるなんて!」 興味津々でコスプレ大会を覗いていたら、いつしか在校生と共にステージ最前列へ。やがてペンンライトを手渡され、気付けば円陣組んで踊りまくっていたトカ。余程、熱気溢れるステージだったのね。

【ももクロMV】行くぜっ!怪盗少女 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER/IKUZE! KAITOU SYOUJO)

ちなみにアイドルに扮していたのは、ほぼ男子生徒。そんな環境は今も変わらずですが、楽しんでもいるようで「男同士のポッキーゲーム、結構盛り上がるゾ」と嬉しそうに報告。かと思えば、地元の男友だちと遊んでいる時「お前距離が近いって〜!」と言われ 、「軽く傷ついた。ホモちゃうねんけどな~ (^_^;) 」それも青春。されど青春。

同窓会

2014年09月01日 13時21分37秒 | 受験・学校
みなさん、お久しぶりです。じんちゃんは、元気に過ごしています。

近況報告としては、おろらく卒業して以来?初の!同窓会へ行ってきました♪楽しかった~。と言っても女子校なので、ロマンティックな要素は、皆無なんですがね。しかしまぁ、美しくなった同級生を眺めるのも、目の保養だ。(レズちゃうで!)

学生時代の友人たちとは、東京へ行こうが、名古屋で暮らそうが、つながっていて。かれこれ30年以上の付き合いですよ。今でも本を貸しあったり、映画を観に行ったり、メーリングリスト(仲間うちのメール配信)でおしゃべりしたり。関係が長いだけあって、時に不穏な空気が漂うこともあるのだけれど、それでもどうにか、保ち続けておりまする(笑)。

今回の同窓会ではね、いつものメンバーじゃない人とも、お話できるといいなぁと考えていたの。ところが、当日までの調整で予想外に労力を使い、会場へ着いたらホッ。違うグループの人たちとは、結局ほとんど会話できず…。おばちゃんをまとめるのは大変だ~。それでも馴染みの友人が、楽しそうにしていると、気持ちが和んだ。一緒に参加できて良かった、と心から思えた。

そんな中、「テレビで『少年H』見たよ!おじさんってどの人だったの?」母校に関する集まりで、顔を合わせていたSちゃんが、その時の会話を覚えていて話しに来てくれたり、「いろいろ声をかけてくれたんだって?幹事のMさんに聞いたよ。」友だちの友だち~で、2次会もご一緒することになったIさんが、ねぎらいの言葉をかけてくれたり。そういうのがとっても嬉しかったし、ありがたかった。

次回の同窓会予定は4年後。その時は当日会場まで、気力も体力も温存しておこう~

さて、2007年8月より、こちらのページで書き続けていたESSAYですが、ブログ人のサービス終了にともない、お引っ越しをすることになりました。OCNコミュニティには、Cafe時代からお世話になり、そこで出会った方々との想い出もいっぱい。だから本当に残念なのですが、間借りしている身としては仕方がない。早く持ち家をゲットしたいものだ… その前に、しっかりした家主さん探そ!

行ってみよう、やってみよう♪

2013年11月22日 10時35分03秒 | 受験・学校
1ヶ月が経過するうち、秋も深まって参りました。じんちゃんは、週末ごとのお出かけに、いささか疲れ気味。やはり、寄る年波には勝てませんなぁ。まぁ適度に休息を挟みつつ、実りゆく秋を楽しもうと思います。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋…堪能できる対象はいろいろあれど、最近ご縁があるのは、こんな分野かしらん。

先日、コスプレ喫茶へ足を踏み入れる機会が訪れまして。いや~オモロかった。だって、めったにできない体験なんだもーん。兵庫の片田舎から、はるばる出かけて行った甲斐があったヨ。電車を乗り継ぎ、また乗り継ぎ、aikoの歌になった三国駅を通過してねぇ。。。

同行していた息子に、「なぁこの駅、aikoの歌に出てくるねんで」とサビの部分を口ずさんでいたら、しばらくして、まったく違う歌だったのに、ひっそりと気づいた。 地味な出だしよりサビの方が分かり易いと思ったのに、とんだしくじりだ。子どもに嘘ばかり教えているので肩身が狭い。一度でいいから『Doctor-X』の大門未知子(米倉涼子)のごとくカッコ良くキメてみたい。「私、失敗しないので。」

さて阪急宝塚線の、とある駅に降り立ちまして。そこからは、友人の案内で目的のエリアへ。敷地自体には、5分足らずで到着するのだけどね、その先が、とてつもなく広いのよ~。なだらかな石畳をゆけば、右手にお寺やアパートが。さらに歩みを進めると、今度は池が見えてきた。ここは街ですか⁉︎

