久しぶりで宮間あや選手を観ました。なでしこへの関心が続いているとはいえ、結局はINAC神戸が中心です。
まさにJリーグ草創期のヴェルディ川崎と同じです。あの頃、つまり1993年、1994年。ともに前期は鹿島、広島と、ヴェルディ川崎、横浜マリノス以外のチームが制したのですが、年間としてはヴェルディ川崎が王者になりました。
勝負としてはそうなっているのですから、どこからも文句が言えない歴史ですが、私は決して自然な成り行きだとは思っていません。薄々そう感じている方がどれぐらいいるのか知りたい気持ちもありますが、それはそれとして、私の気持ちは揺るぎません。要するに、あの連覇は歪んだ形で作られた、それを何が証明しているか、それは、その後のヴェルディの退潮が証明していると私は言いたいのです。要するに、あれは作られた歴史だと。
そうして歪んで作られると、必ず歴史の洗礼を受けると言いたいのです。
では、本来、作られるべき歴史とはどのようなものだったのか、そんなことを論じるつもりはさらさらありません。しかし、現在、Jリーグに冠たる歴史を有しているのは、紛れもなく鹿島です。Jリーグ三大タイトルと言われるリーグチャンピオン、天皇杯、ナビスコカップを15冠、他の追随を許さない歴史です。これが自然な成り行きというものでしょう。
では、それが宮間あや選手とどう結びつくのでしょうか。
私は、湯郷ベルというチームが鹿島アントラーズと同じ道を歩むべきチームではないかと感じたのです。少なくとも宮間あや選手は、あと20年後には「湯郷ベル」にジーコイズムならぬ「あやイズム」を根付かせた選手として湯郷ベルの歴史にその名を刻む選手だと直感しているのです。
ただ、湯郷ベルが鹿島アントラーズになれる素地は、今のところありません。けれども湯郷ベルには、鹿島アントラーズをめざして欲しいのです。なぜなら、湯郷ベルに宮間あや選手がいるからです。
そこで全国の皆さんに相談です。湯郷ベルが鹿島アントラーズをめざすために何が必要か、一緒に考えていただき、一つのムーヴメントにできないと思うのです。
サッカー文化フォーラムを主宰して未来を考えている「サッカー大好きおじさん」のたわごとかも知れませんが、ぜひ智恵と力を貸してください。
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