全く「コントロール」できていない高濃度放射性汚染水の垂れ流し。
先だっての台風26号の時は、せきの弁を開いて計2400トンを敷地内に
排出した(毎日新聞) と云う。
今回は、あふれ出たのは「H2南」「H2北」「G3東」「G6南」「G6北」
と呼ばれるタンク群5カ所のせき(秋田魁新報)など7ヶ所(時事通信)。
溢れ出た量は、いまのところ不明らしい。それほど大量と云うことだろう。
雨水排出基準は、ガンマ線を出す放射性物質を検出せず、
放射性セシウム134が1リットル当たり15ベクレル未満、
セシウム137が同25ベクレル未満、
ストロンチウム90が同10ベクレル未満。(毎日新聞)
「H2南」では6日採取したせき内の水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9千ベクレル検出されていた。(秋田魁新報)
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第1原発、せきから雨水あふれる 汚染水流れ出た可能性
(秋田魁新報) - 2013年10月20日(日)19:51
東京電力は20日、降雨の影響で福島第1原発の地上タンク群に設けた漏水防止用のせきから雨水があふれ出したと発表した。放射性物質を含んだ汚染水が排水溝などに流れ出た可能性がある。
東電は漏れた量を調べる一方、他のタンク群のせきから雨水があふれていないか監視を強める。
あふれ出たのは「H2南」「H2北」「G3東」「G6南」「G6北」と呼ばれるタンク群5カ所のせき。
「H2南」では6日採取したせき内の水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9千ベクレル検出されていた。
(2013/10/20 19:51 更新)
福島第1原発:汚染水タンク周辺のせきから雨水あふれ出す
(毎日新聞)- 2013年10月20日(日)20:34
東京電力は20日、福島第1原発の汚染水をためる貯蔵タンク周辺のせき内から、降雨の影響で雨水があふれ出たと発表した。せき内にたまった雨水については、放射性物質濃度が排出基準未満だった場合は敷地内に排出しているが、あふれているのが見つかったのは濃度を測定する前だった。5区域に及んでおり、過去にたまった水から高濃度の放射性物質が検出された区域もある。
東電によると、午後4時20分ごろ、雨水がせきからあふれ出ているのを社員が発見した。午後8時現在、あふれ出たのは5区域。この中には、9月の測定で、雨水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9000ベクレル検出された区域もあった。
せき内の雨水排出基準は、ガンマ線を出す放射性物質を検出せず、放射性セシウム134が1リットル当たり15ベクレル未満、セシウム137が同25ベクレル未満、ストロンチウム90が同10ベクレル未満。排出基準内の区域は敷地内への排出を始めた。台風26号による大雨では、せきの弁を開いて計2400トンを敷地内に排出した。【鳥井真平】
せきの水7カ所であふれる=過去に排出基準超の場所も―福島第1
(時事通信) - 2013年10月20日(日)21:01
東京電力は20日、福島第1原発で放射能汚染水を貯蔵するタンク群の7カ所で、せき内の水が降雨で増加し、あふれて流出したと発表した。
せきの水があふれた箇所数としてはこれまでで最多。うち少なくとも5カ所では、東電が定めたせきの水の暫定排出基準値を上回る放射能濃度が、過去に測定されたことがある。
東電によると、流出した水の総量は不明。今回あふれた場所で、過去に測定した際に最も濃度が高かった所は、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9000ベクレル検出されていた。暫定基準値は、ベータ線を出す放射性物質の半分程度を占めるとみられるストロンチウム90が1リットル当たり10ベクレル未満。
タンク群を囲むせき内には、過去にタンクから漏れ出したとみられる汚染水や同原発の空気中に含まれる放射性物質などが落下して付着しており、たまった雨水に一定程度含まれることになる。東電は、水があふれないようタンクなどに早めに移送することにしているが、間に合わなかったとみられる。
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