2013年10月21日(月)
政治の場では、やるせない事態が続いている中、
久々の好感の持てる感動的なニュースです。
美智子・皇后が、79歳の誕生日を機に、宮内庁のインタビューに応じ、
これが、宮内庁のホームページ に掲載されています。
(画像は、上記宮内庁ホームページより)
その中で、今年活発となった憲法改正論議に関して積極的な発言をされ、
「五日市憲法草案」を高く評価された発言をしています。
その一部を引用させていただくと
共産党幹部でも、ここまで深い発言をする人は少ないと思います。
また、被災された人々への思いやりや、今年亡くなられた人々への哀惜の思い
なども表明されています。
この発言(上記引用部分だけではなく、発言全体)に対して、共産党副委員長の
小池晃さんは、自らのTwitterで
「深い知性と愛情に満ちた文章に感銘を受けました。」 と書いています。
共産党幹部が皇族(それもQueen)の発言に感銘を受けるとは時代も変わりました。
なお、私もこの発言に感銘を受けました。
ここからは、私の『個人的推測』に過ぎませんが、この皇后の発言は、安倍内閣が進める
憲法改悪に対して懸念を表した『ギリギリ』の「意志表明」だと思われます。
皇室と云う立場上、政治的発言はできず、当然のことながら現政権の政策への賛否は
公の場で明らかにできる立場ではありません。(皇族といえども内心の自由はあります)
皇后自身が発言(宮内庁に文書で回答したものです)しているように
「今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。」
と云う事態に「現行憲法が改悪されるのではないか」と憂慮しているのかも知れません。
しかし、現政権が勧めている「憲法改悪」に「反対」と言う訳には行かないので
(「憲法を守れ」の表明は憲法の趣旨に合致するので憲法違反では無いと私は思いますが)、
現行憲法以上に民主的である民間の憲法草案である「五日市憲法草案」を例に引き、
且つ「日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが」と云う表現によって
植木枝盛などが著した「超民主的憲法草案」も意識的に取り上げているのだと思います。
そう云う「民主的憲法草案」を敢えて強調することで、事実上安倍内閣の憲法改悪の
方向に『間接的に』「異議申し立て」をされたのだろうと『勝手に』推察します。
これは私の推測ですが、そのように受け取られた方も少なくないのではと思います。
同感される方は、是非とも一言コメント頂ければ嬉しいです。
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宮内庁による皇后の「文書発言」全文は、ここをクリック
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(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
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政治の場では、やるせない事態が続いている中、
久々の好感の持てる感動的なニュースです。
美智子・皇后が、79歳の誕生日を機に、宮内庁のインタビューに応じ、
これが、宮内庁のホームページ に掲載されています。
(画像は、上記宮内庁ホームページより)
その中で、今年活発となった憲法改正論議に関して積極的な発言をされ、
「五日市憲法草案」を高く評価された発言をしています。
その一部を引用させていただくと
5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。
主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。
明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。
当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。
長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。
共産党幹部でも、ここまで深い発言をする人は少ないと思います。
また、被災された人々への思いやりや、今年亡くなられた人々への哀惜の思い
なども表明されています。
この発言(上記引用部分だけではなく、発言全体)に対して、共産党副委員長の
小池晃さんは、自らのTwitterで
「深い知性と愛情に満ちた文章に感銘を受けました。」 と書いています。
共産党幹部が皇族(それもQueen)の発言に感銘を受けるとは時代も変わりました。
なお、私もこの発言に感銘を受けました。
ここからは、私の『個人的推測』に過ぎませんが、この皇后の発言は、安倍内閣が進める
憲法改悪に対して懸念を表した『ギリギリ』の「意志表明」だと思われます。
皇室と云う立場上、政治的発言はできず、当然のことながら現政権の政策への賛否は
公の場で明らかにできる立場ではありません。(皇族といえども内心の自由はあります)
皇后自身が発言(宮内庁に文書で回答したものです)しているように
「今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。」
と云う事態に「現行憲法が改悪されるのではないか」と憂慮しているのかも知れません。
しかし、現政権が勧めている「憲法改悪」に「反対」と言う訳には行かないので
(「憲法を守れ」の表明は憲法の趣旨に合致するので憲法違反では無いと私は思いますが)、
現行憲法以上に民主的である民間の憲法草案である「五日市憲法草案」を例に引き、
且つ「日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが」と云う表現によって
植木枝盛などが著した「超民主的憲法草案」も意識的に取り上げているのだと思います。
そう云う「民主的憲法草案」を敢えて強調することで、事実上安倍内閣の憲法改悪の
方向に『間接的に』「異議申し立て」をされたのだろうと『勝手に』推察します。
これは私の推測ですが、そのように受け取られた方も少なくないのではと思います。
同感される方は、是非とも一言コメント頂ければ嬉しいです。
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宮内庁による皇后の「文書発言」全文は、ここをクリック
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