JUNSKY blog 2015

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藤原紀香さんへのメール

2007-04-03 00:05:44 | 憲法
4月2日午後11時過ぎ、藤原紀香さんへ下記のメールを送りました。
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報道によると、藤原紀香さんが石原都知事候補のマニフェストに登場し、『音楽・芸術・文化を大切にする石原さん期待してます』と書いているとか。
何か勘違いしていませんか?
現都知事は、オーケストラ(東京都交響楽団)への補助金も約14億円から10億円に減額した上、さらに都響楽団員への有期雇用契約制度を提案したのです。また,この提案の理由において、「集客のためには演奏水準の向上が必要であり,楽団員を契約制に置き危機感を持たせれば、全体の演奏水準が向上する」という理屈を持ち出したということです。オーケストラのハーモニーは、契約制と言う不安定で「人を蹴落としてでも」という感覚では培われないことは明らかです。
予算削減は、何も「都響」だけに限ったことではありません。
殆どの文化は、一朝一夕に成し遂げられるものではなく、長年の鍛錬や協同によって創り上げられるものです。
それを安易に競争的環境において予算削減の手口にする。これが石原氏の“文化行政”です。
長い期間を掛けて培うべき文化活動に関する予算は削減し、石原氏の四男の身分保障をするがごとく「他に変え難い人材」と息子を誉めそやし、働き場所とした“思い付き事業”が東京ワンダーサイトです。身内の稼ぎの方を都民の文化よりも優先しているのです。
藤原紀香さんは、東京ワンダーサイトが「新進芸術家のためになっている」と勘違いされたのかも知れませんが、これは石原氏の四男への都税還流窓口であったことは既に日本共産党都議団の調査などで明らかになっています。
また、藤原紀香さんとしてもプロダクションの仕事を進める上で政治家との付き合いも致し方ないと思いますが、あなたがやっている国際交流活動や日韓親善使節の役割は「三国人」発言で隣人を蔑視する石原氏の言動と両立しません。
私たちは、「私たち日本国憲法の味方です」と井上ひさしさんとの対談で語った、藤原紀香さんを「護憲の共同候補」に推薦しようと活動したこともありました。
石原氏はこれに反して「命がけで日本国憲法を破る」と言っている人です。
是非とももう一度良くお考え頂き、投票日前に、「石原氏のマニフェストでの発言は所属プロの勇み足であって藤原紀香本人の考えではない」又は、「あの発言は私の認識不足が招いたもので撤回する」とか、どのような表現をするかはお任せしますが、本意ではない旨の発言をして発言して頂きたいと切にお願いするものです。
世界の平和より、国民のしあわせより藤原紀香さんは、自分がもっと稼ぐことを優先するんですか・・・?!

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