映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『悪女』

2007年11月23日 | Weblog
よい

ミーラー・ナーイル 監督
リース・ウィザースプーン、ガブリエル・バーン、リス・エヴァンス、ジョナサン・リス=マイヤーズ、ジム・ブロードベント、ロモーラ・ガライ、ボブ・ホスキンス、アイリーン・アトキンス、ジェームズ・ピュアフォイ、ジェラルディン・マクイーワン 出演

貧しい芸術家とコーラス・ガールの娘との間に生まれたベッキー・シャープ。彼女は幼くして孤児となってしまう。だが、上昇志向の強いベッキーはある日、ピット・クローリー卿宅で娘たちの家庭教師となったことを機に、上流社会進出への道を切り開いていく。やがてロンドンに降り立ち、機知と妖艶な美貌を武器に男を次々と手玉に取っていくベッキー。そしてついに、権力者のステイン侯爵という強力な後ろ盾を得て社交界の花形となるのだが…。

イギリスの作家サッカレーの『虚栄の市』の再映画化。
ストーリーはおもしろいし、映像も美しい。
監督はインド系の女性監督で、原作(サッカレーもインド生まれらしい)を若いときに読んでいたそうで、立派な作品に仕上げてある。

女性の才能だけで社交界をのしあがっていく姿を、当時の風俗と会話をまじえて描いてある。


オリジナルの映画『虚栄の市』は、今ならyahoo動画で観ることができる。

http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00290/v01141/v0114100000000353789/

展開が早すぎてとまどうかもしれないが、基本は同じ。こちらのほうがコメディ要素が強い。