ニュースによると、強毒性の鳥インフルエンザが、
「宮崎から鹿児島・愛知にも拡大している」という。
しかし、上の表現は、必ずしも適切ではない。
というのは宮崎で発症したものが広がっているように受け取れるから。
実際は、別ルートでの感染の可能性が相当強いようだ。
正確な感染経路は遺伝子レベルでこれから解析されると思うが、
朝のNHKテレビのニュースによれば、野性の渡り鳥である「鴨」類が
感染媒体である可能性もあると言う。
その解説によれば、野性の鴨は、鳥インフルエンザへの耐性があり、
感染していても発症しないらしい。
ウイルスを持っているが発症しないので、あちこちに飛来して行っては
糞を落とすから、その糞の中のウイルスが水に流されて浸潤する可能性が
あるという。
鶏が、そのような水を飲んでしまうと一気に感染が広がるそうだ。
同じ野生でも、白鳥や鶴は鳥インフルエンザが発症して集団死している。
野鳥を大量に殺処分することなどできないから、原因の媒体(野鳥)が
全国に感染を広げてゆく可能性もあり、難しい局面だといえるだろう。
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鹿児島も鳥インフル確認、8600羽殺処分(読売新聞) - goo ニュース
鹿児島でも鳥インフル確認 (時事通信) 2011年1月26日(水)04:03
鹿児島でも鳥インフル確認=8600羽を殺処分―移動制限522万羽
(時事通信) 2011年1月26日(水)04:03
(時事通信)
鹿児島県は26日未明、同県出水市にある農場で採卵のために飼われていた鶏7羽が高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)に感染していたことを確認したと発表した。これに伴い県は、同じ農場の鶏約8600羽を殺処分し、発生地点から半径10キロ圏内の鶏約522万羽や卵の移動を制限した。感染は隣県宮崎の2例に続くもの。
県は26日、幹線道路に消毒ポイントを設置。移動制限区域内にある養鶏農場など162カ所の立ち入り検査も始めた。殺処分は既に完了し、埋却については「きょういっぱいかかりそうだ」(畜産課)としている。
政府は同日午前、緊急に鳥インフルの対策関係閣僚会議を首相官邸で開いた。菅直人首相は「何としても感染をこれ以上拡大しないよう、緊張感を持って内閣一丸となって取り組んでいきたい」と述べ、まん延防止に全力を挙げる考えを示した。また会合終了後、鹿野道彦農林水産相は「警察などに協力してもらいながら、県と連携を取って対処していきたい」と述べた。
県によると、遺伝子検査では発生農場の死んだ鶏2羽、衰弱した鶏3羽と生きている鶏5羽の計10羽のうち、7羽から感染が確認された。
この農場では19日から25日までの間に、四つある鶏舎のうち、一つの鶏舎の一部に集中して198羽が死んでいた。25日の調査では、防鳥ネットの破れなど鶏舎の不備は見つかっていないという。
26日午前に鹿児島県入りした農水省の松木謙公政務官は、同日中に出水市を視察する。感染経路の把握などに当たる専門家も順次同県入りした。
鹿児島県は全国有数の養鶏地域。2009年の鶏の食肉産出額は全国トップで、鶏卵は3位だった。
[時事通信社]
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