映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『サンシャイン2057』

2007年11月19日 | Weblog
ふつう

ダニー・ボイル 監督
キリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス、ローズ・バーン、トロイ・ギャリティ、ベネディクト・ウォン、クリフ・カーティス、マーク・ストロング 出演

2057年。太陽の消滅が目前に迫り、地球は滅亡の危機に瀕していた。最後の希望は宇宙船・イカロス2号に搭乗した8人のクルーたち。彼らは太陽に核兵器を打ち込むことでその再生を行うという、極限の任務を任されていた。順調に航行を続けるイカロス2号だったが、そこに突然遭難信号が送られてくる。送信元はかつて同じミッションに失敗したイカロス1号。8人は協議の末、イカロス1号とのランデブーを試みようとするが…。

徹底的にリアリティがない作品。
最初にミスが起こるが、宇宙船のシステムにダブルチェックはないのか。
しかもこの乗組員たちが精神的に弱すぎるというか、哲学的すぎる(笑)。
人類最高の英知が集まっただろうに、なさけない人間が多すぎるのだ。

イギリス人の太陽に向ける想いは伝わるが、作品としておもしろくはない。

後半ホラーになるのだが、その説明も不足しているために、無理矢理の脚本のようにみえてしまう。
地球上のすべての核物質を使ったり、奇跡的に植物が生き残りそれを大事に思わせたり、くさいところが多すぎるのもいただけない。

東洋人が三人出てくるが、これはカットされた裏設定がほかにあったか、最初から欧米でのヒットを見込めず、東洋での人気に頼ったのかもしれない。

『スモーキン・エース』

2007年11月19日 | Weblog
よい

ジョー・カーナハン 監督
ライアン・レイノルズ、レイ・リオッタ、アリシア・キーズ、アンディ・ガルシア、ジェレミー・ピヴェン、ベン・アフレック、ピーター・バーグ、タラジ・ヘンソン、クリス・パイン、マーティン・ヘンダーソン、ジェイソン・ベイトマン、コモン、ネスター・カーボネル、ジョセフ・ラスキン、ジョエル・エドガートン、 トミー・フラナガン、ケヴィン・デュランド、モーリー・スターリング、アレックス・ロッコ、ウェイン・ニュートン、クリストファー・ホリー、スコット・ハルバースタッド、マシュー・フォックス 出演

ラスベガスで人気のマジシャン、エースは、ギャングたちと付き合っているうちに、自らもギャング稼業を始めてしまった。結果失敗し、あげくの果てに逮捕されてしまったエースは、終身刑を免れるためにFBIとの司法取引に応じようとしていた。エースの裏切り行為にご立腹のマフィア界の超大物・スパラッザは、 100万ドルの賞金を出し謎の暗殺者を調達する。だがその噂はすぐさま広がり、世界中のプロの殺し屋たちがエースを狙いはじめていた。一方、エースからマフィアの情報を期待するFBIは、エースの身を守れるのだろうか!?

殺し屋たちの群像劇。
もっともノーマルな殺し屋が最初にやられ、あとは全員ヒトクセあるやつばかり。
そのヒトクセを楽しむ映画。

写真は本筋とはまったく関係ないが、わたしがはまったシーン。カラテ・キッドもどきがいい。

日本語版で観たほうが、終盤の話は理解しやすいかもしれない。