じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

4月29日近大付属 金光大阪 大阪桐蔭 東海大仰星

2017-04-29 09:42:33 | 高校スポーツ

※守備

近大付属:1点に抑えましたが特に前半、ボールを持った相手選手を見過ぎて自陣深くまで攻め込まれる場面が目立ったのは気になりました。

金光大阪:こないだ見たときよりも激しくボールにいけてたことが、1点に封じることが出来た要因と思います。

大阪桐蔭:後半の2失点はいずれも強風の影響によるもの。1失点目はやや不運にも見えましたが2失点目は相手がCKで風上を利するべく、普段ならあり得ないようなハイボールを蹴ってきたのに対応出来てなかったように見えました。その時その時への対応力という点で、課題が残ったと思います。

東海大仰星:前半に先制点献上後は後半逆転し再び同点に追い付かれるまで攻める時間帯が続く。それによって前掛かりになりすぎたことにより、後ろのケアがおろそかになったところをカウンター2発で再逆転を食らったように見えました。攻め込んでる際のリスクマネジメントに課題が残ったと思います。

 

※攻撃

近大付属:ゴールキックのほとんどが最終ラインへのゴロパス。この日見る限り例年よりはるかにつなぐ意識が高いチームに見えました。サイドで勝負しマイボールのスローインを取り続けるという現実的なポゼッションサッカーも出来ますし、敵陣でのギアチェンジもメリハリがあり緩急もしっかりついたパスサッカーが出来てましたし相手に寄せられる前に難易度は高いも効果的で次にパスを受けた選手が余裕をもってプレーができるパスやシュートもほとんどの選手がしっかり意識出来ているから相手に怖さを与える攻撃、シュートも多々あり、同校として過去にないと言っても過言ではないくらい精度の高い攻撃が出来るチームに感じました。それこそが1失点に封じることが出来た要因にも見えました。1点しか捕れなかったことについては、相手の守備を褒めるべきと思います。セットプレーからのクロスの精度もいちいち高く、相手に怖さを与えてました。

金光大阪:相手が割とボールを見てくれていただけにもっと思い切ったパス、シュートの決断を瞬時に出来ていれば、今季プリンス初勝利もあったと思います。

大阪桐蔭:相手の激しいプレスにさらされボールを支配できない中、後半カウンター2発で逆転。ゴールに絡んだ選手が皆、寄せられる前にクロスやシュートなど素速い球離れが出来たからこそのゴールであり、瞬時の決断が光りました。ここまでともすれば、旧チームからのメンバーが、旧チームから試合に出ているからこその責任感からか、ボールを握る時間が長すぎてしまうきらいが時にあり、責任感が裏目に出て見える場面もありましたが、その点もこの日の試合では良い方向に向かって見えました。

東海大仰星:後半の2得点はいずれも強風を味方につけてのもの。特にCKからの2点目は強風の中での風上を利しての普段ならあり得ないハイボールを駆使してのもので、状況把握能力という点で光るものがありました。

 

近大付属:上背はないも骨格のしっかりした選手が例年以上に多く、派手さはないも感じるものがあるチームでした。インターハイ予選では興国、履正社と同じゾーンに入り彼らの山の勝者を迎え撃つ図式に。いよいよもってここは死のゾーンだと、この日の近大付属を見て感じました。

金光大阪:プリンス初勝利はならずもこないだ見たときより着実に上げてきて見えました。インターハイ予選では先日完敗を喫した大阪桐蔭と同じゾーンですが、目に見える明確な差は感じず、最終リーグへ駒を進める可能性は十分にあると思います。3日の試合でプリンス初勝利を上げ、インターハイ予選への弾みになると良いですね。こないだ見たとき同様、ボランチの渡邊君10はこのチームの核になる選手だと思いました。

大阪桐蔭:ここまで大敗か完勝で接戦がなかった中、この日は初戦以来の後手を踏む展開を今度はこらえて逆転勝利に結びつけたことは、チームとして自信になったかと思います。次の試合も勝って、良いイメージでインターハイ予選に入りたいですね。

東海大仰星:こないだ観たときと印象は大きく変わりません。激しさ、最後までしつこく足を伸ばしてくるサッカースタイルは今季も健在です。


4月23日 阪南大学高校 大津(熊本)

