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領土問題を軍事問題に格上げして武力解決を目指したと受け取られかねない自衛隊での首相訓示

2012-10-14 20:49:12 | 国際関係
2012年10月14日(日)

 本当に野田総理大臣は政治家として落第だ!

世の中の状況を読み取り冷静に判断する能力が全く欠けている。

 今、このような訓示を自衛隊の【観艦式】で行えば、中国や韓国を一層刺激する

ことは、火を見るよりも明らかなのに、なんでこの時機にこの場所で・・・???

 おバカと云うしか無い!

安保環境、かつてない厳しさ 
 …観艦式で首相訓示

 (読売新聞) - 2012年10月14日(日)18:25


 受け止め方によっては、「領土問題を軍事力で解決する」ことを

世界に宣言したことにも成り兼ねない。

 海上保安庁は参加していないとのこと。

海保巡視船、参加取りやめ=自衛隊観艦式、尖閣影響か
 (時事通信) - 2012年10月11日(木)15:36
 

 海上保安庁での発言ならまだ一歩余裕があるが、これが世界有数の軍事力を誇る

自衛隊の公式行事である【観艦式】での発言であるから事態は決定的である!

 その上、米軍と一緒になって(結託して)『離島奪還訓練』まで実演すると云う。

沖縄離島で奪還訓練 自衛隊と米軍、11月実施
 (産経新聞) - 2012年10月13日(土)08:02


 おそらく、中国・韓国は敏感に反応を示すだろう!

 こんな危険な首相を抱えていることは日本にとって悲劇であり喜劇であるが、

アジア諸国にとっては大いなる驚異となるであろう。


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安保環境、かつてない厳しさ 
 …観艦式で首相訓示

 (読売新聞) - 2012年10月14日(日)18:25

 野田首相は14日、神奈川県の相模湾沖で行われた海上自衛隊の観艦式で訓示した。

 首相は「我が国を巡る安全保障環境は、かつてなく厳しさを増している。ミサイルを発射し、核開発を行う隣国がある。領土や主権を巡る様々な出来事も生起している」と述べ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡る日中関係など周辺諸国との緊張関係が高まっているとの認識を示した。

 その上で「動的防衛力を構築し、磨き上げてほしい。かつて経験したことのない局面、プレッシャーを感じる場面に向き合うこともあろうが、皆さんは国家の安全を守る最後のよりどころだ」と語り、自衛隊の士気向上に期待を表明した。

 首相は、「(東日本大震災で)米軍と自衛隊が共同対処した『トモダチ作戦』の成功は、日米同盟に結ばれた日米両国の 絆 ( きずな ) を固く結びつけた。日米の動的防衛協力を深めていく大きなよりどころとなっていく」とも語り、日米同盟の重要性を強調した。

 海自によると、今回の観艦式には、自衛隊の護衛艦など45隻に加え、米国やオーストラリア、シンガポールも1隻ずつ艦艇を派遣。観艦式に外国の艦艇が参加するのは異例という。一方で、巡視船を派遣する予定だった海上保安庁は尖閣諸島の警備に追われ、参加を見送った。



海保巡視船、参加取りやめ=自衛隊観艦式、尖閣影響か
 (時事通信) - 2012年10月11日(木)15:36
 

 今月14日に行われる自衛隊観艦式に、海上保安庁が予定していた巡視船の参加を取りやめていたことが11日、分かった。海保は沖縄県・尖閣諸島沖で、中国公船に対応するため巡視船を数十隻規模で応援派遣しており、海保幹部は「尖閣沖警備を含む業務上の理由で取りやめた」としている。

 自衛隊や海保によると、観艦式は3年に1回実施されている式典で、今回は神奈川県・相模湾沖で自衛隊などの艦艇約40隻と航空機約30機が参加予定。海保の巡視船も2000年以降、毎回参加し、今回は第3管区海上保安本部(横浜市)の巡視船「やしま」(5300トン)が派遣されるはずだった。


沖縄離島で奪還訓練 自衛隊と米軍、11月実施
 (産経新聞) - 2012年10月13日(土)08:02

 日米両政府は12日、来月の日米共同統合演習(実動演習)で、沖縄県の無人島を使い自衛隊と米軍の島嶼(とうしょ)防衛訓練を行う方針を固めた。事実上の離島奪還訓練で、国内の離島での共同奪還訓練は初めて。中国による離島侵攻の脅威が高まる中、事態が起きる危険性の高い沖縄での訓練が不可欠と判断した。訓練を通じ日米共同対処能力を高め、沖縄県・尖閣諸島をめぐり高圧姿勢を強めている中国を牽制(けんせい)する狙いがある。

 共同統合演習は11月上旬から中旬にかけ、九州・南西方面を中心に全国各地で実施する。日本側は陸海空3自衛隊、米側は陸海空軍と海兵隊が参加。主要な訓練は(1)島嶼防衛を含む海上・航空作戦(2)弾道ミサイル対処(3)統合輸送-になる見込みで、部隊や艦艇、航空機が各基地と海空域に展開する。

 島嶼防衛訓練は沖縄県渡名喜村(となきそん)の入砂島(いりすなじま)で行う。那覇の西北約60キロにある無人島で、米軍は島を「出砂島(いですなじま)射爆撃場」と呼称し、戦闘機やヘリコプターによる爆弾投下訓練などに使っている。訓練では島嶼防衛の中核である陸自西部方面普通科連隊(長崎)と、在沖縄の主力戦闘部隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)が中心になる。

 島が敵に占拠されたとのシナリオで、洋上からボートに分乗し、上陸作戦や敵部隊襲撃などを訓練する。

 陸自と米海兵隊は9月、米グアム島やテニアン島で離島奪還訓練を実施。島を使った共同訓練はそれが初めてだったが、今回は舞台を沖縄に移し、尖閣や先島諸島での事態を念頭に部隊の展開方法も確認する。

 防衛省は訓練にあたり「特定の国や島を想定していない」と強調することにしているが、中国の反発が予想される。

 尖閣の国有化をめぐり日中間の対立も先鋭化したため、防衛省は野田佳彦首相の判断を仰ぐ異例の措置をとった。首相は最終的に島嶼防衛訓練を含め演習内容を了承した。

 ただ、島嶼防衛訓練の実施には慎重論があり、訓練を非公開とすることも検討しているが、ある政府高官は「脅威に即した常識的な訓練として淡々と公開すべきだ」と指摘している。