※21世紀枠(東西各1、ランダム1)
東:富良野(北海道) 西:倉吉東(中国、鳥取) ランダム:洛星(近畿、京都) 補欠:多治見(東海、岐阜)
富良野や倉吉東の災害としっかり向き合い、打ち勝って地域にも大きく貢献した力強さ、抜群の進学実績を誇り、新聞紙面等でも有力視されている洛星、地に足のついた地域貢献からくる地元からの絶大な人気を誇る東の多治見、この4校のインパクトが特に強く感じる。今回新聞紙面等で特に有力と言われている部員10人のハンデを乗り越え強豪私学に善戦した東の不来方(東北、岩手)、24の瞳でおなじみであり、地域の人気は絶大なものがある西の中村(四国、高知)、この2校と上記4校との絡みが興味深いところ。東は富良野、多治見に不来方がどう絡むか。富良野は客観的に見ても有力な1校という位置づけと目されるが、多治見は今回の9校の中ではどちらかと言えば地味な存在であるが、私的にはランダムで十分ありそうな、今回の21世紀枠のダークホース的存在と推察する。西の洛星と倉吉東はどちらが西、ランダムにまわっても不思議に思わない。洛星は既に7校と多くの枠が与えられてる近畿地区の代表という点が唯一のネックか。これら2校に中村がどう絡んでくるかにも注目したい。
※北海道(1)
札幌第一 補欠:白樺学園 札幌日大
1校枠のため、必然的に北海道大会を制した学校のみの選出となり、推理意欲をそがれる感もあるが、補欠の第一位には、優勝した札幌第一と唯一接戦を演じた白樺学園を、早期敗退ながらここでは大抜擢したい。
※東北(2)
仙台育英(宮城) 盛岡大付属(岩手) 補欠:聖光学院(福島) 酒田南(山形)
雑誌等でも上記のように目されているが、もし不来方が21世紀枠に選出されれば、地域性から聖光学院の逆転選出もあると私的には思っています。東北大会で優勝した仙台育英と最も接戦を演じ、同校に負けず劣らず投打にバランスが取れていそうなその戦力は、今回の選考で侮れない存在と言える。
※関東 東京(関東4、東京1、+どちらかで1)
作新学院(栃木) 東海大市原望洋(千葉) 前橋育英(群馬) 慶応(神奈川) 補欠:健大高崎(群馬) 山梨学院大学付属(山梨)
早稲田実業 日大三 補欠:関東一 創価
関東大会ベスト4の4校と東京を制した早稲田実はほぼ決定。残り1枠を関東の慶応と東京の日大三で争うというのが雑誌等での見方であり、日大三やや優位との見方もあるが、慶応も、もし選ばれれば影の関東NO1ではと推察もされ、どちらも消し難く、ここでは両方選出と予想したいと思います。となると、関東ベスト4の内決勝に残った2校と、準決勝敗退の2校の内、慶応に勝って準決勝へ進出した前橋育英を外すわけにはいかず、もう一つのベスト4の健大高崎と慶応との比較検討になるかと思われる。健大高崎も県予選で前橋育英に敗れており、ともに惜敗。慶応が激戦区神奈川を制しているのに対し健大高崎は県でも2位。このことから、上記のような選考の仕方は理論的には可能とみる。東京の補欠2校は本来、準決勝敗退の2校が選ばれるはずだが、ここでは早稲田実相手に善戦した跡が見える関東一と、日大三相手に延長まで持ち込んだ創価を推したいと思います。
※北信越(2)
福井工大福井(福井) 日本航空石川(石川) 補欠:高岡商業(富山) 日本文理(新潟)
北信越大会優勝の福井工大福井と準優勝の高岡商業というのが雑誌等での見方であるが、ここでは日本航空石川の逆転選出を予想したいと思います。福井工大福井相手に激しい攻防を繰り広げており、好投手を擁し、福井工大福井に勝るとも劣らぬ投打にバランスのとれた戦力を誇ると推察されます。
※東海(2)
静岡(静岡) 至学館(愛知) 補欠:中京大中京(愛知) 三重(三重)
ここは補欠も含めてひねりようがありません。大方の見方通り以外に、思い浮かびません。
※近畿(6+神宮枠1)
履正社(大阪) 神戸国際大付属(兵庫) 大阪桐蔭(大阪) 智辯学園(奈良) 滋賀学園(滋賀) 高田商業(奈良) 神宮枠:和歌山東(和歌山) 補欠:報徳学園(兵庫) 上宮太子(大阪)
