それぞれのことだま

それぞれのひとがはなつことだまは

苦しみぬいたり

耐え抜いたり

いろいろと経験して

そんな中から

なんとかでてくる

ことだまはそのひとなんだ



検索したり

コピペをすれば

ことだまはいともたやすく

もっていくことができる

そう学校で習ったりもできるね



いろいろの体験を通じて

深い深いイドのそこから

やっとあふれる水のように

くみとられたことだま



ぼくのもとにひとのことだまがはいるとき

そのことだまは

わたしという異質のたましいのまえで

化学変化をおこし

わたしのことだまになるように

わたしのこころと反応して

なんや知らん

ことだま本来の意味よりも

相手との関係性において解釈される



戦後生まれのわたしは戦争は伝聞でしかない

震災から遠い大阪でもまたそうなんだ



そしていろいろと体験する

そのものごとは

あなたのことだまであなたをしめすんだ



うんとね

道往く人がすべて

地蔵になるんだ

つまり道しるべ

そのことだまを

関係性においてのみ解釈せずに

そのひとの歴史を通じて

深い深いイドからくみとられたことだま

それじしんを

もしあなたのこころが素直に

そうと知り聴くことができれば



簡単なようで難しい

むずかしいむずかしい話