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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

ALWAYS 3丁目の夕日。

2005-11-28 18:04:52 | Weblog
東京タワーは昭和33年に完成したそうだ。

昭和33年、まだ僕は産まれてなかった。僕が物心ついた頃は、白黒だったがすでにテレビはあり冷蔵庫もあった。
ALWAYS 3丁目の夕日は、東京タワーが建設中で、3種の神器と言われた、テレビ、洗濯機、冷蔵庫がようやく一般家庭にも普及し始めるというころの映画だ。
物語は、建設中の東京タワーが見える商店街での出来事を綴ったものだ。時間の流れが、出来あがっていく東京タワーの高さで現されていく。
ストリー自体は、先が見えてしまうのだが、映像は見ごたえがある。昭和30年代の暮らしぶりがよくわかる。CGを駆使して作られているというのはわかるが、それでも様々な小物など、画面の隅から隅まで、あちこち気になる映画だ。
仕事柄、一番気になるのは家具類だ。(笑)映画の中では無垢の家具が当たり前の様に使われている。映画だからそうなのか、実際にこの時代は、まだ無垢の家具が多く使われていたのか?その辺はよくわからない。しかしやはり使いこまれた無垢の家具は味わいがある。
この当時、家の内部はもちろん、冷蔵庫(氷を入れて冷やす)も、電車の内装も木製、まだまだ木で物を作るというのが主流だったのだろう。
映画の中で、冷蔵庫が電気で冷やすものに変わって、古い木製の冷蔵庫は捨てられた。あ~もったいない。そんな見方をしているのは、僕だけだっただろうか?(笑)
周りの小物が気になり、あまりストリーに集中して見れなかったが、それなりに最後は感動させてくれる。テーマはやはり人情なのだろう。子役が見事な演技をしていた。
僕より少し上の年代の方には、かなり懐かしさを感じさせてくれる映画なのだろう。実際に見ている方も年配の方が多かった。
すごい感動はないが、ほのぼのした気持ちになるには良い映画かもしれない。

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