「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

1ミリでも可能性があれば・・・。報われた三笘選手のチャレンジ

2022年12月02日 11時17分52秒 | サッカー日本代表
これまで日本代表は、惜しい試合をしても勝てない経験を長い間何度も重ねてきました。その違いを「その1㎝の違いが世界との差」といった表現で知らしめてくれた解説者もいました。

そして今「この1ミリの可能性をモノにできるかどうかが世界との差」と表現できるようなプレーが実際に起こりました。

田中碧選手が飛び込んで決めた逆転ゴールのおぜん立てをした、三笘薫選手のタッチラインぎりぎりからの折り返しです。

テレビ観戦していた多くのファんは「どうやらラインを割っていただろうからVAR判定でゴールは取り消されるだろう」と結果を待っていましたが、その判定結果が「ゴール」だったのです。

むしろVAR判定だったからこそ、まさにタッチラインの白線に1ミリぐらい残っていたことが確認されたのです。朝のワイドショーの解説に来ていた松井大輔さんも「もしVAR判定が取り入れられていなかった、副審の旗があがってレフェリーもゴールを認めなかった可能性が高いです」と話していたとおりです。

そして私たちが痛感したのは三笘薫選手が試合後に答えていた「1ミリでも可能性があればと思って蹴りました」という、そのあきらめない戦いぶりです。三笘選手のチャレンジが報われたのです。

長い間「その1㎝の違いが世界との差」に泣いてきた日本代表が、今度は「1ミリの可能性をモノにした」瞬間でした。

このタッチライン上の画像は日本サッカー史に残るプレーとして長く語り継がれることでしょう。私たちは、また、そういう歴史的瞬間を共有できました。

つくづく思います。いろいろな意味で日本が強くなった、と。
合言葉は「新しい景色をみんなで見よう」です。
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今度はスペイン撃破です。見たことのない景色を見に行く旅が続きます。

2022年12月02日 06時25分14秒 | サッカー日本代表
早朝の日本列島が歓喜に沸き返りました。初戦のドイツ戦に続いて、今度はスペインを撃破して、堂々の首位通過での決勝トーナメント進出。

コスタリカ戦に敗れてしまい、どうしても懐疑的な思いが拭えない中、監督・選手たちは違っていたのですね。

スペインだって、戦い方を間違えなければ勝てる相手なんだという確たる分析に裏付けられた自信が監督・選手たちにはあったんですね。

どうしても私たちは、ドイツやスペインを相手にすると「勝つのはかなり難しい」と見てしまいますが、それは10年前の感覚であって、すでに五輪などで互角の戦いをしている選手たちの肌感覚は、相当進化していたということです。

次はクロアチア戦とのことです。ドイツ戦のあとの、なんとなく浮かれたような感覚、これを拭い去って、またスペイン戦前のような強い気持ちで臨めるかどうかです。

監督・選手とも、このクロアチア戦を乗り越えるために、ここまで頑張ってきたののだから、ここで負けたら何の意味もないという強い気持ちになってくれることでしょう。

日本列島のW杯ウィークは、まだ、さらに1週間続くことになりました。私たちを、まだ見たことのない景色を見に連れていってくれる森保監督の旅は続きます。
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