今年1月に、録画サッカービデオのHDD化作業が500本に到達しましたと報告してから、毎月100本上乗せするたびに報告して、いよいよ900本を超えました。これで昨年6月14日から開始して、1年間で1000本のビデオテープをHDDに変換する作業が完了するめどがついてきました。
言い換えれば1000本のビデオテープを廃棄したということです。1000本廃棄して、どれほどスペースが空いたかというと、さほど空いていません。
実はビデオテープの分量というのを、私は保管している紙袋の数で計っています。紙袋というのはビックカメラという家電量販店の袋で、長年緑地に横文字で細かく電気メーカーの名前が印刷されている袋でした。
それの大きめのものには、実はVHSテープが24本入ります。それを引越しなどで使用するダンボールに詰めると、4袋でダンボール1個になります。つまりダンボール1個96本、約100本です。したがって、これまで廃棄できたのはダンボール10個分だけということになります。
昨年夏に保管先の倉庫を引き払ってきた時、ダンボール箱は150個ぐらいありました。そのうち約4割がサッカーマガジン、サッカーダイジェストなどの雑誌、スポーツ紙など紙類が入っていましたから、ビデオテープの箱が90個から100個程度だろうとみています。そのうちの10個減ったという段階です。いまのペースでいけば、あと8~9年かかるという計算です。
果たして元気で続けられるでしょうか。いや、どこかの段階では、どなたかに引き継ぐようにならざるを得ないでしょう。
そのためにも、HDD化した映像をテータベース資料とリンクさせて、さらにネットに乗せられるようにして、どなたでも、このサッカー映像アーカイブスにアクセスできるようにしようと思います。
そもそも、映像関係だけHDD化すればそれで終わりではなく、雑誌資料もスポーツ紙資料もHDD化して、そのすべてをリンクさせて、たとえば、1997年の「ジョホールバルの歓喜」の時、どのような映像が流れ、雑誌・書籍にはどのような記事が載り、スポーツ紙ではどのように報じられたか、サッカーにおける一つの出来事を、よく言う横串にして総覧できるようにしたいのです。
そうすれば、我が「サッカー文化フォーラム」も、どこに出しても誇れる資料館を有することになると思うのです。
一応、あと5年程度のうちには、いろいろなことを進めて、形にしていきたいと思っています。さまざまな形で参加・ご協力いただけるとありがたいと思います。ご連絡をお待ちしています。
さて、ここまでの作業で、一つ区切りがついたのは、1993年と1994年のJリーグ、つまりスタートして1年目と2年目のJリーグの試合映像を、ほぼHDD化完了したということです。
ほぼ完了と言いましたが、なにせビックカメラの紙袋に保管してあったテープです。何度か引越ししましたから、その途中でポロリとこぼれて、別な紙袋に収まったり、ダンボールに収納するのに区切りをつけるため、一部を別のダンボールに移したのだと思います。
今回、確認しましたら1993年シーズンでは前期、後期合わせてリーグ戦180試合のうち前期3試合分だけがまだHDDに変換されていませんでした。1994年についても同じく3試合、内訳は前期2試合、後期1試合ですが、リーグ戦全264試合のうち3試合が未変換です。
以前、ご紹介したかどうか忘れましたが、1993年と1994年シーズンは、当時のCS放送チャンネルだった「スポーツ・アイ」が全試合放送をしてくれたおかげで、ことらも全試合収録にチャレンジ、リピート放送もしてくれたにもかかわらず、なんやかやで録り損ねた試合もありましたが、ほとんどの試合を収録することができました。20年を経た今、こうしてHDD化できるのも、そのおかげといっても過言でありません。
さらに、録り損ねた何試合かをどうしたかというと、それがまた素晴らしい取り組みがあって、レントラックジャパンという会社が、全試合ビデオテープ販売という画期的なことをしてくれたのでした。ですから、どうしても足りない試合はそれを入手してあるわけです。
いま考えてみてどうでしょう。いまのご時世、成り立つ企画でしょうか?
私は、二度とあり得ないと思われる二つの企画にうまく乗れたと自負しています。それもそれも、先に報告した残り6試合分が出てきて完全にHDD化できた段階で言えることだと思いますが・・・・。
いよいよ本日からは1995年Jリーグ分のHDD化をスタートさせています。
1995年から数年間は、スポーツ・アイさんも3~4試合分しか放送しなくなりましたから全試合入手は風前の灯になりました。
それでも「埼玉テレビ」「神奈川テレビ」「千葉テレビ」といった、いわゆるUHF局が全部見られるようにしたほか、特に静岡、名古屋、大阪、福岡などに住んでおられるサッカーファンの皆さんにご協力いただき、地方限定の放送分をできるだけ入手しました。もちろんNHK-BSも毎節1試合は放送しますが、ほとんどは他の方法で収録・入手した試合と重複していました。
果たして全試合の何割HDD化できるか、です。95年シーズンは毎節7試合ありました。おそらく平均して6試合、ですから比率にして85%といったところではないでしょうか。1996年、1997年と進む毎に比率は少しづつ下がっていったと思います。そして、また全試合放送が復活したのは何年でしたか、1998年でしたか1999年でしたか、いずれかのシーズンだと思います。
ところで1993年のJリーグが全180試合、1994年のJリーグが全264試合といいましたから、合計444試合、そのうち6試合が未変換ですが、それにチャンピオンシップやその年のナビスコ杯、天皇杯、さらにはJFLも加えると、ほぼ500試合ぐらい、900本のうち約500本を占めているということになります。
残り400本が過去のワールドカップ、これも試合数の多いのが1982年スペイン大会からですが、1986年、1990年とほぼ終わっていますし、1992年頃から増えたサッカーを話題としたニュース、情報番組も含まれています。1994年あたりからは、NHK-BSの「Jリーグダイジェスト」、TBSの「スーパーサッカー」、テレビ朝日の「Jリーグ・A・GOGO」といったサッカー専門情報番組も登場していますから番組タイトル数は1000タイトルを超えていることは間違いありません。
そして、それらの数は1996年のアトランタ五輪出場、1997年の「ジョホールバルの歓喜」、1998年のワールドカップ初出場と、時が進むにつれ激増していきます。果たしてどれだけの規模になるやらです。
いずれ全容が明らかになるのは、HDD化が進んでからになります。というわけで経過報告でした。次回は1000本達成の時ご報告させてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます