じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

信太 箕面学園 東海大仰星 大商大堺 大阪桐蔭 近大付属 初芝立命館 上宮

2019-09-29 17:11:57 | 高校野球

✳投手力

信太:オーバーハンド右腕のエース、時おり勢いのあるストレート投げてました。現状細身の体に骨太感がでてきて、下半身が安定してくれば、セットの時も含めて常時そうした球がいくようになると感じました。

箕面学園:背番号20のスリークォーター気味のオーバーハンド右腕の松田選手ですがストレートはまずまずのものがありました。両日ともリリーフに回ったオーバーハンド右腕エース石井選手、昨年から注目の選手ですが、ストレート等それだけのものはあったかと思います。球が綺麗すぎるだけに、良い意味での荒々しさも出てくれば、防御率上がってくるかと思われます。

東海大仰星:小柄なオーバーハンド右腕エース高橋選手、切れ、強さを感じるストレートに切れの鋭い変化球、それらをつねにコーナーに投げ分け続ける制球力には恐れ入りました。試合前の遠投で低い弾道で直接相手の胸元へ収め続けていたことも感心しました。

大商大堺:背番号18のオーバーハンド右腕藤原選手、大事な試合で先発任されるだけあってストレートには見るべきものはありました。同じくオーバーハンド右腕のエース中島選手はこの日は大勢決してからのマウンド。昨年から主戦格で投げてる投手ですがストレートは相変わらず力強いです。制球力が増せば、本当の意味でエースになれると思います。

大阪桐蔭:近大付属戦、上宮戦とも藤江投手が先発し、いずれも中盤まで無失点に抑え降板。調子は両日とも産大付戦よりわずかに及ばずにも見えましたが、ストレートの走りよく変化球もよく切れてました。近大付属戦では五回から申原投手がマウンドへ。球数を重ねるうちにほぐれてきて徐々に手玉にとれるように。最後1イニングは関戸選手が登板し3人でサクッと片付ける。この日はストレートとスライダーのみの組み立て。追い込んでから右打者の膝元に投げ込むなどこの日も制球に自信のあるとこを見せる。この日も伸びのあるストレート、切れのあるスライダーを力まずに投げられるところを見せる。この日の内容で首脳陣の評価をさらに上げたかと思われ、今後大事な場面での起用ありそう。今のところリリーフかと思われるがそうした試合で先発を任される可能性も十分。上宮戦では竹中選手が1イニング無失点で締める。死球はあったものの、これくらいはすんなりいけないとダメなんだよと試されたように見えた起用に産大付戦同様応える。

近大付属:細身のオーバーハンド右腕エース清家選手、ストレート等なかなかのものはありました。体にがっしり感が出てきて、それがフォームにも活かされれば、球の強さも出てくるかと思われます。リリーフした細身で背は高めの左腕高橋選手13は軟投で強力打線のタイミングをはぐらかしてました。

 

✳打力

信太:全国レベルで見ればまずまずかと思われます。

東海大仰星:全国レベルで見ても及第点レベルの打線ではあると思われます。

商大堺:体格のしっかりした選手が多かったです。

大阪桐蔭:近大付属戦では1中池田選手2捕吉安選手3三一西野選手4一左船曳選手5右仲三河選手6二三加藤選手7左右上野選手8遊伊東選手9投手とこれまでから大きく打順を入れ換える。超攻撃的オーダー。上宮戦では加藤選手が2番吉安選手が3番西野選手が5番仲三河選手が6番に。上宮戦では池田選手、吉安選手など、アウトカウント、ランナー状況がしっかり頭に入った配球の読み、バッティングが光って見えました。

初芝立命館:派手さはないがしぶとさで相手の好投手を攻略出来る打線。

 

