JUNSKY blog 2015

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山中さんの ノーベル賞受賞は 異例の速さ?!

2012-10-10 18:22:03 | 科学と技術
2012年10月10日(水)

 ノーベル物理学賞は、フランスのセルジュ・アロシュ博士(68)と

米国のデービッド・ワインランド博士(68)に授与されることになった。

ノーベル物理学賞に仏米2氏=量子コンピューター実現へ基礎
 (時事通信) - 2012年10月9日(火)22:53


 日本の物理学者が受賞した時は、もっと御高齢だったと思う。

 それに比べて、50才の山中教授が、研究途上の新技術に対してノーベル賞

を授与されるのは、本人も言われるように特別なことだ。

 これまでは、益川さんにしても何十年も前に研究して発見した事柄に対して

云わば「存命中に栄誉を与える」ような感じの受賞だった。

 だから、『何で今頃?!』と驚いておられたものだ。

 しかし、今回は逆だった。

 山中教授が言われるように、もっと進んだ研究をしている学者が米国を始め

海外には幾多も居られるとのこと。

 しかし、このIPS細胞の原理を解明したのは山中さんだったし、まさに岩盤を

切り開いたと言えるのではないだろうか?

 そういう成果に対して、また今後の臨床応用促進の意味も込めて

ノーベル委員会が山中さんを敢えて選定したのだろう。

 直ちに研究を再開されるという。

 大きな成果に期待したい。
 

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「みなさんの尽力」と感謝
 =山中さん、研究者向けシンポで―京都

 (時事通信) - 2012年10月10日(水)16:03

 iPS細胞の開発でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大教授山中伸弥さん(50)は10日午後、京都市左京区の京大で開かれた研究者向けのシンポジウムであいさつし、「みなさんの尽力による研究の進展が、受賞の大きな要因」と感謝の言葉を述べた。

 シンポジウムは山中さんが所長を務める京大iPS細胞研究所が、研究の状況を報告するもので、研究者や学生ら約200人が参加した。

 冒頭で山中さんが壇上に登場すると、会場から拍手が湧き起こった。山中さんは「この5年の研究進展で、予想外の受賞が起きた」と報告。多くの人が使える細胞を作製する「iPS細胞ストック」や、患者を治療する臨床研究など四つの目標を挙げ、「必ず達成したい」と決意を述べた。   



ノーベル物理学賞に仏米2氏=量子コンピューター実現へ基礎
 (時事通信) - 2012年10月9日(火)22:53

 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2012年のノーベル物理学賞を、将来の実現が期待される量子コンピューターの基礎を築いたフランスのセルジュ・アロシュ博士(68)と米国のデービッド・ワインランド博士(68)に授与すると発表した。

 アロシュ博士はフランスの高等教育機関コレージュ・ド・フランスの教授。ワインランド博士は米国立標準技術研究所(NIST)の研究グループリーダー。量子コンピューターは現在のコンピューターよりも桁違いに高速で、実現に向け研究が進められている。

 2人は光と物質の相互作用を研究。レーザーやマイクロ波を使い、量子の状態を壊さずに観測や操作を行う手法を別々に開発。理論が先行していた量子コンピューターの実現に向け、基盤を築いた。ワインランド博士らの手法を応用した時計は、セシウム原子時計の100倍正確で、約137億年前の宇宙誕生から時を刻んだとしても、現在まで5秒しか狂わない精度という。

 アロシュ博士は2002年、ワインランド博士は2000年に、玉川大の量子通信国際賞を受賞した。同大量子情報科学研究所長の広田修教授は「量子コンピューターの理論は分かっていたが、実験のやり方として有望な方法を提案した。2人の実験で、実現可能性が出てきた」と話した。

 授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約9500万円)が贈られる。   



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