ものがたり

ひとは自分についてのものがたりを

無意識のうちにつくっていく

つらいときや苦しいとき

そうしたものがたりのなかに

どのようにくみこもうかと考える

自分のものがたりが認められないと

不満に思うし軽くみられているとおもう

ものがたりが自分でつくれるうちはいいけど

自分では考えられないほどの

つらいことやしんどいことが起きると

パニックになってしまう

なぜものがたりを必要とするのかはわからない

しかしものがたりが無意識にある

ものがたりは明日につづくのだ

ものがたりをこえたもの

ものがたりをこえたこと

そういうものごともあるんだけど

ものがたりがすきだから

無意識のうちにストーリーを作っていく

おいらは自分のものがたりを好きでいられるだろうか

ものがたりがあるから

じぶんのことを好き嫌いというのがあるのだろう

目の前にあることを

あるようにみれなくするのも

このものがたりのためのときもある

ものがたりは人々のあいだにもうまれる

そうしてみえるままにみえなくなるときがある

ものがたりを整理するとおさまることもある

ものがたりのなにを演じるかを

じぶんで考えるものもいる

動物たちはものがたりを生きているのだろうか

ふと疑問におもった

ものがたりが人生の最後にふってくるようなものではないらしい

ものがたりはみなが好きらしい

このみの話とそうでないのがあるらしい

真実をみえなくさせることもあるけど

それでもものがたりを無意識につくる

どうぞ面白い話にしてください

人生を感じるのは自分ですから

苦労すら楽しくなるひともいます

それをそういう話にしている人がいるからでしょう

すべてを話のネタにするくらい

そんな気持ちもいいかもしれません