別に東京都のスケジュールはスケジュールで対策して貰うのも有るのかとは思います。
基本的な数字として重症者用病床数が足りないのは問題でしかありません。
確かに入院者数が多くなるのに対しては感染者数を減らして対策するレベルの話でしかも保健所が検査を渋っていたのと反対に早めに検査して重症化しないうちに対処すべきです。
ワクチンの用意が見通せない状況でやはり感染防止策は必要なのでしょう。
ただ問題なのはあまりに政治的な態度でこの前のオリンピックの4者会談のような態度だとそれはそれで都民の理解は得難いと言うか他3県からすれば東京都の対策に落ち度が有る訳ですから。
不思議な事に東京都の数が減ると周辺の県の方が増えるような事になります。
一時的に都内で外出出来ないのを他県へと出るおかしな現象が出易いのでしょう。
つまり、渋谷などの有名な所は避けて他へと出掛けてしまうと無意味です。
都民だけでなく、その地域の中でも結局は人出が減っていないのでしょう。
例えばテレワークになっても結局買い物はするのでしょうから。
それと有効な対策を見つけて実施しないと劇的には減らない筈ですよね。
例えば300が210なら7割ですが、210で更に7割となると147です。90減ったのが63ですから減る数自体は小さくなります。
更に検査数だって東京都の人口の1万人と言うと1000分の1程度でのべ検査数は既に164万件で約16%の人が検査を受けた感じなんです。
つまり、余程該当する症状で無ければ2度、3度受けないだろうしとなると興味本位で検査に来そうなのは既に済んでいそうです。
なので、クラスターの危険性が高い職場、施設の集団検査や未だワクチンが間に合わない高齢者施設の担当者などを検査して予防するとか策はまだ有るような気がします。
日本国民、しかも東京都民やその周辺地域だから規律や集団行動でわりと良いのでしょう。
それですら人口密度が高いとか、移動が頻繁とかで接触機会が多くこの状況です。
基本的には昔の保健のように自己管理に頼るだけでなく、集団検査・集団接種などでコントロールしていかないと難しいのは当たり前です。
表現方法が適切でないかもしれませんが、東京都知事の自己管理優先なメッセージ性の強い話し方に頼るのではなく従来の集団指導や家庭での意識向上などを進めて行くべきです。
自己管理出来る人の多くは既に長い期間の感染防止疲れとも言えそうな状況です。
それよりも単に例えばテレビでもマスク強化を設定して録画以外はマスクをして貰うとかやっても良いのかと思います。
それにネットなのでもマスクをしてライブするような約束をすればある程度低い年齢層でマスクをし出すのかと思います。
高校生以上でマスクをさせる習慣にはこの方法が影響力があるのでは?
それと喫煙時のお喋りとか注意しないと結局は感染させてしまいますよね。
積極的に注意されていないし、意外と多いのですけど。
若者はどうしても群がるし、お喋りは絶えません。
結局は学校等での集団接種が出来る状況まで頑張るしかないのでしょう。
7日の解除をしなかった場合の経済的な影響も含めてそれを検討して本気で間に合わないなら東京都だけでも延期して貰うか、なんなら都条例的な蔓延防止を宣言して貰うのでしょうね。
こんな事を書いても無意味ですが、統計的予測を超えた民俗的な慣習の移動、集会、会食などでコントロールし難いのでしょう。
そこが問題でも実際のツボは国が重症者用病床数を増やさない事の方です。
中国並みにやっていればこんなに騒ぐ事ではありません。
各都道府県に任せるから島根県知事のような人が現れても不思議でないのです。
国難とか言っても実際に国が腰を上げないと解決は難しいのです。
おそらくは解除の方向で検討して解除されるとマスコミが騒ぐお決まりのパターンなんでしょうね!
ですが、これだけは言っておきたいと思います。
医師会や専門医は確かにご苦労されています。
それでもワクチンを接種して感染の恐れが減ると普通の診療所でも検査やそれなりの診療が出来るようになります。
患者が年寄りの所はかなり早期に回復するのでしょう。
そうなるとこれまでのような状況とは一転する事も考えられます。
急患の重症者は別とすれば後はクラスターにならなければ昔のように戻れるのです。
それを計算に入れておく必要がそろそろありますよね。