じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭男子

2022-09-24 19:06:02 | 高校バスケット
インターハイまでより各選手大きくなって見えフィジカルが強くなって見えました。インターハイ後に台頭してきた選手がいたのかも知れません。だが第一ピリオドはそれが発揮出来なかったかはたまたやろうとしなかったかでゴール前の攻防で後手にまわる場面が目立ち相手に畳かけられる。以降中盤踏ん張り第3ピリオドで強くなったフィジカル勝負を制し追いつき一時逆転するもそこまでで激しく消耗したのか終盤相手がテコ入れで繰り出した屈強な選手が相手の関大北陽全体に威力をもたらし再び畳かけられ大勢決せられ準決勝敗退。2年連続のウインターカップ出場はなりませんでした。とはいえインターハイまではどこかサーノンターハ 真彪選手の個人技ありきの感が拭えなかったのがこの日はそれに頼らずとも勝負することができて見え、現にサーノンターハ 真彪選手が目立つ場面が終盤以外は良い意味であまりありませんでした。それのみならずこの選手の最大の売りである遠目からのスリーを他の選手も打てるようになっており、個人技頼みから個人技の相乗効果へとチームが進化した跡も垣間見え、チームとしての成長がはっきりと見て取れて良かったです。裏を返せばややもったいない負け方にも見えましたので、今後はそうした力を終始発揮するということが、来季以降のテーマのひとつになるような気がしました

インターハイ男女高校バスケットボール展望

2022-07-24 19:57:24 | 高校バスケット

※男子

本命:仙台大学付属明成(宮城)中部大第一(愛知)

対抗:福岡第一(福岡)洛南(京都)開始国際(新潟)

ダークホース:能代科学技術(秋田)白樺学園(北海道)駒大苫小牧(北海道)北陸(福井)北陸学院(石川)東海大諏訪(長野)尽誠学園(香川)阪南大高(大阪)大阪桐蔭(大阪)等


※女子

本命:明星学園(東京)桜花学園(愛知)京都精華学園(京都)大阪薫英女学院(大阪)

ダークホース:札幌山の手(北海道)大阪桐蔭(大阪)柴田学園(青森)岐阜女子(岐阜)等


※男子ゾーン毎展望

 屈強な日本人選手プラス強烈な外国人選手という点で上記2校を本命に推した。両校は決勝まで当たらない組み合わせに。仙台大学附属明成の初戦の相手は大阪桐蔭ー美来工科(沖縄)の勝者と。大阪桐蔭は近畿大会で全国クラスの東山に競り勝ち大物食いの力を秘める。他このゾーンでは北陸 北陸学院といった北信越勢が面白い存在かと思われる。

 上記ゾーンの勝ち上がりと準決勝で相まみえるゾーンは福岡第一と洛南を中心とした争い。福岡第一も強力な外国人選手を擁する。日本人の目で見て感じる強さという点で本命2校にじゃっかん後塵を拝するかと思われ対抗としたが彼らのテクニックは本命2校に勝るとも劣らないものがあるだけに注目の1校かと思われる。昨年のウインターカップを制した福岡大大濠もパット見の強さに特別なものは感じなかっただけに、可能性は十分あるかと思われる。洛南は逆に日本人選手の雰囲気では本命2校に劣らない。総合力で優勝を目指す。だが能代科学技術や白樺学園と序盤から戦う可能性があり、予断を許さない

 反対側のゾーンはどうだろう。中部大第一のゾーンでは初戦の相手となる可能性がある阪南大高も面白い存在。強力な外国人選手を擁するだけに日本人選手次第では優勝候補に喰らいつく事もあり得るかと思われる。

 残る一つのゾーンは開始国際を中心に混戦の可能性も。同校の外国人選手も強力。日本人選手次第では優勝も狙える。駒大苫小牧 東海大諏訪 尽誠学園あたりとの争いが予想される


