「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

「なでしこリーグ活性化プロジェクト」を立ち上げたいと思います。

2018年10月25日 08時07分08秒 | サッカー選手応援
前回の書き込みで、日テレベレーザの籾木結花選手が、観客動員アッププロジェクトのプロデューサーをかって出たという話をしました。

寝床に入ってから、このことを思い返した時、なでしこリーグがもっと評価されるべきだし、当「サッカー文化フォーラム」がこういう時に動かないで、何のためにフォーラムを名乗っているんだという気持ちが沸々とわいてきました。

と同時に、Jリーグがスタートする以前、Jリーグの夜明け前とも言える1989年に行われた、あるプロジェクトを思い出しました。

同時まだ「日本リーグ」と呼ばれていた男子サッカー【ここまで書いて、このあとは26日に書き足しました】Jリーグの前身、読売クラブvs日産自動車といった人気カード以外は、観客が2〜3000人入れば御の字という時代でした。

日本サッカー協会もリーグ事務局も、日本が本気でワールドカップを目指すなら、プロ化して本格的に取り組まなければ道は開けないと、プロリーグ構想を具体化し始めた時期でした。

当時、日本リーグ事務局のリーダーは川淵三郎さん、その事務局から出されたのが「日本サッカー活性化プラン懸賞論文募集」という公募でした。

もちろん、この公募をもとに何か新しいことをやろう、という大それたものではなく、すでに事務局が進めていた「プロリーグ計画」を出来るだけ世論の後押しを得て進めるための、話題作りの一つで、いかにもプロジェクト戦略に長けた当時の「チーム川淵」らしい企画でした。

当時、つまり、今から30年前、私はサッカーのことに興味が湧き始めた時期でした。理由はただ一つ。中学生になった息子がサッカースクールといった最小単位でのプレーから東京トレセンメンバーに選抜され、全国で広域ブロック毎に組織されているトレセンチームの全国大会に出場するところまで行き、子供の夢を親も見るといった時期だったことから、プロ選手というものが手の届きそうな感じがしたのです。

今思い返すと、私のサッカーへののめり込みが本格化したのは、この「活性化プラン懸賞論文」に応募するために、日本サッカーの人気を高める方策といったことを、本気になって考えてみたことが出発点になっているのかも知れません。

なでしこの本題に入る前の「前置き」が長いですが、もう少し書かせていただくと、そこから私は「自分がサッカーに関われるとしたら、それは何だろうか」といった、自分探しを始めたのです。

そして、それから4年、自分にやれることで、しかも、おそらくこんなことをやる人は誰もいないだろう、という考えで、Jリーグの全試合録画収録、サッカー誌、スポーツ紙のバックナンバー保存という作業を始めたのです。

もう、そこから先は「続けること」の一念で、過ごした24年間だったわけです。

そして今、これらのサッカー情報に克明に記録されている日本のサッカー文化の萌芽から進化・成長の足跡を、100年先の人たちに繋ぎ伝えることを、自分の生涯の使命と考えています。

そんな中、「なでしこリーグ活性化プロジェクト」は、再び私に、挑戦に値いする歯ごたえのあるテーマを与えてくれました。

この先、何回かに分けて、プロジェクトを練り上げていこうと思いますが、ぜひ多くの皆さんが関わる一大ムーブメントにしたいのです。

とりあえず今日は、プロジェクトを練り上げていくために意識しておきたい、いくつかのキーワードを思いつくまま並べてみたいと思います。

まず、なでしこリーグを活性化するって何か。

かつて男子サッカーが、ワールドカップ出場を果たすという悲願を達成するには完全プロ化しかない、という、揺るぎない方針のもとにJリーグをスタートさせましたが、当時噴出していたリスク論は、選手はプロとして生活が維持できるのか、観客は継続的に集客できるのか、クラブの経営は? スポンサーは? ありとあらゆることが未知の世界ですから、ネガティヴに考えたらキリがない話しだったのです。

それにひきかえ、30年後の今日、なでしこリーグはずいぶんリスクが少ない時代にいると思います。

やはり、2011〜12年の栄光を取り戻すためには何が必要か、ワールドカップでの決勝トーナメント常連国を継続していくには何が必要か、という視点で考えれば、なでしこジャパンを強くする。そのためには「完全プロ化」こそが、その道だという答えが自ずと導き出されると思います。

ですから、一つ目のキーワードは「完全プロ」です。

次にJリーグが、ホームタウンの考え方を徹底して、クラブ名から企業名を完全排除したような、いわゆるフィロソフィー、リーグとしての理念をどう打ち立てるか、です。
ここを間違うと「完全プロ化」も失敗のリスクを負います。

おそらく、多くの皆さんのお知恵を拝借しなければならないのは、ここだと思います。リーグが将来にわたり変わらず持ち続けるべき理念とは何なのか?

これが固まらないと、どこに向かって進めばいいのか決められません。

おそらく、次の取り組みは「サッカー文化フォーラム」が「なでしこリーグの理念をどう打ち立てるか」といつた1年がかりぐらいの検討の場をセットすることだと思います。

その検討の場にぜひ加わりたいという有志をまず募ります。まずはこのブログの「コメント」欄に、ぜひと思う方は意思表示してください。

お待ちしています。
10日ぐらいの間にコメントが50ぐらい寄せられればと希望しています。

コメント
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