✳総合力

信太:バントシフトの際の投内連携バッチリのトリックプレーに内野ゴロも叩きつけるバッティングでサードランナーを同点のホームに導くなど全国クラスに及ばぬ打力を補う攻めの工夫、守備ではさらに、内野がしっかり追いかけ外野に道しるべしテキサスヒットを許さぬ内外野の連動性の高さ、専用グランド持ってないと身につかないような、公立らしからぬ外野手のフライの追い方の巧みさなど、攻守に見るべきものがあり、同校の野球部員の野球以外の取り組みまで知りませんが、この日の野球観る限りでは、21世紀枠の匂いを感じさせるチームだったように思います。

箕面学園:投手陣は駒が揃って見えました。打力アップが鍵かと思われます。守備走塁はまずまず。

東海大仰星:投打のバランスが良い。履正社と同じゾーンに入ってなければ、秋の近畿は大阪桐蔭履正社そしてもうひとつはここですと言い切れるくらいの戦力かと思われます。

商大堺:投手陣の頭数は揃っており、野手も体格はしっかりした選手が多かっただけに、今後は打力アップが求められるかと思われます。

大阪桐蔭:上宮戦では相手に的を絞らせぬ吉安選手のリードが光って見えました。近大付属戦では途中出場の柳野選手がタイムリーに鋭い走塁アピール。上宮戦では浅野選手18が走塁で、増田選手右右20がバッティングでアピール出来てました。

近大付属:守備の動きはよかったです。課題は2番手投手育成と打線かと思われます。

初芝立命館:打線はなかなかしぶといだけに、投手陣次第かと思われます。

上宮:捕手のリードは良かったと思います。相手が的を絞りづらそうな配球をして見えました。21世紀枠候補になれば、諸々考えると、いい線まで選考に残りそうな気もします。


大阪桐蔭 大体大浪商 四條畷 大産大付

2019-09-23 12:45:38 | 高校野球

✳投手力

大阪桐蔭:岸和田戦先発は北海道からきた長身の本格派左腕松浦選手15。腕、体全体を大きく使い伸びのあるストレートに切れのあるスライダー、後沈むのも良いですね。この日は3回2失点とやや危なっかしい内容でしたが、この秋、先発での起用まだあるかと思われます。粘りが強そうです。4回から高知からきた明徳義塾中学出身の、上背はないが本格派右腕関戸選手17が登板し2回無失点。常時お尻をストンと落とし下半身をしっかり使う投げ方に体の強さを感じる。良い意味で下半身を過度に使わずに良い球投げられるようになることも覚えればなお良いか。いきなり右打者の膝元に投げ込み死球になるも制球に自信のあるとこを見せる。その後も伸びのあるストレート、切れのあるスライダーを力まずに投げられるところを見せ、相手打者を全員差し込ます。それらの出し入れもしっかり出来ており、変わりっぱなこそピンチを招くも、そこを動じず凌ぐと最後は危なげなく3人で片付ける。この日の内容で首脳陣の評価を上げたかと思われ、今後大事な場面での起用ありそう。今のところリリーフかと思われるがそうした試合で先発を任される可能性も十分。大産大付戦では藤江投手が先発し4回無失点。ストレートの走りよくベース付近からたて割れする変化球にブレーキの効いた大きなカーブで相手を手玉に。完投換算でも活きた球を投げれるようになっているのは収穫。最後は竹中選手が1イニング問題なく締める。大差がついた場面での何てことないひとこまに一見見えるかもだが、この日のピッチングで、評価が上がったかと思われます。

四條畷:あだちと呼ばれてたエース右腕、上手からなかなか速さ感じるストレート、切れを感じる変化球投げてました。モーションが速すぎギクシャクガチャガチャした投げ方になってしまっていたことが、強豪私学にとって打ち頃になってしまってみえ、もっと体全体を使ってゆったりと投げられるようになれば、この日のような強豪私学相手でも、渡り合えるようになると思います。リリーフした背番号11の小柄な左腕に20のサイド右腕もまずまずの球投げてました。

大産大付:小柄なエースのオーバーハンド右腕吉村選手、昨年より球威、切れが増して見える。1イニングもたず降板した背番号10のこれも小柄なサイド右腕もまずまずの球投げてました。