「緑が多くて素敵な環境だねぇ。」「ゆったりしてるのは、ええんやけど、移動が大変らしいわ。」そんな会話を交わしていたら、いつしかメインストリートへ。そこには、テントを張った出店がギッシリ。「結構な賑わいだよね。」「この界隈をぶらぶらしてるだけでも、お腹が膨れるよ。ねぇ、どこから回る?」「広過ぎて迷うなぁ。」

まずは、おぼろげながらでも全体像を把握したい。そう考えて、とりあえずメインストリートを辿っていくうち、一角から現れたのは、ピンピカの研究所。「ひゃ~すごーい。こんな建物があるのぉ?」こちらの概念を覆す構造に、息をのむ。たまには外の世界も、眺めてみなきゃいかんねぇ。片田舎に生息していると、井の中の蛙状態だもの。

そのスケールに目を見張りながら散策しておりますと、ブォォォォ~ン。傍らの道路を、カートに乗ったスーパーマリオが、駆け抜けていきました。車が走れるんだ。。。 マリオじゃなくて、そこへツッコむんか~い!敷地内をざっと見学した後は、プラネタリウムへ立ち寄ったり、占い処を覗いたり。で、その極みが「せっかくだから、どこか行きたいところはある?」と友人に問われ、セガレが探し出したコスプレ喫茶だったのネ。

コスプレって何やねん。いぶかしみつつ現場へ行ってみると、「満員です」。受付から見渡した店内には、ナースやポリス、メイドの格好をした女の子が、所狭しと歩き回っている。「しばらくお待ちいただかなくては…」ときたので、息子に「どうする?」中を示しながら尋ねたら、満面に笑みを浮かべ 「待つ」。そりゃあもう、心の底から嬉しそうに。あれは紛れもなく、男の表情だったね。

やがて順番が来て、席へ案内される。メニューのボードを手に取ると、飲み物や食べ物の他に、ウェイトレスを選択できるようになっており、ナース、女子高生、ポリス、メイドといった内訳が。友人は女子高生、私はドSのポリス、息子はメイドを選択して待ちました。さらなるオプションには、’告白’ ’ビンタ’ ’あーんして♪’ ’写真’ などの項目が。ウェイトレスの指名だけで+100円。こういったオプションで、+200円~500円。ん?なんか単価安いぞ。

実はここ大学なんです。 私たち、学祭へ来ていたの。しかし、よくできた趣向やねぇ。女の私でも、ポリスのお姉さんの格好を見て、トキメいてしまいましたから~。ミニスカからスラリと伸びたおみ足。黒の網タイツ姿にキターッ、男の子ばかりのグループなんて、絶対楽しいと思う。壁には、その日の最高額が表示されており、13000円となっていました。(←よう使いはったなぁ~)

私たちは絡み辛い客だったらしく、ドSのお姉さんが 「さっさと食べな!」注文したものを置いていった後は、ひっそりと放置されていたのですが、気を利かせた女の子が、「あの~楽しんでいただけてるでしょうか?」声をかけてくれまして。それをきっかけに話しておりますと、彼女がナント!陰のボス、企画立案者だったのでした。

’ただのメイド喫茶なんてつまらない!’と、今回の形式にしたそうで。日頃はお堅そうな女の子たちで構成されてるってのがまた、萌え~なんだよね。メンバー全員、法学部の学生さん。その反動でこうなったのか。はたまた、おかしな客が来た時に日頃の勉強の成果を発揮するつもりなのか。「『リーガルハイ』の広末涼子みたいに」 (←私)「退室を命じます!なんてな。」 (←息子) そんな風に想いを巡らすのも、一興だった。

「来年の文化祭で、逆バージョンをやってみたら?」息子が通う学校は男子が多く、とりわけ彼が在籍する学科は、男女比率が37:3。そんな環境の中、できるコスプレってなんやろ〜。「女性に好まれるものなぁ。」医者や自衛官、警官にパイロット、それから執事♪「自衛官は今、人気らしいよ。コンパ相手で一番望まれているんだって!」何気に詳しい友人の情報にウケる。一体どこで仕入れてくるのか。

「息子クンのおかげで変わった体験ができたわ。女同士じゃ入り辛いもんね。」こちらこそ、校内の要所要所で、いろんな説明をしてもらって、ありがたかった。「大学っていうより企業みたいだった!」とはセガレの弁。学部によっては、校舎じゃなくてビル。友人の息子さんが在籍する基礎工学部や理学部は、建物そのものも美しく、入口にはオシャレなガラスの案内板があり、ちょーかっこよかった。「あ、ポストだ」まぁここまでは、他の大学でもあるかもしれない。「確か郵便局があったはず。コンビニもね。」

