JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

My essay,My life -水瓶-

2012年10月23日 12時43分24秒 | My essay,My life
先月の前田敦子泥酔報道。人ごとじゃあないね。「とったぞぉ~!」 よゐこ濱口のごとく、文春記者が叫んだのかどうかはおいといて…’或る「小倉日記」外伝デケデケデケ’を書いた折、誰からもツッコまれなかったのですがじんちゃん、密かに酒復帰しておりますの。そんなコッチャロとおもた~ってね、失笑されるのがオチでしょうが、まぁ聞いてくださいな。

あれは昨年2月のことじゃった~ (←常田富士男かい)。齢43にして、急性アルコール中毒で病院へ運ばれちまいまして。さすがにこのままではまずいと、断酒宣言をした訳です。ところがね、翌月のホワイトデーに、夫からこんな品を贈られた。http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000020083/

愛深き?夫は何をする人ぞ。ったく、酒をやめる言うてる相手に、嫌味かいっ。( `д´) しかし美味そうやなぁ。一体どんな味やねん、ショコラビールて。さて飲むべきか、飲まざるべきか、それが問題だ…まっことショボいテーマにハムレット気取りで悩んだ挙句、「やっぱりやめとこ」恨めしげなる面持ちで、収納庫の奥へと仕舞い込んだ。

それから約5ヶ月、じっくり熟成させまして。残暑厳しい夏の終わりに’ふぅ、今日は朝から頑張ったー。こんな日は、自分にご褒美をあげたいわぁ’ そうそう、いいモノがあるじゃないかってね、アッサリ開けてしもた。

それでもしばらくは、自宅だけの楽しみに留めていたんですよ。奇しくもその頃、叔父の遺品のジョニー・ウォーカー 青ラベルがありまして。酒の友になるような献立の際には、ショットグラスに氷を入れて1杯のみ。これがすっごく、まろやかな味わいなのぉ~♪「ねぇこのお酒、舌がピリピリしないよ。」 夫に申しましたら、「ピリピリするのは安酒だ! 僕は毎日そんな酒を飲んでいる。」 いや、そこで胸を張られても。

こうしてホームグラウンドでひっそり、その実着々と、華麗な滑り出しを見せていたじんちゃん。とは言え、アウェイでやらかしてますからねぇ。完全復帰にゃ、やはりためらいがある。で、しばらくの間大人しく過ごしていたのですが、そのうち外で飲まずにいるのは、家の中より難しいことに、気がついた。

「なぁなぁ、知り合いから声をかけられたんやけど、ワイン飲みながら焼肉食べへん?」「それがねぇ。。。 私、お酒やめてるのよ。」「えーっ!?そうなん? ゴメンゴメ~ン。」事情を把握していない友人は、オモロそうな企画を持ち込んでくるし〜「何で飲まへんのや?」「いや、ちょっと…」「寂しいなぁ。一人で飲むのん、つまらんなぁ。」オッチャンのぼやきには、付き合わなならんし~

どうやら自分の現状、それに纏わる思いが周囲に行き渡り、さらに理解を得るには、随分な時間を要するらしい。それまで折あるごと、辛抱強く説明を続けねばならず、次第にですね、ああ~めんどくさっ ’いちいちんなことやってられるかボケ!’(『アウトレイジ』の西田敏行を、思い出しながら読んでネ)あら、魅惑の人妻としたことが。

そうしてそのうち、問題を避けて通るのが果たして本当の解決になるんやろか、なんて考え始めた。自分にとって程良い付き合い方を身に付ける。’それができりゃあ、苦労はしねぇーよ’かもしれないが、できるなら、それに越したことはない。

モノをモノとして扱えるか-酒その他に呑まれずにいられるか(脱依存)-というのも、感情のコントロール。あ、これ偶然手にした著書(中谷彰宏さんのhow to 本。ヤケクソのように出しておられマス)にあった解釈なんだけれどね。http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-67274-8

それまで感情のコントロールと言えば、気分の浮き沈みの話だと思っていたじんちゃんは、なるほどなぁと。振り返ってみるに、酒にとどまらず、いろんな事柄がここに結びついていたのだった。まずは、己の器を知ろう。はて、どれくらいのものかしらんと、心の内を覗き込んでみると…ちっさ!こりゃあ、すぐにオーバーフローするはずだ。しかしまぁ、それが私なんだから。無理にデッカク振る舞う必要もないのよね。うん。

ちなみに知人が気を配っているのは、「休みの日も5時まで酒を飲まない」。でもって夜は早く寝る。生涯現役を標榜する知人なりに、心に決めたルールなのだ。相変わらず、酒量は多いようだけどサ。何から逃げるために、あんなにお酒飲むのか…映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう』で、主人公の母親(香山美子)がため息混じりに漏らすセリフ。わかるよ。傍で眺めている者の、偽らざる心境なんだよなぁ。当人には、そうせずにおれない理由があるのだろうが。

同病相憐れむか。アンタにだけは、心配されたないわぃ!と返されそうなので、この辺にしておこう。さて、小復帰からさらに月日が経ちまして。ついに⁉︎学生時代の友人たちと、夜の街へ繰り出す機会が、めぐって参りました。また例のごとく、いろいろ起こるのよねぇ、珍事が。ぶはっ。