 

✳打力

大阪桐蔭:岸和田戦では前の試合で3番捕手起用の吉安選手が7番に、5番ライト起用の仲三河選手が4番に変更。吉安選手は関戸選手がマウンドに上がると分かった途端に快音。それだけ関戸選手の投げる球が魅力的なのかも。先日印象に残ったセンター上野選手右右12が早くも打順上がる。他西野選手が4番から3番に。船曳選手が6番から4番に変更。船曳選手はこの間はレフトも岸和田戦はファーストで起用。8番に柳野選手右右14がレフトで起用される。これらは相手が左腕だったからかもですが何とも。先日一年生で唯一スタメン起用された前田選手ファースト左左10ですが岸和田戦では控え。途中出場も結果内容とも残せずなバッティングだったにも関わらずそのままファーストの守備についたあたりに、首脳陣の使いたい気持ちの強さが窺えるかと思われます。大産大付戦では好投手を初回で攻略。打順は初戦とほぼ同じで上野選手が7番、池田選手が8番。初回の攻略の場面は下位打線の配球の読みが光って見えました。前田選手がこの日も代打で結果出せずこの日はそのままベンチに下げられる。まだ合わせにいくようなバッティングになってしまっているため、三振を恐れず強く振ることが求められるかと思われますし、それが出来る選手かと思われます。右と左の違いはあれど、1年秋の平田選手(現中日)と似たような状態に陥って見えるため、一本出ればそれがきっかけとなり一気にいく可能性も感じます。早ければこの秋から、来年には3番4番任されてるかもですね。

大体大浪商:強豪私学として及第点レベルの強さは感じました。

四條畷:全体的には非力さは否めずも上位はなかなかのものもありました。

大産大付:中軸の体格はしっかりしてました。

 

 

✳総合力

大阪桐蔭:走塁は西野選手の判断が、岸和田戦でも良くなって見える。まだまだ攻守に課題も多いかもだが、特に投手陣がそれぞれ良さを発揮出来て見える点が、首脳陣のうれしい悩みかも知れませんね。

大体大浪商:打線は良いだけに、投手陣をバックがどれだけ支えられるかどうかが、センバツへの鍵かと思われます。

四條畷:守備はまだボール回しも途上レベル。全体的にはまだ強豪相手に勝ちを目指すレベルに達していなく見えました。投手陣はまずまずなだけに、守備が成熟し、下位打線に厚みが出てくれば、大阪桐蔭、履正社相手にロースコアに持ち込みあわよくば、までいけるチームになる可能性は秘めているかと思われます。

大産大付:投手は良いだけに、野手が攻守にどれだけ成長できるか、体を大きく分厚く出来るかによっては、ひと冬越えて大阪桐蔭、履正社相手にがっぷり四つに組むだけの力をつける可能性は秘めているかと思われます。


大阪桐蔭 大阪学芸

2019-09-21 13:21:15 | 高校サッカー

✳守備

大阪桐蔭:攻めてるときこそ用心がこの日も出来きらなかった事が、カウンターからの2失点につながって見えました。攻められても相手にシュートを打たせないも、失点にはつながってませんでしたが出来きったとは言えないかと思われます。序盤にPK与えて許した先制点は相手の前に出る圧力に屈してのもの。カウンターからの2失点も含め、相手の個の力に屈してのものに見えた失点は、相手を誉めるべきではあると思いますが、全国を目指すのであれば、それを封じることが出来ないと厳しいと感じました。

大阪学芸:自陣で時に戻りが遅いなどやや粗く見えた場面がこの日も数度あったのは気になりましたが、ガツガツいって余計なカードもらうことなく守る。は出来ていたと思います。

 

✳攻撃

大阪桐蔭:相手に怖さを与える攻撃は、これまでと違い出来ていたと思いますが、その手数が足りなかったことが、オウンゴールでの1点に終わった要因と思われます。ですがこの1点、そのきっかけになる11番の右サイドからのクロスは、相手に寄せられる前に放ったものであり、その瞬時の判断には、光るものがありました。