学生さんは、思いの他ノリが良く、そうして礼儀正しかった。バンドでもアカペラでも、ダンスでも、趣味でやっていることのレベルが高い。何にでも全力投球!真面目な学生さんが多いんだなぁという印象でした。鉄道研究会の緻密な模型や体験運転には、子どもたちの目が輝いてた。「やーん。名鉄電車や~懐かしいわぁ」「遠出をする時、パノラマカーに乗るのが楽しみだったよな。」壁に飾ってあった写真の中から、長年住んでいた地域の列車を見つけ、息子と感激。

その後、写真、漫研、電子工作、レゴの展示を見学。それにしても、小さなお子さんを抱っこしたパパママが、いたるところに。近隣の方々ばかりやないでしょう。 ’母校へのリピート率高し’ と見た。息子は、廊下で客引きをするコスプレ組に目がくぎづけ。アニメやゲームでお馴染みのキャラクターに扮した学生さんに、度々撮影許可を求めていたのだが、「女の子ばっかり」と友人にツッコまれ、やむなくカメラに収めたガスマスク姿のお兄さんに、ご縁があったようで。。。

「あの後、違う場所で会うたんやけど、手をふってくれたよ。」しばらくして…「今度は離れた所で見つけてん。おーい!って手をふったら、オーッ!とふりかえしてくれた。」 怪しげな姿とはウラハラに、愛想のいいガスマスクさんなのだった。それにしても男同士、ひっそりと交流を温めていたのね。

息子が校舎を回っている間、私たちは外へ出て、木陰でおしゃべり。やはり旬の話題は、共通の友人に、赤ちゃんが生まれたことだった。 「うちには、国民年金の案内がきたよ。」「20歳違うんだもんね。」「彼女からのメールを読んでいると、赤ちゃんを取り巻く環境が私たちの頃とは違って、びっくりすることがある。予防接種にしても、オモチャにしても。」「時代は、変わっていくからねぇ。」

それは思春期の子どもも同様で、友人の息子さんたちがかぶらなかった波を、うちのセガレはまともにくらった。中3の時、部活仲間を発端に広まったLINEである。進路を決める大切な時期なのよ!歯噛みする親の心配をよそに、子どもたちは、つながる楽しさに一気に溺れた。

そう。’step by step’ じゃないんだよね。親としては、段階を踏んで大人への階段を上ってほしいものの、諸々の事柄が押し寄せてきて、パニックになる。iPod購入に至るまでだって、すったもんだしたのに、春休み中の外出やら、女の子との交際やら、心配の種がわらわらと。本人は、思春期特有のつんつんした棘を身にまとっているしさー。伝えたい気持ちはあれど、上手く伝わらず、ガタピシ衝突。お互い涙を流し、ぶつかり合ったこともあった。「負けちゃダメ」母仲間にはそう言われたが、ぶっちゃけ辛かったよ。

「大変そうだねぇ。でも、ある意味まっとうな形の成長だよ。」「フツーだよね。」「うんうん。極めてフツー。」「今まで仲が良かっただけに辛いんだと思うわ。」「しかし女の子にシッシッって言ってる様が、まるで 『下流の宴』の黒木だね。」「黒木じゃなくて泰葉。今は己を磨く時。女とチャラチャラしてる場合か。もっと精進せい!と、小朝に怒ってた泰葉。」(←私)「ぷっ余計に可笑しい。」

そんな友人たちに、サクラサクの報告ができ、そうしていつしか、息子との軋みも落ち着いていった。念願の学校に通い出し、親元からいささか離れる結果となったのが、良かったのかもしれない。相変わらずiPodは手放せないようだがー いじりながらも、家族の会話に入ったり、ドラマを目で追っていたりする。「お兄ちゃん、何気に加わってるよね。」家族の一部始終を、不安げに見つめ続けていた娘が、最もホッとしているようだった。

心配の種は、変わらず日常の淵に存在している。何をきっかけに、それが芽吹いてくるやもわからない。魔に魅入られる可能性は、誰にでも -それこそ私たち大人にだって- あるのだ。そんな時、どこかで踏みとどまれるのか。危うい領域へ陥ってしまわない、その境目は何なのか。どういったモノが、自分をつなぎとめてくれるのか。-私が私を裏切ることがないように-主人公の哀しい祈りに、ページを開いたまま想いを重ねるうち、今日もまた、秋の夜は更けていくのです。。。