例えば、ロシアが最大領土を有していた頃を幻想してもその領土を得ていた時代に戻れる訳もない。
もちろん、兵器も違えば、それ以外のサーバー攻撃等もある。
それに使用出来ないが、核、化学、生物兵器は後から更に酷さを増した。
問題なのは、現実的な想定をどこまでしてつまり用意して被害を最小で相手の心を折るのかなのだろう。
ところが、真逆で死守するような結果であった。
おそらく、大統領の発想や屁理屈で侵攻して軍部は逆らえずに犠牲を出したと推察される。
ただ、戦争をしているのは軍の兵隊なのだから、大統領が考えている事すら実現不可能なんだろう。
特に兵站と言われる後方支援が補給出来ないような状況は本当は戦争どころではないのが見透けてしまう。
新興国のBRICSの中でもそれぞれではあるがこんなに戦争で経済に比重を置かないのはロシアくらいではないか?
偉大なるロシアが欲しいと言うのだけど、現実問題としてそれなりに優秀な点もある。
宇宙開発では他に引けを取らない。
むしろ、問題なのは極端な格差社会なのかと思う。
与えられた状況が悪いと流石に怠惰になるのも仕方ないような極寒の地ではある。
個々の地域でもそれなりにアピールして開発を誘致しないと経済も厳しい。
資源が出る地域でそれなりに優遇されるならまだ格差問題であるが、本当に厳しい地域で何もないとそれこそ死活問題だ。
共産主義時代とは違って計画経済や社会福祉と言うよりも市場経済で自己責任だ。
中国ですら、都会と地方の差は大きい。
でも中国の地方はそれなりで他民族であったり、価値観も違ったりするからまだ差別だとされてもそれで我慢するしかない。
ロシアが多分不幸なのは一部の人間で富を独占している点なのかと思う。
そう言う取り巻きの中で孤立、または裸の王様状態で正確な情報さえも上がって来なくなったのだろう。
昔、総理になるまでは情報が入りそれなりに苦労したが、総理になるとその権限に怯えて悪い報告をあげて来なくなると聞いた。
日本でも似たようなものでその最たるものが安倍氏への忖度だろう。
仮に民主主義での選挙を念頭において少しでも格差を減らせるような改革をするような人なら状況は変わっていたのかと思う。
特に自国の兵士を思えば、こんなに残虐な仕打ちをさせない。
あんな事が有れば、誰でも警戒するしロシア人個人減らせるの対応も難しくなる。
ヘイトでなくても普段の素行から問題が有れば敬遠されても当たり前だ。
よくヘイトは良くないと言うのだが、それ以前に社会人としてのマナーが守れない迷惑な存在だと事実を言われているだけだったりする。
自分達で生き辛くしているのに結局不公平と愚痴るしかないのだ。
ロシアの大使が物凄い言い訳をしていたが、結局他の大使館メンバーが日本を離れた。
これまでも迷惑行為を治外法権他でやりたい放題していたとしてもお咎めなしだった。
せめても現実的な経済や外交を考慮していればこんな事はしなかったのだが、それすら頭に占める領域の狭さから見えていなかったのだろう。
雪解けで下がぬかるんで動きに支障になると言われていた。
それでも展開は早く、首都攻防から東部戦線へと展開して立ち直りも図ろうとした。
明らかに領土拡大よりも実質的な成果に主眼が移り、2024年の選挙を意識していると言われる。
時代に逆行した価値観では上手く行くはずもなく、結局目先の事のために成果を欲する事になった。