大阪学芸:守勢に回らされる時間帯もありましたが、基本、前に出る迫力を見せ続けたことが、3得点につながって見え、力ずくで攻略して見えました。無理目に見えた体勢からでも、相手に怖さを与える精度の高いシュートを放っていたのが印象的でした。

 

✳大阪桐蔭

大商、学芸といった強敵2校相手にいかに凌いで最終節の追手門学院戦に可能性を残すか、だと思われましたが2戦ともそれが出来ず全国への道は途絶える。大商には組織力で、学芸には個の力で負けて見えました。一方で、2試合とも相手に全く歯が立たなかった風には見えませんでしたので、各選手の適性ポジションの見極め、各選手の起用法などそれを引き出す力の問題のように見えました。動きに切れ、伸びを感じるGK1、全体のバランスをしっかりとれるボランチ6、ドリブルで切り裂く力のある左MF9にとにかく強さが光る右MF11、途中出場の選手にも男子並みのシュート力を誇る右MF19、緩急をつけたドリブルで相手をずらすことができるFW14等来季は上級生下級生共に力のある選手が残るだけに、今後の同校の巻き返しに期待したいと思います。そうした個々の力をいかにチーム力に反映させるかかと思われます。もちろん、負けてなお、3年生と思われる選手達にも、もっと良い結果を残せる可能性はあったかと思われます。最後まで、やりきってほしいと思います。

 

✳大阪学芸

この日は主軸の負傷退場から相手の時間帯になり、厳しい戦いにはなりましたが最後は力ずくでスコアメイク。2位以内が確定し関西大会出場が決定。現時点で大商と勝ち点、得失点差で並び総得点の多さで現在1位。1位だと関西大会で強敵と戦わずして全国切符を手に入れられる可能性が高まるが2位だと一転、それが避けられぬとなると今期は特に、是が非でも1位で同大会に進みたいところ。最終節はその大商。キーパーから丁寧につなぐ相手に対し縦の速さ激しさが持ち味の同校がどう対応するかがポイント。自陣からつなぐ相手にはハイプレスが有効ですが現在の順位状況を考えると引いてブロックを形成するという考え方も十分ありかと思われます。ハイプレスでいく時は、それをやる以上はしっかりプレスをかけることと掻い潜られた時の戻り。引いてブロックならじっくりつなぐ相手におびき寄せられないことが、心がけとして求められるかと思われます。大商もそうですがタイプは違えど共に力は全国レベルかと思われ、ハイレベルな攻防に期待したいと思います。


大阪北ボーイズ 池田ボーイズ 大阪東ボーイズ オール枚方 大東畷

2019-09-16 19:30:39 |  中学野球

✳大阪北

3遊下林選手右右16:華奢だがベースランニング鋭い

4一新城選手右右15:ガッチリしていて上半身下半身共に分厚い。捕球から送球への動作など動きに切れあり

5右高原主将右右14:華奢だが強肩

 

✳池田ボーイズ

1投右水谷選手右右51:細身で背は高め。オーバーハンドから伸びのあるストレート投げる。

2中中野選手右左45:華奢だが強肩

4右投渡邉選手右左48:長身細身。オーバーハンドから伸びのあるストレート投げ、制球も良い

 

✳大阪東ボーイズ

2捕藤井選手右右2:ドカベン体型もガッチリ感あり。強く鋭く振れて迫力の速い打球。ベースランニングも足は速くないが意識は高く、彼が一塁や二塁にいるときでも送りバントのサインが出ていたことからも、彼の走塁に対する信頼の高さが窺える。肩もまずまず。全国制覇クラスの強豪でも活躍する可能性を感じた。何故打順が2番なのかこの日観る限りでは分からなかった。