2017-04-23 09:51:09 | 高校サッカー

※守備

阪南大学高校:後半の2失点はいずれも敵陣で攻める時間が続いた後のカウンターでやられたもの。リスクマネジメントに課題が残ったと思います。後、前線の選手が寄せてクイズに例えれば4択を二択にまで絞り込んであげてるのに2列目がそれを感じることが出来ておらず結局つながれてしまったり、2列目の選手が同様に寄せて絞っているのに最終ラインがそれを活かせず自陣深くへの侵入を許してしまったりと、予測という点でも課題が残ったと思います。本来、失点を防ぐ力はもっとあると思います。

大津(熊本):相手の激しい攻撃にさらされる場面も目立ちましたが、特に後半、ゴール前をしっかり固めて、よく守り切ったと思います。

 

※攻撃

阪南大学高校:縦に速くゴールに向かって激しく攻めたてる様は、一見ゴールへの意識が高いサッカーに見えますが、ゴールへ向かっていく意識、こそが課題に見えました。ボールを持った選手が、余裕のあるうちのプレーを、ドリブル突破で全て余裕をはき出してしまっては、なかなか得点にはつながりません。その中でボランチ宮崎君7,左MF岩丸君14、右MF中村君19といったあたりが、余裕のあるうちに無理をする。が出来ているように見え、彼らがシュートを放つシーンがもっと増えれば、ゴールにもつながったかもしれないと思いましたし、左サイドからの攻撃が目立ちましたが、右サイドからの攻撃がもっと多ければ、宮崎君、岩丸君がゴールに絡む場面がもっと増えたかもなと思って見てました。ここまでプレミアリーグ3試合いずれも1点以内に押さえ込まれてるようですが、本来、もっと得点力の高いチームだと感じました。

大津(熊本):後半2得点。前掛かりに縦に速くどんどん押し寄せてくる相手にカウンターは有効でした。

 

阪南大学高校:システムは見る限りフラットな4-4-2.0-2で敗れはしましたが、分厚い上半身と骨太な下半身を誇る選手を多くそろえ、今季も強さを感じるチームカラーに見えました。ゴールキックはほとんどが単純なパントキックで今季もパスより縦に速く激しくを意識した強さを前面に押し出すサッカースタイル。単純なパントキックとは書きましたがキーパーも含めキックの精度は皆高く、トップスピードの中でも高い足元のテクニックを披露できるチームカラーは今季も健在。今はまだ、この日でも逆のスコアで勝っていてもおかしくなく見えたにも関わらず、プレミアリーグでそれをチーム力や結果に反映させることは出来ておらず、下位にしずんでいるようですが、それはまだ公式戦の経験が足りてないからに見えました。経験を積むにつれ、勝率も上がってくるでしょうし、プレミア残留を果たす力は十分にあると感じましたし、大阪のインターハイ予選もトップランクの有力候補であると思いました。左SB小川君5,FW福羅君9あたりの強さも印象的でした。この日は引いて守る相手にまともに突っ込んではカウンターをくらい、互いのサッカースタイルからくる相性がもろにでてしまった格好。本来引いて守る相手は緩急使って誘き寄せるのが良いと思いますがそれは同校のサッカースタイルではないと思われ、これもまた、試合経験を積むにつれ、力ずくでこじ開けるだけの強さを身につけることが出来るかと思われます。今季もまた、感じるものがある、強くて良いチームだと思います。

大津:システムは見る限り4-1-4-1。前半はキーパーからパスをつなぐスタイルでしたが後半は自陣ゴール前をしっかり固めてからのカウンタースタイルへと変換。前にガンガンでてくる相手のスタイルを見越したゲームメイクの前後半での変換に見え、特別な強さはパット見感じないも、相手を見る目に長けたチームだと感じました。CB吉村君4,FW大崎君9などだったと思うのですが所々にフィジカルの強さを感じる選手もいましたが、チーム全体として、強さを感じるだけのフィジカルを身につけることが出来るかどうかが、今後の飛躍の鍵に見えました。


4月16日 履正社 奈良育英 金光大阪 大阪桐蔭

2017-04-16 09:56:20 | 高校サッカー

※守備

履正社:ゴール前での寄せがやや甘く見えたのと、キーパーと最終ラインの連携がまだまだこれからに見えたのは気になりましたが2試合続けて無失点。特に後半は安定してました。

奈良育英:こちらもボールを持った選手への寄せが甘く、ドリブルでずるずると自陣へ入り込まれる場面が目立ちました。もっとボールを奪いにいく姿勢を見せることができれば、失点も防げると思います。

金光大阪:3失点しましたが、目に見えてどこがどうというのは感じませんでした。

大阪桐蔭:最後までボールを奪いにいけてたと思います。キーパーと最終ラインの距離感、連携もよかったです。

 

※攻撃

履正社:足元の攻防でやられる場面が特に前半、目についたのは気になりましたが2試合続けて2得点以上あげ相手守備を攻略。この日見る限り強さと激しさで押し切った風に見え、今季も昨年同様、基本的には縦に激しくという風に見えました。

奈良育英:ボランチ中根君4のテクニックや2列目のサイドだったかFWだったかの瀧本君7の相手に寄せられた中でも精度の高いシュート打てる姿などが印象に残りました。全体的に足元のテクニックを感じる選手が多く、ボール持った選手が相手に詰められてない内に無理なプレーをすることが出来るようになれば、この日も2点は獲れていたと思いますし、常時得点力も上がると思いました。

金光大阪:ボランチ渡辺君10は余裕のある内に、チームのことを考えた無理なボールさばきを選択することができて見え、ここを基点にチャンスが広がって見えました。相手に怖さを与えられるプレーヤーだと思います。FW小山君9のボールさばきや鋭さも印象に残りました。

大阪桐蔭:全般、次にパスを受けた選手が余裕を持てるようなパスワークが出来ていたと思います。時にそうでないときもありましたが、ボールを持った選手が常にそういう意識を持ってプレーして見えたことが、特に守備が悪くも見えなかった相手からの3得点につながったと思います。前半ラストワンプレーで右サイドで相手のパスコースを予測して素早くボールを奪い、相手に寄せられる前に難しい角度からシュートを狙ったFW奥田君16のプレーも、余裕のあるうちに無理をするという意識の表れかもで、大変良いゴールでした。

 

履正社:特に誰がどうというより全体的に今季も強さを感じるチームだと思いました。ここ数年同様、パット見全体的に体格大きく見えるチームですが、縦目だけでなく骨格を感じる体格に全体的になっているかどうかが、今後の飛躍の鍵かも知れませんね。

奈良育英:どちらかというと縦に速くといった風に見えましたが、足元のテクニシャンを多くそろえたチームに見えましたので、キーパーからのつなぎのサッカーを志向するのも、良いかも知れませんね。

金光大阪:見る限り自陣ではシンプルに、敵陣では割と細かくつなぐように見えましたが、つなぐのならキーパーからつなぐ。縦に速くいくのなら敵陣でもシンプルにいくといった感じでもっと徹底すると良いかも知れません。特にここがどうという悪いところがパッと思い浮かばないにも関わらず、2試合続けての完敗の要因かも知れません。核になる選手はいるだけに、彼らの力がチーム力に反映してくれば、覚醒の可能性も秘めていると思われます。

大阪桐蔭:見る限り会心のゲーム運びで完勝。これで前節の大敗のショックは払拭できたと思います。先に挙げた奥田君だけでなく、ボランチ北田君14も1試合通して非常に効いており、前節出てなかった選手がこうした質の高いプレーを見せるということは、それだけ指導されてる先生方がちゃんと見られてる証拠ということだと思います。この日途中出場の選手は全て最後まで出続ける事ができたのも何よりなことで、こういうことが、選手層の厚さにもつながってくるかと思います。

 


4月15日大正シニア 京都八幡シニア 兵庫北摂シニア 西成シニア 豊中シニア

2017-04-15 20:21:55 |  中学野球

※大正シニア

1三投紀村宗右右1:細身で背は高めのスポーツマン体型。大型感あり。引きつけてしっかり振り抜く。スイングスピード速い。守っても地肩強く打球への反応も速く動き鋭い。

3捕紀村英右右2:大柄でスポーツマン体型。お尻がしっかりしており肩良くモーションも速い。体の割にベーランも鋭い。

4左真柳右右8:大柄。単に大きいだけでなく体そのものが強そうだと、試合前のサイドノックでの送球フォームなどに感じる。

5投三宇城右右3:細身で背は高め。試合前の正確な遠投が印象に。オーバーハンドからまずまずのびのあるストレート投げ、変化球も腕をしっかり振って投げており、緩急十分に使えていた。縦の変化球も決め球に有効でした。打っても強く振れる。

 

※京都八幡シニア

1二黒瀬右左4:太めでガッチリ体型。ベーラン鋭くスタート良く集中力が高く元気が良い!打っても振り鋭い

2右小國右右1:ガッチリ体型。フライ処理の際、距離感がしっかりしてたのが印象に。

3三長谷川右右6:華奢だが体が強そうだと、試合前のノックでの送球動作に感じた。振りするどく綺麗に振れる。ベーラン鋭く巧み。

7中後藤右右8:細身で背は高め。しっかり引きつけて鋭く振りぬける。守っても送球動作に上体の強さ感じる。

 

※兵庫北摂シニア

1遊大野右右6:華奢。判断の良い守備光る。ベーランも鋭い

5中池田颯右右8:細身で背は高めのスポーツマン体型。主将。走塁スタート良い。スイング鋭い

7一辻右右3:ドカベン体型。詰まっても力でヒットにできる

 

※西成シニア

2二苧原右左12:小柄、走塁スタート良い

3遊橋本右右20:細身。力強さとシュアさを併せ持つスイング。激しいベーラン。

5投又吉右右10:華奢も背は高め。主将。スリークオーターからまずまず伸びのあるストレート投げる。フィールディング動作も素速い

7捕右右7:おしりから下がガッチリした体型。強肩。動き鋭い

 

※豊中シニア

1遊布施右右6:華奢。守備範囲広い。鋭いスイング

4左沖崎右右20:華奢も背は高め。鋭いスイング。捉えたときの球足の速さは観るべきものあり

5捕中谷右右2:華奢もお尻がガッチリした体型。強肩。体を張ってよく止める。

6一片岡右左3:背は高めのガッチリした体型。逆方向へ長打性の強い打球。激しいベーラン

8投樽見左左1:華奢もシュアなバッティングでベーラン鋭い

9中水谷右右8:ガッチリした体型。ベーラン鋭い。力でヒットにできる

 


4月15日 神戸中央シニア

2017-04-15 19:58:42 |  中学野球

1三北村右右6:ガッチリした体型。スイング、ベーラン鋭く守っても地肩強い

2中山崎左左13:太めのガッチリした体型。守備反応速くテキサスヒットを許さない

3右今崎右左9:ガッチリした体型。事も無げにファインプレー

4左影山右右25:大柄。根っこでも力でヒットにできる。もちろんスイングそのものも力強い。タイミング外されても崩されず振ることができる。

6捕佐藤右右2:ガッチリどっしりした体型。強肩、動きに切れあり。打ってもスイング鋭く強く振れる

7一久保田右右3:ガッチリどっしりした体型。スイング鋭い

8投遊浅川右右10:やや華奢な主将。オーバーハンドからの担ぎ投げは肩を痛めないか懸念されるが、横から見るよりネット裏から見た方がストレートが速く見えるということは、それだけ力強いストレートが投げ込めている証拠かと思われます。スライダーも軌道鋭く決め球に有効。フィールディングもまずまず。

9遊中村右右16:華奢だが背は高め。守備範囲広く動き鋭い。

投千葉左左1:大柄でどっしりした体型のオーバーハンド左腕。ゆったりしたフォームからなかなかのびのあるストレート投げる。理想的なフォームに体型そのままの野性味が出てくれば。

投栄左左18:どっしりした体型の左腕。ブレーキの効いたカーブが印象的。ストレートの質が上がってくれば。きれいなフォームに野性味が出てくれば。

一平野右右22:ドカベン体型。力強く鋭いスイング。

 

以上です。