単純にビニール袋だろうと紙袋だろうとマイバッグなら解決する話かと思います。
あとは人にあげるのに紙袋が都合良い場合もあるのでしょう。
ブランド表示も兼ねて高い店で買ったと言わんばかりに紙袋に語らせるのが昭和の頃の菓子折りでした。
ただ、最近は贈るとしても宅配でしたりしますから。
そこまでの意図的なマウントは意味がないのでしょう。
下手すればチョイスを避けて商品券とかで額すらも出てしまいます。
そう言う生き方の中で紙袋の行き先は二つなのかと思います。
一つは紙ごみの整理用で最後に纏めて再生に出す袋になります。
もう一つの利用は何かを持参するまたは持って帰る時の臨時のバッグでしょうか?
昔はたいていの家で買った物の紙袋を取っておいて何かの時に使っていた物です。
誤解している概念の多くはその物を使用してその後どうなるのかの話なのに環境破壊ばかり気にしています。
実際に破壊に繋がっているのは日本で言えば耕作放棄や雑木林にする事で意図しない崖崩れが起きたりします。
また、ブラジルのアマゾンで言えば耕作地を作るとか、鉱山の排水とかが環境破壊です。
つまり、木が紙になるとか、割り箸になるとかで問題なのとは違う次元なのです。
日本での消費された物のほとんどは地域の分別こそ違え、リサイクルに回るものがほとんどを占め燃えるゴミになる量は実感として減っています。
では何故こんなにも個々の細かい事例でこんな話になるのかと言えば、その根源がゴミ処理をする環境関係者ではないのです。
今回の紙袋の件で言えば、Yahoo!のコメント欄を見ても便乗だと言うような意見、個人の感想が多いのです。
コンビニ袋の問題でもそうなのですが、身近で無駄だと思う物にすぐ目がいくようです。
ところが本当に問題なものや出来事が海洋ゴミ問題なのです。
本当の問題は日本のようなゴミ処理ではなく、中国の河川に捨てられるような問題です。
それと更に厳しい事を言うと海洋に流れ出すゴミになる確率が高いのは洪水などの自然災害です。
だとしたら、日本では使用を減らす以前にしなければならないのは河川の洪水対策の方です。
また、街に捨てられるプラスチックゴミの回収とかでそう言う意味では校外学習を兼ねて子供達に拾わせるのも一つの策ではあります。
私が天邪鬼なのかもしれませんが、あまり単純化したモデルで考えずに環境破壊の主原因を明確にして対応を促さないと解決には近づきません。
海外で自然破壊が明確なのは人口が増えて耕作地が必要になるなどの理由です。
そう言う国に限って人口が増える事を良しとする宗教的な背景や民族的な背景があります。
そしてその割に自然破壊に繋がるような問題は軽視しています。
就労先が農業から製造などに振っても国民意識が向上しないのがあるのかと思われます。
グレタさんのような人でそれなりに説明して自然破壊をストップさせ、かつゴミ処理も改善させれるような運動を展開出来たらもっと改善するのでしょうけど。