3遊西山?名前かなり不確か右右6:やや細身も守備の動き軽快。打っても強く振れる

4投左廣瀬選手右右1:振り強い。外への対応が課題かも。足は速くないが意識は高そう。彼が一塁にいるときでも送りバントのサインが出ていたことからも、彼の走塁に対しての信頼の高さが窺える。肩もよいはず。野手として、全国制覇クラスの強豪でも活躍する可能性を感じた。

9中平田?名前かなり不確か。右左8:華奢だが俊足。打っても強く振れる

 

✳オール枚方

2二岡本選手右左7:華奢だが振り鋭い。ストライド大きいベースランニング

3投遊村本選手右左31:ガッチリしていて特に尻から太もものぶっとさは目を見張るものがある。完投換算で投げてもオーバーハンドから伸びのある力強いストレートを常時投げ込み変化球も鋭い。肘を曲げすぎずもっと腕を大きく使えればというのと、やや手投げにも見えたためもっと体全体を使って投げることが出来ればもっとダイナミックな球がいくように感じました。打っても振りが強く鋭い。外も逆らわず素直に対応し強い打球。地肩の強さが尋常ならざるもののため、遊撃でも深い位置から全力で放らずとも正確で強い送球が出来るから、野手としては故障につながりにくそう。動きそのものも一歩目が速い。ベースランニングも出色の鋭さで迫力十分。上半身の分厚さがもう少し増してくればなど、課題も多そうな現時点でこれだけのポテンシャルを見せることが出来るということは、まだまだ伸び代多く末恐ろしい存在であるということ。全国制覇クラスの強豪でも中核をなす選手になる可能性を多いに感じさせるものがあり、現時点では二刀流で腕を磨いていけば良いのだと思います

6左小野選手右右8:細身もガッチリした体型。振りが鋭くベースランニングも出色の鋭さ。

9中綾選手右右2:細身もスポーツマン体型。恐ろしいフルスイングしても軸がぶれない。外の低いのも崩れず逆方向へ強い打球

 

✳大東畷

1遊丹羽選手右右15:細身も背は高め。ストライド大きいベースランニング。守備も堅実。打球コースへの入り方がなめらか

2右藤原選手右左25:華奢で小柄だがストライド大きいベースランニング

3二三川西選手右右26:サードでの守備により堅実さ感じる。地肩の強さも感じ送球も安定

4一捕米澤選手右右14:上半身下半身共に分厚い体型で割りと大柄。強肩。二塁へ矢のような送球。足は速くないが意識の高さは感じた。振る力そのものがついてくれば、全国制覇クラスの強豪でも活躍できる選手へと成長を遂げる可能性を秘める。それは年が明けてからの話か。

5左一松井選手左左19:華奢だが背は高め。割りと強く振れる。しっくり引き付けて打てる。

6三一尾崎選手右右22:ドカベン体型も背は高め。大きく振れる。ベースランニングもまずまず。

7捕神崎選手右右21:やや細身もガッチリした体型。割りと強く振れる

9中別府選手右左24:華奢だが強肩

 

 

 


大商学園 大阪桐蔭 大阪学芸 追手門学院

2019-09-15 13:30:22 | 高校サッカー

✳守備

大商学園:自陣ゴール前に常に人数が揃っており、終始安定して見えました。

大阪桐蔭:攻めてるときこそ用心、攻められても相手にシュートを打たせない。このいずれも出来きらなかった事が、2失点につながったと思います。個々の守備はボールへの出足の速さなど良かったと思います。

大阪学芸:自陣で時に戻りが遅いなどやや粗く見えた場面が数度あったのは気になりましたが、ガツガツいって危なげなく守る。は出来ていたと思います。

追手門学院:相手を誉めるべき失点が多かったように思いますが、一方的な展開で集中がやや薄れてしまって見えた失点も、時にあったように思います。

 

✳攻撃

大商学園:GKから丁寧につなぐ攻撃を終始展開。それが新人戦の時同様、ややワンパターンになってしまうことにつながり、スコアメイクしたほど内容的には圧倒出来なかった要因かも知れません。

