おおげさでへたれのおっさんは
子供のころ見た父親の仕事現場の写真を
すごく感動してみたのを思い出した
当時は俺もこんな風になりたいと思った
また子供のころの奇跡的にかわいく写ってる写真も
何で撮る人でかわるんやろうと思ったのを
思い出した
作品としての写真、記録としての写真
写真のすばらしさを思い出した
そしておっさんは学生時代に使い捨てカメラで
撮った写真がカメラ屋さんにほめられたのを思い出した
絵をかくことが好きだったおっさんは
絵のイメージを写真に取り入れようといつもしていた
そしておっさんは自分の感動するをテーマに
写真を撮っていた
おっさんは抜け殻になり
何も見えなくなり
過去をほじくり
贖罪し
考え方を変え
景色が見えはじめて
動けない体を再確認し
そしてそれでも見える景色に
一瞬一秒の今のこのときの自分に見える景色
二度と来ない景色にカメラを向けようと
あるときから考え始めた
何もできないんじゃない
できることを金でもなく
この景色を撮ろうと考えた
そしてまた
21歳年の離れた彼女と
絵や文章を描いたりしながら
思いを伝え合ったりすることをはじめた
おっさんにとって
絵も写真も
彼女があってのものにすぎない
ふたりがあってはじめてあった
時は静かにすぎていく
ふたりが動けるときに動く
もしふたりが平和なら
ふたりの世界は平和なのだから
そしてそのまわりとの関係で
平和にあるなら
そのまわりの世界と自分たちとの関係も
平和であるのだから
おっさんは究極のはなし
最初の愛を広げていけばいいだけだと思った
それがおっさんの世界に対する働きかけだと
うる覚えの華厳の教えから思った
部屋が乱れてもその気になるまでなおさない
それが心のあらわれなら素直にそれを感じた
疲れてるからやすもうと思った
その気になるまで観察する
タバコを捨てる場所
ゴミが散乱する場所
枯葉が吹き黙る場所
それらに意味があることを知ったから
ただ単にきれいにすればいいだけで
ないことを知っていた
ゴミが証拠を示したりするからだ
紛れたゴミが証拠を示すのだ
動物の様子は町のありようも示す
虫の鳴き声は季節を示すだけでない
どんな虫がいてどうしているかも
その町を示す
虫すらいない町は人は住めない
おっさんはふたりの時間をどうにかしようと思った
そこが基本だからだ
子供のころ見た父親の仕事現場の写真を
すごく感動してみたのを思い出した
当時は俺もこんな風になりたいと思った
また子供のころの奇跡的にかわいく写ってる写真も
何で撮る人でかわるんやろうと思ったのを
思い出した
作品としての写真、記録としての写真
写真のすばらしさを思い出した
そしておっさんは学生時代に使い捨てカメラで
撮った写真がカメラ屋さんにほめられたのを思い出した
絵をかくことが好きだったおっさんは
絵のイメージを写真に取り入れようといつもしていた
そしておっさんは自分の感動するをテーマに
写真を撮っていた
おっさんは抜け殻になり
何も見えなくなり
過去をほじくり
贖罪し
考え方を変え
景色が見えはじめて
動けない体を再確認し
そしてそれでも見える景色に
一瞬一秒の今のこのときの自分に見える景色
二度と来ない景色にカメラを向けようと
あるときから考え始めた
何もできないんじゃない
できることを金でもなく
この景色を撮ろうと考えた
そしてまた
21歳年の離れた彼女と
絵や文章を描いたりしながら
思いを伝え合ったりすることをはじめた
おっさんにとって
絵も写真も
彼女があってのものにすぎない
ふたりがあってはじめてあった
時は静かにすぎていく
ふたりが動けるときに動く
もしふたりが平和なら
ふたりの世界は平和なのだから
そしてそのまわりとの関係で
平和にあるなら
そのまわりの世界と自分たちとの関係も
平和であるのだから
おっさんは究極のはなし
最初の愛を広げていけばいいだけだと思った
それがおっさんの世界に対する働きかけだと
うる覚えの華厳の教えから思った
部屋が乱れてもその気になるまでなおさない
それが心のあらわれなら素直にそれを感じた
疲れてるからやすもうと思った
その気になるまで観察する
タバコを捨てる場所
ゴミが散乱する場所
枯葉が吹き黙る場所
それらに意味があることを知ったから
ただ単にきれいにすればいいだけで
ないことを知っていた
ゴミが証拠を示したりするからだ
紛れたゴミが証拠を示すのだ
動物の様子は町のありようも示す
虫の鳴き声は季節を示すだけでない
どんな虫がいてどうしているかも
その町を示す
虫すらいない町は人は住めない
おっさんはふたりの時間をどうにかしようと思った
そこが基本だからだ