心理面で言うとアイデンティティー・クライシスが
起こっていたんだなあ。
ボクがボクであることの証明がとれない。
ボクを失ってしまっていた。
こいつはおそらくボクの幻聴になったかもしれない。
ボクが失ったものがボクを襲ってきたような感じだった。
たぶん以前のボクは凄かったんだろうなあ。
いまのボクじゃあ想像がつかない。
いま思うとよくあんなことをしていたなあと思う。
ある意味うちの高校のクラブじゃあ伝説にされていたから
バカだったんだろうなあ。
いま思うとボクは失い
そして新しいボクになった。
でもその断絶されたボク？は
受け入れることが難しくて
ケセラセラという度量もなくて
声は生まれてきたのだろう。
そしていまやっといえるのかもしれない
ケセラセラって…。
愛をいまだに難解に思うボクは
まだまだなんだろうけど
悩んだりふらついたり
葛藤したり落ち込んだり
青春時代に忘れていた感情たちが
いまはボクにはある。
あのころより体力も頭の回転も
すべてが劣るだろうけれど
いまのボクのほうが人間らしくて
そして異常に弱い。
でもそれはそれでケセラセラやなあ。
挫折も、悩みも、葛藤も、弱さも、不安も
テンションの浮き沈みも
全部青春時代に置き忘れてきたことを
いま授かっている。
ボクがボクである確かなことは
こんなに弱いから気がついたことなのかもしれない。
そして妻がいて
僕は妻に弱く
嫌あボク自身にも弱くて
まあええや
ケセラセラや。
こうして未来が続いていくのかな？
まあ、生きてるし良かった。うん。良かった。