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アフガン支援の必要性を強調 福田首相

2008-08-28 23:09:32 | 事件・事故
 福田首相がアフガニスタンでタリバーンを名乗る犯罪者に誘拐・殺害された伊藤和也さんの志を高く評価するコメントを発表したそうだ。

 この素早い反応は、高遠菜穂子さんらが拉致された時に政府が意図的にマスコミを誘導した「自己責任論」とは異なる対応であることは、一応評価しておこう。

 しかし、今日の記者会見を聴いていて感じたのは、アフガニスタンの治安回復に日本も可能な対応をする必要があることを強調するものであり、直接の言及を避けたが自衛隊の派兵を念頭においた発言のように思えた。

 asahi.comによれば、

【福田首相は28日付の内閣メールマガジンで、伊藤和也さんが武装グループに拉致され遺体で発見されたことに関して「(紛争や貧困に苦しむ)地域や人たちに少しでも手を差しのべていくことが、伊藤さんの遺志にもこたえ、平和協力国家としての日本の役割でもあります」とし、アフガニスタン支援の必要性をあらためて強調した。

 町村官房長官も28日の記者会見で、インド洋での給油活動の継続について「日本がテロとの戦いの戦列から脱落をすれば、国際社会の動きと反することになる」と強調。伊藤さん殺害について「尊い犠牲が出たが、テロとの戦いに積極的にコミットする重要性を多くの国民が感じたのではないか」と語った。】
ということであるから、キナ臭いところである。 



 福田首相の真意はともかくとして、当事者の「ペシャワール会」は、自衛隊の派兵はNGOの安全対策とは究極の対極にある;すなわち自衛隊が来るのがNGOにとって最も危険であるという立場である。

 中村哲さんの講演会ではいつもこのことが強調されていた。

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