ザックジャパンの、ブラジルW杯出場権世界最速決定がかかったアウェーのヨルダン戦に負けて、最近負けることに慣れていないせいもあり、また本田圭祐、長友佑都がいない時の弱さに唖然として、少し苦い日々を送っていました。
最近、やっと、それが消えてきましたので、今日、Number誌826号「緊急特集こんな日本代表が見たい。」をめくってみました。
その中で緊急提言「ザックジャパンで試したいランキング」のコーナーでは、なるほど。ずいぶん魅力的な選手が豊富だなぁと感心しました。
柿谷曜一郎、柴崎岳といった旬の選手、佐藤寿人、豊田陽平、闘莉王といった実力者などに加え、小野伸二の名前も出ていました。そうか、まだ「過去の人」ではなかったかと嬉しくなりました。日本のテレビに映らなくなってから久しいですが、豪州では好調にやっているようです。
ただ、こういう企画も空しく感じるところです。私は1年以上前の段階で、ザッケローニ監督には、どうも今一つ信頼できないと感じていました。その後、勝ち点を重ね、結果で私を黙らせている感じですが、決して、彼に対する信頼が高まってはいません。
何よりの理由は彼のチームは選手層が薄いことです。彼はメンバーをあまりに固定しすぎます。交代出場させる時間があまりに短いです。これは、彼が怖がってスタメンを引っ張りすぎるためです。そのため、バックアップメンバーの試合経験値がなかなか上がっていきません。
招集メンバーもそうです。闘莉王などは間違っても呼ばれないでしょう。佐藤寿人などもとっくに常連になっておかしくありません。
彼の一つの価値基準は海外組偏重ですし、次の基準がレギュラー組偏重です。チームとして厚みを持たせることにあまり意を用いていません。余裕がない証拠です。つまり名将とは勝ちつつチームの層も厚くできる監督なのです。層を厚くすることを考えると目の前の勝利が心配になる監督は、レベル的に少し落ちる監督ということです。
小野伸二とか闘莉王、柿谷曜一郎、柴崎岳といった選手をもし招集したら、それはもうザッケローニに対する見方が180度変わります。でも、それはないものねだりです。
あとは本田圭祐、長友佑都が揃って、次の豪州戦で決めてくれるのを願うしかないということです。
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