以前より、私はこの種の疑問を抱いていたが、現実のものであった可能性が
極めて高くなり、恐ろしい事態が『常套化』していることが判明した。
このようなデッチ上げで死刑に処せられた人々がどれほど居るのだろう?
まさに国家による無実の人間の『殺人』である。
これらの事件に関わった警察官たち・検察官たち・裁判官たちは
「殺人罪」で裁かれる必要があると思う。
以前、このブログで長期連載した秋田県藤里町・畠山鈴香事件も
私はデッチ上げ冤罪事件であると今も思っている。
このような状況証拠と自白の誘導・強要で、死刑判決を受けたり、
死刑を執行された人々の気持ちを思うと耐えられない。
「元死刑囚とは違うDNA型」
飯塚事件、弁護団が主張
(朝日新聞) - 2012年10月26日(金)00:04
飯塚事件:ネガから元死刑囚と異なるDNA 弁護団発表
(毎日新聞) - 2012年10月25日 23時51分
久間元死刑囚と不一致か
=「犯人DNA型」ネガ鑑定―弁護団が発表、飯塚事件・福岡
(時事通信) - 2012年10月25日(木)21:42
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「元死刑囚とは違うDNA型」
飯塚事件、弁護団が主張
(朝日新聞) - 2012年10月26日(金)00:04
福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人などの罪に問われ死刑が執行された久間三千年(みちとし)元死刑囚(執行時70)の再審を求めている弁護団は25日、事件当時のDNA型鑑定の写真のネガに、元死刑囚と同じ型はなかったという解析結果を明らかにした。別人とみられるDNA型も写っていたとしており、写真は「改ざん」されたものだった、と主張している。
弁護団共同代表の徳田靖之弁護士は「(再審開始決定に向け)決定的な解析結果だ」と述べた。死刑執行後の再審請求をめぐり、裁判所の判断が注目される。
事件では、犯人の血液が混じったとされる被害者の血液や、事件現場に残っていた血液から採取したDNA型の鑑定が行われた。その結果、犯人のものとみられるDNA型が元死刑囚と一致したとされ、有罪立証の有力な柱の一つとなった。鑑定は、再審で菅家利和さんが無罪となった「足利事件」で証拠能力を否定されたのと同じ方法で、ほぼ同時期に行われたもので、飯塚事件の弁護団も証拠能力はないと訴えていた。
飯塚事件:ネガから元死刑囚と異なるDNA 弁護団発表
(毎日新聞) - 2012年10月25日 23時51分
パネルを使って説明をする再審弁護団の岩田務弁護士
=福岡市中央区で10月25日午後5時5分、和田大典撮影
福岡県飯塚市で92年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、死刑が執行された久間三千年(くま・みちとし)・元死刑囚(執行時70歳)の再審請求をしている弁護団は25日、被害者の遺体などから採取された血液のDNA型鑑定に使われたネガフィルムを解析した結果、久間元死刑囚とは異なるDNA型が見つかったと発表した。
再審弁護団は同日、「真犯人のDNA型」とする意見書を福岡地裁に提出。弁護団によると、福岡地裁は検察側に対し、ネガを保管していた警察庁科学警察研究所(科警研)に他の資料が残っていないか調査するよう勧告した。
飯塚事件では再鑑定できるだけの試料が捜査時に使われて既になく、DNA型の再鑑定は不可能。再審の可否を検討する福岡地裁がネガの解析結果をどう判断するか注目される。
確定判決では、久間元死刑囚のDNA型と被害者の遺体などから採取された血液のDNA型の一致が有罪の証拠の一つとなった。弁護団は「ネガの解析結果は元死刑囚の無罪を示す決定的な証拠」と主張している。一方、福岡地検は「鑑定の内容に誤りはない」としている。
ネガは科警研が「MCT118」法と呼ばれる手法でDNA型を鑑定した際の資料で、今年2月に福岡地裁が取り寄せ、弁護団が9月に複写して専門家に解析を依頼。今月23日に同地裁に鑑定書を提出し、25日に同地裁であった検察、裁判所との3者協議で内容を説明した。
久間元死刑囚の型は、MCT118法で「16−26」型とされている。弁護団によると解析の結果、被害者の遺体などから採取された血液に「41−46」型が見つかった。一方、「16−26」型は、犯人の血液が混じる可能性がない試料からも出ていたり、不鮮明だったとしている。
弁護団は「ネガは証拠として提出されず、『41−46』型が現れた部分を意図的に除いた現像写真だけが提出された。科警研による隠蔽(いんぺい)行為だ」と主張。福岡地検は「ネガも証拠として提出している。写真は書面のサイズの問題で一部を切り取っただけで、隠蔽ではない」と反論している。【遠藤孝康、川上珠実】
久間元死刑囚と不一致か
=「犯人DNA型」ネガ鑑定―弁護団が発表、飯塚事件・福岡
(時事通信) - 2012年10月25日(木)21:42
福岡県飯塚市で1992年、小学1年の女児2人が殺害された飯塚事件で、死刑が執行された久間三千年元死刑囚=当時(70)=の弁護団は25日、被害者の体などから検出され、犯人のものとされるDNA型の写真のネガフィルムを専門家が鑑定したところ、元死刑囚のDNA型と一致しない可能性が浮上したと発表した。
ネガは警察庁科学警察研究所に保管されていたもので、弁護団が今年9月にデジタルカメラで撮影。専門家に鑑定を依頼した結果、元死刑囚とは違う二つのDNA型が特定された。
弁護団によると、確定審で提出されたDNA型の鑑定書にはネガの一部分を切り取ったものが使われており、今回特定されたDNA型が写っている場所周辺はカットされていたという。弁護団は「故意に切り取っており、改ざんされ捏造(ねつぞう)されているとしか思えない」と話した。
事件では、元死刑囚側が2009年、DNA型鑑定に誤りがあるとして福岡地裁に再審請求。しかし、犯人の血液が付着した当時の資料が残っていないため、本格的な再鑑定ができないでいる。
確定判決によると、元死刑囚は92年2月、飯塚市内で、登校中の女児2人を連れ去り、首を絞めて殺害、遺体を山中に遺棄した。
元死刑囚は一貫して容疑を否認したが、最高裁で死刑が確定。08年10月に執行された。
福岡地検の佐藤洋志公判部長の話 ネガはこれまでも証拠開示されており、弁護側も見ているはず。DNA型鑑定は間違っていない。
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