じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

10月29日大阪桐蔭 金光大阪 近大附 興国

2017-10-30 15:27:47 | 高校サッカー

※守備

大阪桐蔭:PKエリア内など自陣ゴール前でも、あれだけピッチ、気候が悪い中、単に守るだけでなく攻撃へとつながる守備ができていたのには感心しました。

金光大阪:1失点ですからよく守ったと思います。ただ、自陣での守備がややセーフティファーストになり過ぎたように感じられ、そのためその場のピンチは防いでも相手のチャンスは続いてしまい、それが自陣での守りの時間の長さにつながり、その積み重ねで失点してしまったように見えました。

近大附:試合通して相手に寄せ続けることができたことが、強敵相手に無失点で切り抜けることができた要因かと思われます。特に後半になればなるほど、その傾向が顕著でした。

興国:こちらも1失点ですから敗れたとはいえよく守ったと思います。ただ、自陣でボールを奪った際、相手に詰められているなどの状況にかかわりなく、前方への単純なクリアに終始してしまったことが、失点につながってしまったように見えました。

 

※攻撃

大阪桐蔭:一人一人の球離れの良さが目立ちましたが一方で、前半の終わりくらいからピッチに水たまりができるほどに芝が重たくなり、ボールが転がらなくなっていった中、状況に応じた選手同士の適正な距離感という点では課題が残ったと思います。ボールが転がらないわけですから選手同士がもっと距離を詰める必要があったように感じましたが、そういうピッチ状況になる前と距離感は特に変わって見えず、それがために思ったよりボールが転がらずに相手に奪われてしまう場面が目立ったように思います。

金光大阪:敗れはしましたが、雨で芝が重たくなりボールが転がらない中、選手同士の距離をいつもよりコンパクトに保つ等、状況に応じた距離感は計れていたように思います。決定的な場面が何度かありながら無得点に終わった要因は、やや一人一人がボールを持ちすぎて見えた点と、瞬時の決断力が足りなかったからではないかと思われます。

近大附:右のFW12、ヒラカワ君とアナウンスされてたように思うのですが、この選手のスピード、鋭さがとにかくこの日は目立ってたように思います。芝に水たまりができる程にピッチが重たくなっていたため、普段ならサイドを割ってるボールが中に残るものですからこの選手の特徴が余計に活かされており、それを逃さぬ集中力が光りました。豊富な運動量を誇る選手でしたのでフルタイムで使うのは難しく、後半途中で下げたベンチワークは致し方なしと思いますが、この選手が下がって以降、防戦一方になっても見えましたため(守りを固めたのかもしれませんが)、いかに攻撃面で大きな存在だったかということかと思われます。1得点に抑えられた要因は、ややもすると、攻撃のストロングポイントがこの日は偏ってしまって見えたからというのと、特に前半、もう1,2点奪えてもおかしくないほどの決定的な場面が何度かありましたが、そこで最後の決断がやや遅れて見えたあたりも、要因としてあるかもしれません。

興国:台風で最悪のピッチ条件のもとでも、それを感じさせぬ足元のボールさばきをフィジカルの強さも見せつけながら、どの選手も発揮していたことには感心いたしました。前半はそれに加えて球離れも良かったですが、先制点を奪われて以降、各選手の球持ちがやや長くなってしまい、瞬時の決断ができてなかったように見えた点が、高いポテンシャルを見せつけながら無得点に終わった要因かもしれません。

 

大阪桐蔭:状況を瞬時に読み取る力、後、前線の選手がやや気持ちで突っ込み過ぎて見えた点が、この日勝ちましたが攻撃面で残った課題の要因と思われます。心は熱く、頭は冷静に。を、負ければ終わりの大きな大会で、ただでさえ気持ちが先走ってしまいがちな中でこそ発揮することができれば、ゴールシーンももっと増えてくるかと思われます。

 

金光大阪:敗れはしましたが春先よりもグンと力強さが増して見えました。この日のような悪条件下などどんな状況下でも、それを感じさせぬ足さばきができるようになれば、本年度以上の結果を、来期以降出せるようになると思います。

 

近大附;春先に見たときは優勝候補に値するポテンシャルを感じるもインターハイ予選ではパッとせず。でもプリンスリーグでは2位をキープ。そしてこの日見るとやはり春先に感じたとおり、というかそれ以上のポテンシャルを発揮し、優勝候補の一角に十分推せる試合内容でベスト4に進出したと思います。どこからでもゴールを奪える怖さを相手に与える幅広い攻撃ができるかどうかが、今後勝ち進むことができるかどうかの鍵かと思われます。