秋季近畿大会ベスト8の内、上宮太子を除いた7校が選出、高田商が神宮枠というのが雑誌等での見方であるが、洛星が21世紀枠で選ばれるという条件付きで、上記7校と補欠2校を順列も含めて予想したい。もし洛星が漏れれば、一般的に言われている7校の選出となるであろう。ベスト4の4校と準々決勝敗退校の内智弁学園はほぼ決定。智弁学園に関しては逆転で4校目での選出もありうる。残る2枠だが、準々決勝敗退校の内上宮太子は同一都道府県3校選出原則禁止の網にかかり苦しい。ただ、同校は大阪1位校であり、秋の近畿、及び秋の全国を制した履正社に今季唯一土をつけている。大阪桐蔭がその履正社に敗れていることもあり、同校を差し置いての逆転選出の可能性はなくはないが、そうなると準々決勝の智弁学園ー大阪桐蔭の勝った方を外し負けた方を選ぶという現象がおこってしまい、現実的には考えにくい。大阪桐蔭は本来選びたかったが同一都道府県3校選出原則禁止のため泣く泣く外したという理由づけもできなくはないが、そういう理論的なこと以前に、この智弁学園ー大阪桐蔭の試合は今回の秋の近畿大会のベストゲームと称されるハイレベルな攻防が繰り広げられたため、上記のようなことをしてまでこの両校の内大阪桐蔭だけ外すとは思えない。となると残り2枠はどうなるか。ここまでの5校と京都の洛星で和歌山以外がすべて埋まることに。今回の秋の近畿で和歌山県勢はいずれも初戦敗退。だが内容的には3校とも決して力の差は感じないものだった。8校も選べる状況にありながら和歌山だけ1校も選ばないというのはどうかという話が出てきても不思議ではない。初戦敗退からの救済があるとすれば県1位の和歌山東か。高田商に最終回追いつかれての大逆転負けだったが内容的には勝っていてもおかしくなく、逆転選出は十分に考えられる範囲内と思われる。となると、その和歌山東に勝った高田商を外すわけにはいかず、一般枠最後の1枠で高田商、神宮枠で和歌山東となるかと思われる。もしそうなれば報徳が2年続けて21世紀枠の絡みに泣くことになるがはたしていかに。もし本当にこうなれば、補欠は1位で報徳、2位で上宮太子が妥当かと思われる。あまり考えたくはないが、大阪以外の近畿代表が不祥事をおこした際、上宮太子を補欠1位にしていると同一都道府県から3校選出となってしまうため、それはできる限り避けると思われます。
※中国、四国(各2、どちらかで1)
宇部鴻城(山口) 創志学園(岡山) 呉(広島) 補欠:鳥取城北(鳥取) 関西(岡山)
明徳義塾(高知) 帝京第五(愛媛) 補欠:英明(香川) 宇和島東(愛媛)
仮に倉吉東が21世紀枠に選出されたとしても、雑誌等でも言われてるように、中国3、四国2の割り振りになるかと思われる。中国は秋季大会優勝の宇部鴻城はほぼ決定。2校目で準優勝の呉がくるか準決勝敗退の創志学園がくるかが注目されるが、決勝で大敗の呉より、同じ相手の宇部鴻城と五分に渡り合った創志学園を2校目に推す声が上がってもまったく不思議ない。呉が3校目にまわれば四国に3校目がいく可能性もなくはないが、それでも公立でフレッシュさもあるとなると、いずれもにしても呉が漏れる可能性は低いと思われる。四国は秋季大会優勝した明徳義塾はほぼ決定。準優勝の帝京第五は決勝での大敗、県予選でも宇和島東に敗れている。その宇和島東が四国大会初戦敗退ながら明徳相手に最も競った戦いを演じているということから、逆転で補欠に回ってしまう可能性もなくはないが、ここでは、そこまで極端なことをするほどのことではないと予想します。その宇和島東を逆転で補欠の2位に選んでますが、予想を覆し、四国に3校目がわたるとすれば、この宇和島東が3校目扱いになった時かと思われます。
※九州(4)
福岡大大濠(福岡) 東海大福岡(福岡) 熊本工業(熊本) れいめい(鹿児島) 補欠:秀岳舘(熊本) 鹿児島実(鹿児島)
雑誌等では秋の九州大会ベスト4に残った福岡、熊本の各2校が、地域性は気になるも選出されるのではと予想されてますが、準々決勝敗退校のうち、県1位で九州大会でも東海大福岡相手に接戦を演じているれいめいが、フレッシュさも買って逆転選出されても不思議ないと思います。