ほんとうの電波少年

少年はコンセントに話しかけていた

なんだろうと素通りした

少年はパソコンに向かって話しかけていた

これは重症だなと思い素通りした

少年はコンポに話しかけていた

やれやれこれはいかんと目を閉じた

そう

彼が不思議なことを話し

そして理解できるまではそうだった

そんなことは物理的にない

そんなことはばかげている

そんな話妄想か病気だ

そう切り捨てていた

おそらく99.99999％の人は

純度の高い金なみにそう答えるだろう



彼は言う

電気はね。生きてるんだ。

はじまったと思った。

からだに血液が流れてるよね？

当たり前やんけ！

磁石でコリを改善したりするよね？

ピップのまわしもんか？

からだの信号はなんで送られているの？

ハ？

頭の中の神経は？

アカン。病気がここまで来たか。

じゃぁ、地球の磁場。

何の話や？

太陽の風と磁場。

アカン、妄想の世界に入りよる。

もうやめとけ

うん。

じゃあ、コンポにＣＤ入れて？

ハ～ン？

かかれへんやんけ！

あっそう。

音楽がかかる。

ふ～ん、コツがあんねんな。

　
昔テレビを叩いてなかった？

なんのこっちゃ？

接触わるいって。

あ～、あったな。

あのころって子供もよく叩かれてた。

なんのこっちゃ。

叩くにしても愛情があった。

ハ～ン？

おれ物理も生物もアカンから

ほんでなそのわからん

うん。

　








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まだこの話に落ちも何もできていないのでやめます

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