 

興国:今季も残念ながら大阪で無冠に終わる。もし全国に出れていればどこよりも勝ち進む可能性を感じさせるものは見せつけたと思います。来季以降、それを結果に結び付けられるかどうかは、この日に時折見られた大雑把なプレーをいかになくすことできるかどうかだと思います。高いレベルの相手になればなるほど、そういうのを逃してはくれません。先制点を奪われないという意識をもっと高める必要もあるかもしれません。それを奪われるとどうしても攻撃が慎重になってしまい、瞬時の決断力が落ち、相手が守りやすい攻撃になってしまいます。負けてなお強し、の印象を残して大会を去ることになったのではないかと思われます。

 

以上です。

 


10月14日 大阪桐蔭 履正社 近大付属

2017-10-14 19:48:53 | 高校野球

✳投手

大阪桐蔭:柿木君の調子が今日は悪く見えました。変化球は終始置きにいって見えましたし投げ終えたあと上体が常に一塁側へ流れてしまってましたので。その見えた中での2失点完投は立派だと思います。悪けりゃ悪いなりに投げきれるのは、真のエ━スの証明かと思われます。

履正社:小柄な一年生左腕清水君18が先発。オ━バ━ハンドから上体折り曲げ小気味良く粋の良いストレート投げてました。今期の履正は強敵相手に使える同じようなレベルの投手を複数擁するため、気の早い話ではありますが、ある意味、大阪桐蔭以上に夏を戦うに適した投手陣かもしれません。今日は継投のタイミングが終盤の大差につながったように感じました。投手交代のタイミングは難しいですね🎵

 

✳打力

大阪桐蔭:終わってみればこの日も大量得点でしたが、前半なかなか得点できず、試合全体通して安打数の割には得点がとれていないと、厳しく言えばそういうことになるかと思われます。ヒットの大半がシングルだったのがその要因のひとつかと思われ、なぜ大半がシングルであったかと言えば、きた球を積極的に打ちにいったことの功罪かもと推察しながら見てました。アウトカウント、塁上の状況によって、配球を読んで打つ場面もあれば外を見逃し三振することを恐れず、また首脳陣もそれは許すくらいの気持ちで入ってくる球にしぼって打ちにいく場面もあるかと思われ、各打者がそれらを的確に捉えることができるようになれば、長打も増えて序盤から得点重ねる事が出来ていたかもと思いながら観てました。個々に目を通せば井阪君の復調ぶりが目を引きました。初戦の頃はスイングの際の腕の振りと体の動きがバラバラに見えましたが、今日は腕と体が一体となったスイングが出来ており、バットに力を伝えることができて見えました。

履正社:二桁前後のヒットを放つなど塁上を賑わせながら2点に終わった要因は、こちらも安打の大半がシングルであったことから、大阪桐蔭が前半なかなか得点出来なかった事と同じ要因が考えられるかと思われます。

 

大阪桐蔭:投手の上体が良くは見えない中、そんな時こそ支えなければいけないバックの守りに、ややもすると軽さと動き出しの遅さが見えたことは、今後より高い目標を目指す上では課題として残ったかと思われます。前半の競った展開の中で特に目につきましたので、そこで相手に一本出ていれば、大阪桐蔭にとって悪い意味で違った展開もあったかもしれません。柿木君が特に変化球の調子が良くは見えなかった中、中盤辺りから直球主体に切り替え、力でねじ伏せにかかって見えたことが効を奏して見えました。もし本当にそうであったとして、それが捕手のリ━ドによるものならやっぱり小泉君のリ━ドが良いということになりますし、違うというならそれを思いついた方の勝利であるかと思われます。基本的には、近畿大会からセンバツへの道のりは視界良好。センバツ出れるかどうかの次元ではなく、2年ぶりの明治神宮大会への進出及びそこでの優勝を目指してほしく思います。

 

履正社:一年生の捕手野口君12はカウントを稼ぐリ━ドに見るべきものがあると思いました。追い込んでからの勝負を今よりもゆっくりとやるリ━ドができるようになれば、屈指の捕手へと成長を遂げる可能性を秘めているかと思われます。今日は大敗に終わりましたが、こちらもセンバツへの道は明るいものと思われます。競った展開でのミスがなくなれば、全国トップクラスの相手にもっと食らいつくこともできるようになるかと思われます。強いとこは相手のミスを基本逃さないと思いますので。

 

近大付属:三位での近畿行きですがセンバツ切符をゲットする力はあるかと思われます。秋の大阪では投打に決め手には欠けましたがバランスはとれているため、近畿ではどちらか一方で良いので決め手になるようなものが出てくるかどうかが、センバツ出場権ゲットの鍵ではないかと思われます。