※女子ゾーン毎展望

 昨年の桜花や京都精華のような本命が見当たらず例年になく混戦模様かと思われる中、実績などから上記4校を本命とした。そのうち桜花と京都精華が3回戦までで潰し合うゾーンは激戦。桜花は相変わらず強いが昨年ほどの雰囲気はまだ出ていない。京都精華もふたりの強力な外国人選手等下級生が多く残るが3年生の抜けた穴を埋めきれてなく見える。ここにはベストメンバーが組めればの大阪桐蔭も控え予断を許さない

 上記ゾーンの勝ち上がりと準決勝で相まみえることになるゾーンは混戦。札幌山の手や柴田学園を中心とした争いが予想される  

 反対側のゾーンはどうであろう。明星学園は強力な外国人選手等下級生が多く残り単独本命に推してもいいくらいの力を秘めていることも考えられる。順当なら準決勝までは駒を進める可能性が高いかと思われる

 残る一つのゾーンは大阪薫英女学院が中心かと思われる。下級生からのメンバーが多く残るが抜けた3年生の強さを埋めきれていない。今年の東海大会で桜花に大敗した岐阜女子の巻き返しにも注目したい



大阪桐蔭女子 京都精華 大阪桐蔭男子 阪南大高 東山

2022-07-03 09:30:38 | 高校バスケット

※大阪桐蔭女子

近畿準決勝の京都精華戦でも控えのセンター田中選手11は十分勝ててましたのでプレーの精度が上がってくればもっと機能できるかと思われます。最終的には大敗でしたが主力二人を欠いてこの試合終盤北條選手も離脱の中、第3P途中まで五分に渡り合った事は薫英戦同様大敗の中に一筋の光明も見えたこの日の試合だったかと思われます。全国クラスの学校のスピードとテクニックについていけるようになり、そうした相手に寄せられる等難しい体勢からでもスリーも含めシュートを高い確率で決められるようになることに加えこの日の相手のように強烈な個の力を誇る相手へのリバウンドへの対応、束の強さを身につける、はたまたそうした選手を前に剥がす巧みさといったあたりかと思われます。まだまだ全国クラスではありませんが、今後そうなる可能性は、この日も感じさせたかと思われます。


※京都精華
やはり旧チームからのメンバーであるウチェ ジェシカ両選手の力は強烈です。この両名とまともにリバウンド勝負するとなかなか太刀打ち出来ません。旧チームのように全国制覇を狙えるところまでくるには旧チームの3年生が抜けた穴をいかに埋めるか 上記2選手が前に押し出されたときの対応力 旧チームと比べるとまだまだ粗い感じがするチームとしてのバスケの精度がどこまで上がってくるかかと思われます。


※大阪桐蔭男子
近畿大会準々決勝では全国でも戦えそうな東山に見事勝利 一方で次の阪南大高には府大会以上の大敗。インターハイ出場は決めたものの2年連続のウインターカップとなると阪南大高のズッコケまちの感が拭えず。力がないわけではないが得手不得手がはっきりして見え、強烈な個の力を擁する相手への対応力を磨くことが必要不可欠に見えました


※阪南大高
近畿大会でも選手を軸に準優勝。彼がコートにいない時間帯の戦いもだいぶ強くなってきた。準決勝では府大会で課題に感じたチームとしてのスタミナも問題なく機能。インターハイでも十分戦えそうで、ウインターカップ大阪代表に最も近い位置にいるかとは思われますが、総合力でかかってくる相手との戦いをいかに勝ち切るかということになってくるかと思われます。


※東山
準々決勝の大阪桐蔭戦では総合的に強いがために強引なバスケが目立ち涙を飲んで見えました。とはいえ府大会では近畿を制した洛南とも五分に渡り合っており、抜き差し加減をしっかりすれば、全国でも戦えるかと思われます。


