映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『シュガー&スパイス 風味絶佳』

2007年11月21日 | Weblog
ふつう

中江功 監督
柳楽優弥、沢尻エリカ、大泉洋、チェン・ボーリン、木村了、濱田岳、岩佐真悠子、サエコ、佐藤二朗、板倉俊之、光石研、奥貫薫、金田明夫、高岡蒼甫、夏木マリ 出演

東京・福生市。高校を卒業した志郎は“とりあえず”ガソリンスタンドで働く日々。自分を「グランマ」と呼ばせるアメリカかぶれの祖母は、“必需品”を連れてよくスタンドを訪れている。そんなある日、ガソリンスタンドに新たなバイトとして乃里子が入ってきた。彼女と一緒に過ごす時間が増えるにつれ、志郎は乃里子に、これまで味わったことのない感情を抱くようになる。一方乃里子も志郎の優しさに魅かれるようになり…。

純情な中高生向きラブストーリーか。

女のところに元カレがやってきてそこに今カレが仕事から戻ってくる。ここまでならば、よくあることかもしれない。そこに、東京を離れた友人が夜なのに突然やってくる……。
職場に退社の挨拶に女が来たが、すれちがいで遅れて男がやってくる。女を追いかけるために自転車で駆け出す男。車が止まっているときは何もせずに、車が動き出してから自転車で追い始める男……。

このように演出がなっていない。

男の未熟さを強調すべきなのだが、柳楽優弥の演技力が沢尻エリカよりも上なために、どっちが年上の設定なのかも伝わりにくい。

夏木マリのキャラクターのおもしろさを引き出せば、ジジババたちにも受ける可能性はあったのだが、そうなってはいない。

1時間ドラマを無理に2時間の映画にしたような印象。