今日は「長崎原爆犠牲者慰霊の日」
合 掌 !
今年は、被爆者のみなさんで構成する「ひまわり」のコーラスではじまり、式典中盤と終盤にも別の団体による合唱が平和をもとめて歌い上げるなど、音楽に重点がおかれた式典となりました。
65回目の原爆忌…核拡散、長崎から警告(読売新聞)
(平和祈念式典で合唱する被爆者歌う会「ひまわり」の団員
長崎市の平和公園で 8月 9日(月) 11時42分9日読売新聞)
毎年のことではありますが、長崎市長の【平和宣言】を御紹介します。
イギリス、フランスをはじめ、アフリカ諸国や中東諸国、とりわけイスラエル政府からの出席も得て慰霊式典が行われましたが、広島の慰霊祭に参加したアメリカは代表を送りませんでした。
オバマ大統領は、「広島だけ代表を送れば充分だ」と判断したのでしょうか?
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田上長崎市長の【平和宣言】
被爆者の方々の歌声で、今年の平和祈念式典は始まりました。
「あの日を二度と繰り返してはならない」という強い願いがこもった歌声でした。
1945年8月9日午前11時2分、アメリカの爆撃機が投下した一発の原子爆弾で、長崎の街は、一瞬のうちに壊滅しました。すさまじい熱線と爆風と放射線、そして、燃え続ける炎……。7万4千人の尊い命が奪われ、かろうじて死を免れた人びとの心と体にも、深い傷が刻みこまれました。
あの日から65年、「核兵器のない世界」への道を一瞬もあきらめることなく歩みつづけ、精いっぱい歌う被爆者の姿に、私は人間の希望を感じます。
核保有国の指導者の皆さん、「核兵器のない世界」への努力を踏みにじらないでください。
今年5月、核不拡散条約(NPT)再検討会議では、当初、期限を定めた核軍縮への具体的な道筋が議長から提案されました。この提案を核兵器をもたない国々は広く支持しました。世界中からニューヨークに集まったNGOや、私たち被爆地の市民の期待も高まったのです。
その議長案をアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の核保有国の政府代表は退けてしまいました。核保有国が核軍縮に誠実に取り組まなければ、それに反発して、新たな核保有国が現れて、世界は逆に核拡散の危機に直面することになります。NPT体制は核兵器保有国を増やさないための最低限のルールとしてしっかりと守っていく必要があります。
核兵器廃絶へ向けて前進させるために、私たちは、さらに新しい条約が必要と考えます。潘基文国連事務総長はすでに国連加盟国に「核兵器禁止条約」の検討を始めるように呼びかけており、NPT再検討会議でも多くの国がその可能性に言及しました。すべての国に、核兵器の製造、保有、使用などのいっさいを平等に禁止する「核兵器禁止条約」を私たち被爆地も強く支持します。
長崎と広島はこれまで手を携えて、原子爆弾の惨状を世界に伝え、核兵器廃絶を求めてきました。被爆国である日本政府も、非核三原則を国是とすることで非核の立場を明確に示してきたはずです。しかし、被爆から65年が過ぎた今年、政府は「核密約」の存在をあきらかにしました。非核三原則を形骸(けいがい)化してきた過去の政府の対応に、私たちは強い不信を抱いています。さらに最近、NPT未加盟の核保有国であるインドとの原子力協定の交渉を政府は進めています。これは、被爆国自らNPT体制を空洞化させるものであり、到底、容認できません。
日本政府は、なによりもまず、国民の信頼を回復するために、非核三原則の法制化に着手すべきです。また、核の傘に頼らない安全保障の実現のために、日本と韓国、北朝鮮の非核化を目指すべきです。「北東アジア非核兵器地帯」構想を提案し、被爆国として、国際社会で独自のリーダーシップを発揮してください。
NPT再検討会議において、日本政府はロシアなど41か国とともに「核不拡散・軍縮教育に関する共同声明」を発表しました。私たちはそれに賛同すると同時に、日本政府が世界の若い世代に向けて核不拡散・軍縮教育を広げていくことを期待します。長崎には原子爆弾の記憶とつめあとが今なお残っています。心と体の痛みをこらえつつ、自らの体験を未来のために語ることを使命と考える被爆者がいます。被爆体験はないけれども、被爆者たちの思いを受け継ぎ、平和のために行動する市民や若者たちもいます。長崎は核不拡散・軍縮教育に被爆地として貢献していきます。
世界の皆さん、不信と脅威に満ちた「核兵器のある世界」か、信頼と協力にもとづく「核兵器のない世界」か、それを選ぶのは私たちです。私たちには、子供たちのために、核兵器に脅かされることのない未来をつくりだしていく責任があります。一人ひとりは弱い小さな存在であっても、手をとりあうことにより、政府を動かし、新しい歴史をつくる力になれます。私たちの意志を明確に政府に伝えていきましょう。
世界には核兵器廃絶に向けた平和の取り組みを続けている多くの人々がいます。長崎市はこうした人々と連携し、被爆地と心をひとつにした地球規模の平和市民ネットワークをはりめぐらせていきます。
被爆者の平均年齢は76歳を超え、この式典に参列できる被爆者の方々も、少なくなりました。国内外の高齢化する被爆者救済の立場から、さらなる援護を急ぐよう日本政府に求めます。
原子爆弾で亡くなられた方々に、心から哀悼の意をささげ、世界から核兵器がなくなる日まで、広島市とともに最大限の努力を続けていくことを宣言します。
2010年(平成22年)8月9日
長崎市長 田上 富久
(朝日新聞 2010年8月9日11時47分)
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(長崎原爆の日」を翌日に控え、長崎市の平和公園では
原爆死没者を追悼する「平和の灯(ともしび)」が開かれた。
会場には平和への願いを込めた手作りのキャンドルが並べられた
8日夜、同市の平和公園)【時事通信社】 )
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(写真は浦上天主堂で早朝から祈りをささげる人たち
【時事通信社】8月 9日(月) 5時 3分)
浦上天主堂で早朝ミサ、300人が祈り 長崎原爆の日(朝日新聞)
「核なき世界」実現訴え=「禁止条約」支持表明へ-65回目長崎原爆の日(時事通信)
核廃絶長崎の祈り…英仏出席に望み、米は姿なく(読売新聞) - goo ニュース
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長崎、65年の原爆の日 初参列の英仏など32カ国代表(共同通信) - goo ニュース
9日、65回目「長崎原爆の日」 英仏代表ら式典に(西日本新聞) - goo ニュース
長崎の被爆者団体、首相の「核抑止力は必要」発言に抗議(朝日新聞) - goo ニュース
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こちらは、入院中から昨日までのアクセス数です。
やはり退院後に御来訪者が増えているようです。
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今日の運動
*ストレッチング20分
*スロトレ・サーキット 30分(レベル★だったのに、結構きつかった!)
*筋トレ 各種(脚、腹筋、背筋) 10分
*トレッドミル 12分(1km)6km/時にて
*水中歩行 300m, 水泳(平泳ぎ)300m(20分)
*アクアグローブ(水かきを付けての抵抗の大きいアクアロビクス) 40分
*浴室で入浴して汗流し 60分
*歩数計 (5000歩 スタジオ・レッスンを含む)
今日も、試しに二つほどスタジオメニューに参加。 トータル3時間半ほど。