大阪桐蔭女子 大阪薫英女学院 大阪桐蔭男子 阪南大高

2022-06-05 08:34:15 | 高校バスケット

※大阪桐蔭女子

薫英戦は開始早々、山本選手8、片山選手6、この2人の主力の動きを封じられたことが試合に大きな影響を与え大敗につながって見えました。一方で点差がついてからとはいえ現状控えのセンター田中選手11は薫英の主力相手にも1対1で十分勝ててましたしこういう選手が出てきてくれるとそれまで封じられてきた選手のマークも薄くなるかと思われ、洪選手15あたりも勝負出来るようになって見え、相乗効果へとつながって見えました。決勝リーグでは外れてたガードの石原選手4が復帰すればそこにこの日目立った田中選手や洪選手などに加え主力の山本選手、北條選手7が絡むことにより、この日誰よりも封じられ早々に出番がなくなったものの本来は全国クラスが相手でも十分通じるかと思われるセンター片山選手の強さも活きるようになり、分厚いバスケが展開できるかと思われ、大敗の中に一筋の光明も見えたこの日の試合だったかと思われます。結局は相手のスピードとテクニックについていけなかった敗北のため、上記が本物になるには、相手に寄せられる等難しい体勢からでもスリーも含めシュートを高い確率で決められるよう、それが全国クラスの相手にも出来るようにになることが必須かと思われます。チームとしてのフィジカルの強さの片鱗は見せることはできたかと思われます。

※大阪薫英女学院
インターハイ予選を全試合完勝で終え今期も大阪では頭ひとつ抜きん出た存在であることを証明。府内最大のライバルである大阪桐蔭戦でもガードの都野選手4,FW熊谷選手6,センター仲江選手5,2年生センターの島袋選手7といった旧チームのメンバーを中心に皆スピードとテクニックに秀で難しい体勢や場所からでも高い精度でシュートを決め続けて見せた。昨年より全体的にやや小粒な印象を受けるチームがフィジカル勝負に耐えられるかどうかかとも思ったが少なくとも現状大阪ではそれも全く問題なく、かわす必要もなし。全国クラスの相手にもそうであればさらに先の展望も開けてくる。昨年は制することが出来なかった近畿を獲る力は十分にあるかと思われる。ただ全国を制するには旧チームからの主力以外の台頭が必要不可欠かと思われ、そういった意味では、大阪桐蔭戦で大半の時間を同じようなメンバーで戦っていたのは気になる点かとは思われます。
※大阪桐蔭男子
インターハイ出場は決めたものの最終節の阪南大高戦ではコートをワイドに使ったパスワークを終盤まで相手に封じられスリーもなかなか打たせてもらえず現状不利なゴール前でのフィジカル勝負が増えてそこで攻守ともにやられる場面が目立ち終盤猛追するも内容的には完敗。突出した個人技を誇る選手を封じられた時の戦いに課題が残った。今後は各選手のフィジカルを上げていくことが必要不可欠かと思われます。

※阪南大高
最終節の大阪桐蔭戦でもゴール下で強烈な強さを発揮する選手を軸に勝利。初戦では彼がコートにいない時間帯の戦いには課題が残ったがこの日は彼以外の選手が走り回り相手の特徴を見事に封じて見せ、春の大阪を全勝で制した。だが終盤は足にくる選手が目立ち相手の猛追を許す。最後まで走り回りきれるスタミナをつけることも大事だが大阪桐蔭戦みたいに走り回って最後までスタミナ維持は難しい話かとも視てて感じた。となると、そこまでせずとも勝ちきれるだけのものをチームとして身につける事が出来るかどうかが今後の鍵になってきそう。大阪桐蔭戦では20番の選手がコートにいない時間帯でも互角かそれ以上に戦えたことも、勝利へとつながる大きな要因となった。


