JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

FIN

2016年09月30日 01時52分15秒 | in the forest
虚しい想いをしたことに関して、かつてのような温度で再び向き合うのは、私にはできない。某ドラマの主演女優のセリフみたく「昔より自分が傷つかなくて済むよう」考えてしまうから。

エッセイやブログは、もはや友人たちの窺い知れぬ場所で、ひっそり綴るのを望んでいる。携帯電話は、必要とされる場面が訪れぬ限り、鞄の底かベッドの上へ置き去りにしている。親しくなりたい、なれそう…な人が現れても、一気に関係を詰めるには、二の足を踏む。

水くさいと言ってしまえばそれまでだが、それぞれに、そういった境地へ至る理由があり、ちょっぴり若かった頃のように、無防備でいられなくなった。

今の時代、文明の利器を通して人との交流を謳歌するのは、楽しいだろう。が、私の身の丈には、この位でちょうどいいのかなぁとも感じる。

すべてに醒めてしまった訳じゃない。根底にはアツい想いが横たわっているのだが、自身を絡め取るようなしがらみからは、自由でありたい。あの時、しんどい思いをした…という轍を、できるだけ踏みたくないのだ。

こんな私だが、それでもどうにか誰かと繋がっている。自分なりのスタイルとペースで、一歩一歩の状況だけども、’繋がる人とは繋がる’ と、ほのかに希望を残しつつ。

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