トランプ外交の本質は“差し”での取引 安倍首相の地盤弱体化は危険
http://www.sankei.com/smp/premium/news/180324/prm1803240011-s1.html
この記事でもあるように安倍内閣への支持率が低いと党内や官僚からも期待されないようになります。
仮にあと半年と期間が決まればレイムダック状態に陥ります。
なのでそれを防ぐために危機感を煽ってでも支持率の維持は繋げたいところです。
なんかそう見えて仕方ないのです。
仮に安倍首相の後、岸田氏や石破氏でも日米首脳会談が変わるわけもないでしょう。
変わる点はG7などの場で発言力が問われる、またはリーダーとしての信頼でしょう。
あと当たり前の話ですが、トランプ大統領は一人で外交をしているわけではありませんから、不動産の売買のような外交なんて有り得ません。
周囲の人間が止めるのが普通です。
一方的に関税をかけるような真似は白旗を揚げたにも近い話です。
まして取引内容がアメリカ側の利用者に必要な物ですから、完全に自分の選挙の為にアメリカの外交を利用したに過ぎません。
これがアメリカ側の利用者にまだ代替品が有るのなら、交渉も可能だし、その内容も提示出来たでしょう。
また、交渉する雰囲気であれば、日本側も焦って
なんらかの提案を出してでも防ごうとしたと思います。
トランプ大統領は選挙の為に交渉する気より日本叩きの方がしたかったのが見えてきます。
そんな相手に安倍首相でないと、安倍首相の地盤が弱体化していては良くないと、並べてみても通用しません。
所詮、安倍首相へのエールでしかないと思います。
ただ、もっと懸念しているのは日米首脳会談で何も取れなかったらその時は帰国後、絶望的な状況になるおそれがあります。
先にも党内や官僚からの期待が失せると書きましたが、その時は更に経済界からの期待も失せます。