JUNSKY blog 2015

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熱狂の日音楽祭-その7 ラスト・コンサート

2006-05-09 18:18:56 | 音楽レビュー
 ら・ふぉる・じゅるね・お・じゃぽん(LA FOLLE JOURNEE au JAPON)
「熱狂の日」音楽祭2006『モーツァルトと仲間たち』も最終日の5月6日となりました。 

 東京フォーラムのガラスの塔の地下2階の展示ホールは、期間中「ヨーゼフ2世」と名付けられ、数々の無料コンサートが開催されていたようです。
 残念ながら、私は最終日の『少しだけ』を除いて、全く見る機会がありませんでした。
 会場へのエスカレーターと階段の入口でチケットを確認しているので尋ねてみると「熱狂の日音楽祭の有料公演のチケットまたは半券をみせるだけ」といいます。
 どれか1公演でも有料で見た(または今から見る予定の)人は、誰でも気軽に入れるサービスの良さ。

 私は午後7時半のアマデウス・ホールでのコンサートの前と後にこの会場でのミニコンサートを聴きました。

 前の方は、丸の内交響楽団の演奏。
曲目はちょっと思いつかないですが、金管楽器のファンファーレのお賑やかな、まるで吹奏楽のような曲でした。
 それを途中で抜けて、初期の宗教音楽をアマデウス・ホールで(前掲)。

 これが終わった後、「ヨーゼフ2世」を尋ねてみると、このホールでのラスト・コンサートがすでに始まっていました(午後8時から)。
江口玲さん(残念ながら?男性)が解説を交えつつ演奏。
 使用しているピアノは1887年製のニューヨーク・スタインウェイだそうで、発見のいきさつと、ホロヴィッツの調律師に修理と調律を頼んだと言うお話をされていました。
江口玲

Mozartのピアノ・ソナタ第10番ハ長調他を演奏。終わりに、珍しい「グラスハーモニカのためのアダージョ」のピアノ版も。

 鳴り止まない拍手に、Mozart漬けだった聴衆のお口直しにとシューマンの「トロイメライ」を柔らかくアンコール演奏。
 聴衆は音楽祭の終わりを惜しむように暖かい拍手を送っていました。

 私も、このラスト・コンサートを「熱狂の日」のラストにして、ホテルに向かいました。

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