10月11日 大阪桐蔭 近大付属

2017-10-11 09:30:49 | 高校野球

✳投手

大阪桐蔭:左腕横川君10球走ってましたし捕手の難しくみえた要求にもよく応えたコントロールが出来ていたと思います。立ち上がりを大事にする投球ができるようになれば、エ━ス番号奪取も十分可能と思います。という香里丘戦から大きく印象は変わりませんが、この日はその時よりも、立ち上がりしっかりコ━スをつけていたと思います。

近大付属:入学前から注目されてる左腕大石くん1、球の切れと制球は今さら言うまでもなしですが、それまでの細身のイメージから体が大きくなっていたというのが岸和田戦の印象でしたが、この日はベ━ス付近から曲がり落ちる変化球が特に序盤は効いてました。ストレートに切れだけでなく力強さも出てくれば、それもより活きると思います。


✳打力

大阪桐蔭:各打者ストレートはしっかり見えてるように感じました。初回は大石君の変化球に対応出来てませんでしたが、2回に5番に入った2年の山田くん4が投手のところで触れた大石君のそれを捉えることができたことが、3回以降の大量点につながったように感じました。

近大付属:体格のしっかりした選手が多く、潜在的な力は高い打線というのが岸和田戦での印象でしたが結局この日も一線級の投手を攻略できず。上位打線は相手投手のストレートをわりかし捉えて見えましたが下位は対応できていないように見えました。今後は下位打線の底上げと相手バッテリーにうまく散らされた時の対応が課題かも知れませんね🎵


大阪桐蔭:やはりこの日も捕手小泉のリ━ドが良いと感じました。明治神宮まで視野に入れれると感じるほどのチ━ム状態という前回の印象に変わりはありませんが、この日は守備でやや軽さが見られたのが、二年連続センバツ制覇なるかという観点で見れば、競った展開がここまで未だになく、そうした展開になったときに果たしてどうかという意味でも、やや気がかりな要素ではあると思われます。その他、相手投手の癖を明らかに盗んで見えた走塁が光りました。

 

近大付属:体のしっかりした選手が多くいながら打線が課題は昨年同様というかここ数年ずっとそんな感じにも思いますが、今期も今のところその傾向は変わらず。ですがいつの日か、鍛えた体が打力に反映されるときが、必ずくると思うという印象は変わらず。もちろん、今期の可能性もあり。久々の秋の近畿へ視界良好。久々のセンバツも十分に視野に入れれるとこまできているという印象も、この日の大敗をもってしてもなお、変わることはありません。捕手が球審の特徴を掴んだリ━ドができるようになれば、大石君ら投手陣の防御率ももっと上がってくるかも知れませんね🎵この日の球審は最近のジャッジの傾向でもあると思いますが、膝元には辛く見えました。死球のリスクを考えてそういうジャッジの傾向にあるのかもなと、この試合に限らずあくまで邪推レベルで感じています。他、レフト山中くん左左7の守備の動きのよさが印象に残りました。







10月9日 福島シニア 粉河シニア 神戸中央シニア 旭シニア 大津北シニア 湖東シニア 

2017-10-09 08:30:26 |  中学野球

✳福島シニア

1右原田右右9:やや小柄もガッチリした体型。外も引っ張って強い打球放てる腕の強さ

2左二宮右左7:割りとガッチリした体型。強く振れる。

3投中中本右右1:細身もガッチリした体型で背は高め。真上から投げ下ろすストレートは球速そのものも感じさせる力強さ。ただ、セットになると上体が一塁がわに流れて球威が落ちる。変化球置きにいく傾向にあることと併せて中学の間に克服できるかが、高校で活躍できるか否かのわかれめ。

4捕石平右右2:強く柔らかく振れる。右の清宮?外角低めスライダーを左中間に強く弾き返せる腕の強さ誇る。肩も良い。

5:一木山右左3:華奢だが振りはしっかりしてる

6:二島巻右左15:肩良い。身のこなしもよく常に捕球イメージができて見えた。

投石田右右17:大柄太め。粗削りだが球威あり。打っても強く振れる

打新藤右右6:華奢だが強く振れる

✳粉河シニア

1右寺田右左9:やや華奢だがシュアなだけでなく強くも振れる。守備範囲広く打球への反応も速い。

3二岩切右左4:華奢だがシュアなバッティング

4三高嶋右右5:やや細身もガッチリした体型。強く柔らかいスイング。右の清宮?

