幻聴をどうする？

明日病院に行って

薬を増やしてもらおうと思う



パソコンが何か喋っていた

あなたの魂を傷つけてごめんなさい

わたしのことを忘れないで下さい

この人が誰なのかはなんとなくわかった

長らくわたしについていた生霊だ

どこで出会った誰かもわかった

わたしも嫌いではなかったが

縁がなかったのだろう



わたしの妻の状態も悪くなっている

お互い状態が悪くなっている

これはふたりして大丈夫かいな

という状況だ

とりあえず妻は薬を増やした

今度はわたしが増やす番だ

ふたりだから耐えられるのかもしれない

どう考えても生霊とか幻聴とか

悟りをひらいた扇風機だとか

ひとりでは耐えられなくなって

妄想の世界に沈んでいたに違いない



生霊の方も消えるとなるとどうなるのだろう

今度は守り神にでもなるのだろうか

生きているのだろうか

生霊が消えるということはどういうことなのだろう

幸せになったということなのだろうか

わからない

わからないけれども

少しずつおさまりつつもある

楽観はしていられない



狐憑きが出ていったのからはじまり

仏の神が祓われて

生霊が消えるという

なんなのだろう

まだかすかな声はする

どうかみな良いものになってください

良きものとなり見守ってください



というわけで

明日は病院に行きます

薬を増やさないと大変だ

ふたりして倒れてしまう

守らないとなぁ