日本の山村の秋は、素晴らしいですね。
三次市は、山に囲まれた盆地の中に6万人の人たちが住んでいて、文化も出雲の流れをくんだ良いところです。
京都に似ています。
お世話になっている佐々木家はダウンタウンから車で30分のところにありますが、道中緑の山と川の流れを目にしながら、森林が心地よく感じられます。
昨日はりんご刈りに行きました。
高野のりんごは、雪が多い山村で青森りんごとはまた違った美味しいりんごです。
三次の田舎は行動範囲が広く、実りの秋の豊かさを満喫します。
りんご刈りに連れて行ってくださったのは、山中社長のお母様で、長距離ドライバーもへっちゃら。
このお母様が肝っ玉母さんで79歳です.
三次に来てからは、このお母様にもお世話になっています。
お母様は、8年前にリタイアーされていますが、従業員300人のスポーツ会社の社長さんでした。
倒産したスポーツ店を赤字から黒字に変えるのに10年かかるというお店を買い取られましたが、3年で黒字にしたという。
その原動力になったのは、社員教育で、お客様への挨拶、言葉使い、髪を綺麗に整えて、などと女性経営者の利点を活かされたのだそうです。
8年前次男を膵臓がんで亡くされたこともあり、会社を売ってくれという人がいたので、手放され東京から戻ってリタイアーされたたそうです。
倒産した会社ですから、店から自宅から別荘なども、買った時の何倍もの値がついたとかです。
りクルート並みの話ですね。
元クリントン大統領からサイン入りのゴルフのパターンを正式授与されたり、ヨーロッパに行った時は、赤絨毯が敷かれたタラップを歩かれたりするなど、名誉を与えられた方です。
車中でのお話を伺いながら、太っ腹で優しい思いやりの気持ちをお持ちの、すごい女性とだなあ~と。
この私もお母様のエネルギーについていくのが、やっとという感じです。(笑)
りんご刈りのあとは、三次の骨董屋さんに寄りました。
日本建築の一軒家を骨董でインテリアされ、お庭も料亭風にデザインされていました。
店内のセンターには、出雲釜で焼かれた陶芸作家の作品が置いてありましたが、縄文の火焔土器からヒントを得て作ったと、まだ若い女性作家が言われていましたが、何か心惹かれるものがありました。
やっぱり出雲の縄文は目を惹きますね。
店主のご主人がお母様につきっきりで、骨董品の説明をされていましたが、お母様はこの店の上得意だということがわかりますね。
出雲釜で焼いた素敵な器でコーヒーをご馳走になりました。
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