6一森本右左3:細身で背は高め。

7捕植村右右14:ガッチリした体型。体に似合わぬシュアなバッティング

8投川渕右右1:小柄、華奢だがサイドから手投げも手元でピュッと伸びるストレート。将来和歌山の公立で智弁和歌山を苦しめるか?

9芝右左21:ガッチリした体型でやや太め。振りが強い。走塁など諸々反応が速く体に似合わず動きに鋭さあり。

✳神戸中央シニア

1遊田中右右6:華奢だが肩の強さ、送球、守備範囲の広さなど守備全般に安定感と非凡さを感じさせる。打っても強さと柔らかさを併せ持つ。ベ━ランも非常に鋭い。投手としても伸びのあるストレートに切れのある変化球。

2左藤田右左3:ガッチリした体型。肩強く送球安定

3中坪井右左8:華奢だが肩強く送球安定

4三はわ右右5:ガッチリしており太めも贅肉感全くなし。強く柔らかく大きく振れる。すみません😣💦⤵漢字変換できず。

5投一渡邉左左1:ガッチリした体型で大きく見える。完投換算でゆったりと投げても球筋と球威を感じさせるストレートに緩い球投げるときも腕が振れてて緩急使えてる。制球良くフォームの安定感抜群の本格派左腕。打っても強烈なスイングで右中間あっという間。柔らかいバッティングもできる。ファーストの守備も反応良く打球よく見てる。

8右中小川右右9:華奢だがシュアなだけでなくスイングスピード非常に速く強く振ることもできレフトへ満塁弾。俊足。

9捕高田右右2:肩良い。

捕野谷右右22:肩良い

✳旭シニア

1左右松村左左7:割りとガッチリした体型。守備反応良く動き鋭い。打っても強さと柔らかさを併せ持つバッティング。

2中佐藤右右8:守備範囲広い

3捕西岡右右2:華奢だが背は高め。シュアなバッティングになかなか鋭いベ━ラン

5投中浅海右右1:シュアなバッティング

✳大津北シニア

1中国松右左8:華奢だがシュアなバッティング。守っても強い日差しでフライが見づらい中、たか~く上がるそれでも打球を見失うことはなかった。

2投遊川田右左4:華奢だが力に頼らず遠くへ飛ばせる。

3遊投島瀧右右1:細身もガッチリした体型。地肩強いだけでなく動きそのものにも強さがあり、大型ショ━トストップになる可能性を秘める。打っても強く柔らかく振れる。走塁も強くできる。

8二澤尾右左12:華奢だが球際強く泥臭く食らいつく。勝負所でセ━フティ決める度胸と状況判断も光る。

✳湖東シニア

2三金岡右右5:長身細身、大柄感あり。打球をよく見てるから球際強く動きそのものも良い。打っても強い振り

3遊森田右右6:華麗な身のこなしだが決して軽くなく堅実で球際強い

4捕保坂右右2:長身細身、大柄感あり。強く柔らかく振れる。力に頼らず遠くへ飛ばせる。

6右投西川右右11:やや細身も背は高め。大柄感あり。強く大きく振れる。投げてもスライダー鋭い

9一石城(いっしき)左左3:小柄も割りとガッチリした一年生。シュアなバッティング。大きく振ることもできる。まだ一年生、先が楽しみ。


10月1日 大阪桐蔭 香里丘 履正社 関西創価 近大付属 岸和田

2017-10-01 07:22:25 | 高校野球

✳投手

大阪桐蔭:左腕横川君10球走ってましたし捕手の難しくみえた要求にもよく応えたコントロールが出来ていたと思います。立ち上がりを大事にする投球ができるようになれば、エ━ス番号奪取も十分可能と思います。

香里丘:仰星打線を封じたエ━ス右腕赤星君、この日も見事な投球でした。球は軽そうも伸びのあるストレートに、この日は仰星戦では見かけなかったかその時よりも多投して見えた揺れる変化球が有効であり、捕手の難しい要求にも応える制球も光りました。大阪桐蔭打線をうまく、そして強く交わしてましたが根尾にそれを軽打され2点タイムリーで先制点献上。7回に一点差に詰め寄ったその裏ピンチで再び打席には根尾。ここで前の打席で交わしきれなかった事が頭に残っていたか投げ急いで見えたストレートをものの見事にとらえられて広い舞洲のバックスクリーンにもっていかれてしまった場面が悔やまれるかもですね。今後はどんな場面でも勝負を急がぬ投球ができるようになるかどうかかも知れません。

