ロス疑惑 「事件は終わってない」 ジミー・サコダ氏(産経新聞) - goo ニュース
2008年10月18日(土)08:05
【ロサンゼルス=松尾理也】ロス疑惑銃撃事件で米当局に逮捕された三浦和義元会社社長(61)が留置場で自殺したことを受け、事件発生当時からロス市警、ロス郡地検で捜査にかかわってきた元ロス地検主席捜査官、ジミー・サコダ氏(73)が16日、ロサンゼルスで報道陣の前に姿を見せ、「捜査は残念な結果に終わってしまったが、事件そのものは(私の中では)終わらない」と、淡々とした様子で語った。
サコダ氏は用意した声明を読み上げるかたちで、「(三浦社長の元妻で、殺害された)一美さんらの声を埋もれさせてはならないとの思いで捜査にも協力してきたが、残念な結果に終わってしまった」と述べたうえで、「われわれは元社長の有罪に強い自信を持っていた」と悔しさをにじませた。
サコダ氏は元社長の逮捕を受け、ロス地検の求めで捜査官として復職。元社長がロス郡地裁に申し立てた逮捕無効請求の審理にもほぼ毎回出廷し、精力的に活動していた。
サコダ氏は、元社長の日本での無罪確定後も、元社長が開いたブログを監視して海外渡航の事実を把握し、サイパンでの逮捕に結びつけたとされる。逮捕後の3月に開いた会見では「グッド・ニュース。捜査にかかわった全員による大変な苦労の結果だと思う」などと述べていた。