大阪桐蔭:チームとしての攻撃は良かったですが、相手に怖さを与えるシュートを数多く放つことは、これまで同様、出来ていなかったように思います。

大阪学芸:前線の大型選手達が長い時間働けたことが、大量点につながったと思います。迫力溢れる攻撃を終始展開。

追手門学院:相手の攻撃の圧力に耐えしのぐのに精一杯でなかなか攻めに転じる事が出来ず。数少ないカウンターのチャンスで相手の戻りが粗かった時もあったため、その隙を逃さぬ瞬時の判断が出来ていれば、食らいつくこともできたかも知れません。

 

✳大商学園

1位での関西大会進出に向け幸先の良いスタートを切る。交代出場の選手も相手に怖さを与え選手層の厚みを見せつける。ただ、スコアほど相手に力の差を見せつけるには至っていない内容はやや気がかりかも知れません。次の追手門学院戦は引いて守る相手をいかに誘き寄せるかかと思われます。

 

✳大阪桐蔭

大商、学芸といった強敵2校相手にいかに凌いで最終節の追手門学院戦に可能性を残すか、だと思われますが初戦ではそれが出来ず。攻撃が左サイドからばかりになってしまったことでそこを狙われ失点につながる。FW10,右MF11といった前線で相手ボールを奪う力のある選手を下げてしまったことで前での抑えが効かなくなり、追撃すべくより攻撃的な布陣に変えて見えたにも関わらず逆に守備の時間が長くなってしまう。といったあたりに敗因があって見えました。もし戦術的な理由でこの二人を下げたのなら、何とももったいなく見えました。攻撃が左サイドからに偏ってしまってましたが右MFの、まえちゃん、と呼ばれてた選手、1年生かもな?は、強かったです。後半コーチに位置取りについて指示を受けてましたがコーチではなくボランチや最終ラインからの指示で是正可能だったように見えました。そうすればもっとダイナミックな攻撃が左右から出来たと思いますし、攻撃に強みを終始見せていた左MF9からの攻撃が主と見せつつ右サイドから攻撃し、10や9がゴール前に位置取る形に持っていきゴールってのもあったかと思われます。10に変わって出たFW14は追撃のカードとして起用されましたが、むしろ失点だけは防ぎたい場面、2点差以上でリードもしくは同点の終盤で起用するのに適した選手に見えました。ドリブルの強さ巧さに見るべきものがありましたので、ゴール前で守りを固める我慢の展開でカウンターで敵陣へ切り込み後ろの選手を休ませる。いわば守りのカードとして使うドリブラーに見えました。スコアメイクされての敗戦でしたが力の差を見せつけられての敗戦には見えなかったため、関西大会への進出の可能性はまだあるかと思われます。そのためには次の学芸戦での勝利が条件かと思われ、そのチャンスはあるかと思われます。大商と違って強さを前面に押し出し縦に強くくる相手だけにカウンターがはまりやすい相手とも言えるかと思われます。この日は中央を切り裂けて見えた場面でも版で押したようにサイドにふってましたが、勝つには瞬時の判断で、時に中央を切り裂きシュートまで一気にいくことが出来るかどうかかと思われます。守りは攻めてるときこそリスクマネジメント、攻められてもシュートまでいかせない。事かと思われます。

 

✳大阪学芸

ここも大商学園と同様な感じでいきたいとこかと、力的には思われ、そういう意味でも幸先の良いスタートを切ったかと思われます。終始相手を圧倒してのスコアメイクでしたが、時に守備の戻りなどに粗さが見られ、それが今後命取りになる危険性はあるかと思われます。攻め込んだ時のリスクマネジメントが、今後の鍵かと思われます。

 

✳追手門学院

大阪桐蔭と同様の感じが目指すところかと思われましたが初戦ではそれが出来ず。次の相手は後ろからじっくりつないでくるため、それに誘き寄せられることなくいかに守りを固めてカウンターに繋げるかかと思われます。