大阪桐蔭女子 大阪薫英女学院 大阪桐蔭男子 大阪学院 関大北陽 阪南大高

2022-05-29 19:37:52 | 高校バスケット

※大阪桐蔭女子

FW山本選手8はスリー等高い精度のシュート力を誇る。昨年から強さを見せていた2年生センター片山選手6は相手に寄せられた難しい体勢からでもシュート決めてくる。 そこに昨年から主力でガードやFWとこなす2年生北條選手7や決勝リーグ第一節では出場のなかった石原選手といった旧チームからのメンバーを中心にフィジカル勝負に強さを発揮するタイプのチーム。薫英相手に勝つにはそれ以外の選手の出来、スピードとテクニックに勝る相手を捕まえて力勝負に持ち込めるか、力を分散された時の対応等といったあたりが上げられるかと思われる
※大阪薫英女学院
ガードの都野選手4,FW熊谷選手6,センター仲江選手5,2年生センターの島袋選手7といった旧チームのメンバーを中心にスピードとテクニックに秀で皆難しい体勢や場所からでも高い精度でシュートを決めてくる。今期も大阪NO1の座を維持できるか否かは昨年より全体的にやや小粒な印象を受けるチームがフィジカル勝負に耐えられるかどうか、もしくはそうした勝負をかわすことができるかどうか、旧チームからの主力以外の選手がどこまで台頭してくるか等がカギとなりそう。
※今期の大阪桐蔭ー薫英はリバウンドをどちらが制するか、この部分の推理意欲が例年以上に湧いてくる そんな双方のチームカラーかと思われる。
※大阪桐蔭男子
決勝リーグに残った4チームの中では最もフィジカルでの不利を感じた。だが第一節ではそれを補うコートをワイドに使ったパスワークで相手の力を分散させ見事逆転勝利。次の関大北陽はスピード、フィジカルともに優れている。個人技で打開したい。最後の阪南大高戦はゴール下で大阪では規格外の強さを発揮する相手選手の存在感を消すべく、遠目で勝負したいところかと思われる。スリーをどんどん狙っていきたい

※大阪学院
決勝リーグに残った4チームの中で最もチームとしてのフィジカルの強さを感じたが初戦は相手の遠目からのスリーとコートをワイドに使ったパスワークに強さを分散されたことに対応しきれず逆転負け。次の阪南大高戦は相手にいる規格外の強さを誇る選手を複数で封じることが出来れば勝機も十分出てくるかと思われる。最終節の関大北陽はスピード、テクニック、フィジカルと総合的に秀でたチームのためゴール下をしっかり固めてロースコア勝負に持ち込みたいところかと思われる

※関大北陽
黒星スタートとなったものの総合力の高さは4チームの中で1番かと思われる。初戦は相手の強烈な個の力に屈した格好。次の大阪桐蔭にもタイプこそ違えどそうした選手がいるだけに、その選手を封じることが出来るか否かが勝敗に大きな影響を与えそうだ。最後の大阪学院はフィジカルが強い相手。だが関大北陽もそこで決して見劣りはしないだけに、スピードとテクニックで相手を翻弄出来れば、勝利への道も大きく開けてくるかと思われる

※阪南大高
初戦は特にゴール下で強烈な強さを発揮する選手を軸に勝利。だが彼がコートにいない時間帯の戦いには課題が残った。次の大阪学院はチームとしてフィジカルの強さを感じるだけにチームとしてのフィジカル勝負に持ち込まれると厳しくなる危険性も。最後の大阪桐蔭は遠目からでもスリーを狙える選手を擁しチームとしてもコートをワイドに使ったパスワークに優れる。それをさせずにいかにゴール下勝負に持ち込むかかと思われる。いずれにしても20番の選手を上手に使いたい。

男子は初戦で大阪桐蔭 阪南大高が白星スタートなものの4チーム大混戦。どこがインターハイ2枠をゲットしても不思議なし。最終節残して全校一勝一敗で並んでも不思議なし。混戦なのに4チームそれぞれチームカラーが違うというのも面白いですね♪