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物理学賞 も 化学賞 も受賞 ノーベル賞

2008-10-08 21:44:33 | 科学と技術
 経済破綻のニュースなど重苦しいニュースが荒れ狂っている中で、久々の元気が出る嬉しいニュースである。

 きのうの物理学賞に続いて、今日はノーベル化学賞に日本人研究者の受賞が決まった。 

 いずれも数十年前の基礎研究に対して、ノーベル賞が送られることになった。

 今日発表された化学賞では、1960年代初めにクラゲから「緑色蛍光たんぱく質(GFP)」を発見した下村脩・元米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員(80)=元名古屋大助教授に送られることになったという。40年ほど前の研究で、現在では医療現場などで実用されているという。

 きのうの、物理学賞でも南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏はいずれも、授賞理由となった理論を発表してから35年以上待ったという。
 発見から授賞まで平均十数年とされるノーベル賞の歴史の中でもかなり長いということだ。(毎日.jpによる)

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 今回の受賞に対してあるニュースのコメンテイターは、日本政府が決めた「50年間に30のノーベル賞を獲得する」という政策の成果だと言っていたが、それはちょっと違うだろう。
 何しろ、今回の受賞は40年前後前の研究成果の賜物(たまもに)であって、最近決めた政府の政策が時代を遡れるはずはないのだから。
 むしろ、最近の政府の政策は、国立大学や研究機関を「独立行政法人」化して、目先の成果に対して予算をつけようと言うもので、地道な基礎研究を困難にするものである。
 こんな政策を続けていては、十年先の日本の科学の基盤はガタガタになっているだろう。
 “成果主義”は、労働の現場だけではなく、科学・文化・教育など人を育てる分野にも広範に導入されるようになった。 『規制緩和』の名目のもとに・・・

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「本当に素晴らしい年」=同年4人に野依理研理事長-ノーベル賞(時事通信) - goo ニュース 2008年10月8日(水)21:30

下村氏に化学賞=クラゲの蛍光たんぱく発見、生物・医学実験に貢献-ノーベル賞(時事通信) - goo ニュース 2008年10月8日(水)20:30

<ノーベル賞>物理学賞に日本人3氏 気骨の平和主義 「非主流」の逆転 2008年10月8日(水)18:00

 
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