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参議院選挙で敗けても首相を辞めないが、民主党内選挙で負けたら首相を辞任する? 倒錯!

2010-08-18 12:44:32 | 選挙
2010年8月18日(水)

 先日、ある新聞のコラムに、(概略)
【菅総理は参議院選挙で大敗し、国民の信を得られなかったのに居座ったにも関わらず、単なる民主党内手続きに過ぎない代表選挙で負けたら総理大臣を辞任しなけらばならないと言うのは、おかしいのではないか】という趣旨の記事があった。
 何新聞だったかは、ちょっと忘れてしまった。
 西日本新聞かと思ってWebで社説を調べたが、それらしきタイトルは見当たらなかった。

 しかし、上記の指摘は確かにその通りである。
有権者の半数近くが投票した参議院選挙で、当初の目標を大きく下回る敗北を期した結果(有権者の意志表明)を無視して居座ったのに、高々数百名の議員(党員を入れても数万人にもならないであろう)が投票する党内選挙で負けたら(菅直人・本人は負けるつもりはないだろうが)代表が交代し、結果総理大臣指名選挙がまた行われて、鳩山総理よりも短い在任期間を終えることになるのである。

 こんな倒錯した選挙結果が国民の支持を得られるはずは無いし、国際的にも恥の上塗りでしかない。

 9月に代表(党首)選挙があるのがわかっているのに、もっぱら参議院選挙対策として総理大臣と党首を辞任した鳩山由紀夫前首相の責任は極めて重いと言わなければならない。

 しかし、辞任後は鳩山前代表の責任を追及する声は、民主党内からは聞えて来ないようだし、マスメディアも辞任前の大ネガティブ・キャンペーンは何だったのか?という様相である。
 今や、マスメディアは政治報道さえ、“芸能報道化”(いっときだけ熱狂するスキャンダリズム化)していると言わなければならない。

 で、その民主党代表選挙であるが、菅代表は切り捨てた小沢前幹事長の影響が大きいと言われる(小沢氏の手腕で当選したと思いこまされている)1年生(衆議院)議員(小沢チルドレン)に個々にラブレターを送って、会談(勉強会への参加)を懇願しているらしい。
 しかし、小沢チルドレンなる衆議院議員も小沢氏の手腕(選挙対策)で当選したと言うよりも、時の風に吹かれて当選した者どもが殆どだと私は思う。小沢氏の“神通力”など、70年代はともかく、今の大方の有権者には通用するはずがないのだから。

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 「タイトル記事」 の出所が解りました。
 朝日新聞 8月16日付け【社説】 でした! 

党首選のあり方 ― 政権交代時代にあわない

     朝日新聞 2010年8月16日(月)付

 民主党の代表選が9月に行われる。目前に迫ってくる前に、党首の選び方のそもそも論を考えておきたい。

 今回の民主党代表選になにか釈然としない思いを抱く人も少なくないと思う。疑問は大きく二つあるだろう。

 仮に菅直人首相が敗れれば、新代表が首相になる。毎年のように首相が代わったあげく、今度は3カ月でお払い箱か。こんなに短命政権続きで日本は大丈夫か。それが、疑問の第一だ。

 次に、菅氏は先の参院選で自民党に敗北しても首相を辞めなかったのに、なぜ一政党内の手続きにすぎない投票の結果次第で首相を辞めなければならないのか。それが第二の疑問だ。

 むろん9月の代表選は公明正大にやってもらおう。それとは切り離して、今後の党首選のあるべき姿を今から議論しておくことは有益だと考える。

 日本の首相は大変である。政権を維持するのに乗り越えなければならないハードルが実に多い。政権選択がかかる総選挙、中間評価としての参院選、それに加えて党首選も、だ。どれも、しくじったら退陣に追い込まれかねない正念場である。

 永田町の抗争局面である「政局」がほとんど毎年のように首相を脅かす。これでは内政外交の重要課題に腰を据えて取り組むどころではない。

 代表選をにらんで党内を刺激しないよう気を使い、精彩を欠く菅首相の現状はその象徴だろう。

 ハードルの多さが政権を弱体にし、ひいては短命政権の連続にもつながる。日本政治が急いで解決しなければならない宿題である。

 自民党の一党支配が盤石だった頃、首相は党総裁選で事実上、決まった。総選挙を通じた政権交代など想像できない時代だったから、それが通った。

 いまは、有権者が総選挙を通じて新しい首相を直接指名し、政権交代を起こしうる時代になった。

 総選挙よりも党内手続きを優先し、党の都合で首相を交代させる従来のやり方は正当性を失ったといっていい。

 有権者が「自分たちで選んだ」という意識を持てない首相は、最初から基礎体力を奪われているに等しい。

 小泉内閣後、総選挙を経ずに生まれた安倍、福田、麻生各内閣の発足時の内閣支持率は63、53、48%と、たらい回しの度に低下。昨年の総選挙で生まれた鳩山内閣は71%、菅内閣60%だ。

 改革の方向ははっきりしている。

 現状では党首の任期は総選挙の時期と無関係に決められているが、これを見直すことである。

 民間有識者らがつくる「21世紀臨調」は、党首の任期を総選挙のサイクルと一致させるよう提言している。首相候補である党首は、原則として次の総選挙の前に選挙する。

 現実的なアイデアだろう。
              朝日新聞 2010年8月16日



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今日の運動 (深夜 追記)
 *ストレッチング20分
 *筋トレ 各種(脚、腹筋、背筋) 10分
 *コンディショニング・バレエ 60分
 *トレッドミル 6km/時を中心に25分 2.2km歩行 100Cal消費
   (Warming Up & Cooling Down 含む)
 *水泳(平泳ぎ)150m(5分)
 *浴室で入浴して汗流し 30分
 トータル3時間ほど。
 *歩数計 (5700歩 スタジオ・レッスンを含む)
 「コンディショニング・バレエ」には、前回と同じ女性6人で黒一点でした。