ただ吐き続ける中で 妻が僕を支えた.
ただ吐き続けるという僕の症状の介護をしてくれた。
ただ吐き続けるという中で 作業所の人が支えてくれた。
ただ吐き続けるという中で ヘルパーさんが支えてくれた。
僕はただ吐き続けた。 吐き続ける夢の中で今年一年をこした。
そして多くの支援者がいることに気がついた。
支援者たちは賃金などの条件などについて
一般の障害者のおかれている立場を
話したりしていた。
障害を持つものの生活の困難さを皆が話していた。
僕は何故か吐き続けながら 腹筋をはじめた。
支援者たちは不思議そうに見ていた。
吐き続ける中で言葉が出せないから
手話で話そうとした 支援者たちにはわからなかった。
障害者は理解されにくいことの想像がたやすくできた。
吐き続ける夢の中で多くの困難が 支援者や僕の身に起こった。
自立支援法の施工の中社会が暗中模索していることを思わせた。
吐き続けた夢を見終えて目が覚めて 何かが変わったような気がした。
何を怒っていたのだろう。
多くの支援者が君の周りにも 僕の周りにもいる。
ただ吐き続ける夢を見て 一番に駆けつけたのは妻だった。
君にも支援者がいる。
そして僕にも支援者がいる。
誰も孤独なんかではない。
パソコンの画面の中。
ちょっとした買い物の最中。
作っている部品は大きな橋の一部かもしれない。
入力している数字は流通の要かもしれないし経済の基盤かもしれない
命を扱う数字を打っている人もいる。
誰も孤独なんかではない。
多くの支援者や仲間たちがいる。
吐くものがなくなって目が覚めたのか。
現実に帰ってホッとした。
本当に何を怒っていたのだろう。
妻に感謝したい。
仲間や両親に感謝したい。
友達に感謝したい。
苦しい吐くだけの夢だったけれども多くのことを学んだ。