履正社:小柄なエ━ス右腕位田君、オ━バ━ハンドからなかなか力のあるストレートが時折きてました。変化球を今後どこまで磨けるかが飛躍の鍵かもですね。リリーフした一年生の植木君11も似たようなタイプで、スライダーの切れが良かったです。

関西創価:一年生右腕尼田君10,アンダーハンド右腕の浪越君11、そしてエ━スの右が投げましたが、この中では浪越君の手元でぐっと伸びるストレートが印象的でした。尼田君も時折良いストレートきてましたが、一年生ということを考えると、できればもう少し寝かせて大きく育てたいところかもですね。

近大付属:入学前から注目されてる左腕大石くん、球の切れと制球は今さら言うまでもなしですが、それまでの細身のイメージから体が大きくなっていたのが何より印象に残りました

岸和田:背番号3のオ━バ━ハンド右腕の笹川君、試合前の低く鋭く、そして正確に相手の胸元におさめる遠投が印象に残りました。公立の投手ではなかなか見かけません。それが投球にはまだ活かされてませんが、一冬越えて大きく覚醒する可能性は秘めてると思います。投手経験がまだ浅いのかもなと思いながら見てました。

 

✳打力

大阪桐蔭:香里丘の投手のところでも触れた根尾くんのバッティングが印象的でした。香里丘の投手は一見、オ━ソドックスなオ━バ━ハンド右腕ですがその実、球筋だけでなく、時にサイドから、時にスローボ━ルを駆使するなどかなり癖のある投手。そんな投手相手に東海大仰星は敗れ大阪桐蔭は事なきを得た。この違いは根尾がいたか否かだけ。と言っても過言ではありません。相手投手の揺さぶりを後半ついにつかまえ、次の打席で相手に無茶な力勝負を誘発し、上手をいくことができてました。

香里丘:仰星戦で同点ア━チを放った三番の西本くん4がこの日も広い舞洲のセンタ━オ━バ━の三塁打を放ち、終盤に一時一点差に詰め寄るきっかけとなる。この日も、非力でもタイミングで遠くへ飛ばせることを披露しました。他の選手も最後まで食らいつく事ができてました。

履正社:旧チ━ムと比べると小粒ですが、しぶとさは感じられました。

関西創価:完封食らい、投手のレベルが上がった時の対応はもう一歩といった感じかと思われます。

近大付属:体格のしっかりした選手が多く、潜在的な力は高い打線と思います。

岸和田:大石くんに完封食らいましたが相手が悪かったと見るべきかと思います。公立レベルで見れば、力のある打線と思います。

 

大阪桐蔭:この日も捕手小泉のリ━ドが光って見えました。相手の裏をかくリ━ドが出来ていたと思います。守備は相手の揺さぶりにも動じず。この日は曲者相手に予想以上に手こずりましたが、明治神宮まで視野に入れれると感じるほどのチ━ム状態にあるかと思われます。

香里丘:守備は気のせいかもしれませんが仰星戦より強い打球への対応力が増して見え、しっかり前で止めることができて見えました。一年生捕手井村くん12のリ━ドもよく、相手は読みづらかったと思います。最後までしぶとく食らいつき一点返すも二塁走者の本塁突入を止めるべく、ランコ━とランナーが接触してしまいゲ━ムセット。もしそれがなければとたらればを言いたくなるくらい、もっと見続けたい好チ━ムでした。最後は走者が勝負を急いでしまった感もありましたため、これからは投手の所でも触れましたが攻守にいかに勝負を急がず粘れるか。かもしれませんね。ボ━ルボ━イの送球でさえも相手の胸元にきっちりとおさめるなどチ━ム全体から丁寧さが感じられる野球だからこそ、漫画のような攻守も効を奏するのだと思います。ボ━ルボ━イからも野球への姿勢が感じられるチ━ムは強豪私立でもそうはいません。そうした姿なども目に留まり、21世紀枠で可能性が残ると良いなと思います。

履正社:守備の動きは昨年の同時期より良いように感じました。守備がそう感じたということは走塁もそういうことかと推察いたします。投打ともに決め手に欠けて見えるのは気がかりですが、今年も投打に全国レベルで見ても及第点のバランスはとれていると思います。二年連続のセンバツの可能性は十分あると思います。

関西創価:守備走塁はまずまず。現状投打ともに後一歩の感はありますが、一冬越えて投打ともに全国レベルのバランスを誇るチ━ムになってる可能性は秘めているかと思われます。

近大付属:守備は各選手打球への反応など動きがよく、守備の動きが良いと言うことは走塁も良いはずと思われます。体のしっかりした選手が多くいながら打線が課題は昨年同様というかここ数年ずっとそんな感じにも思いますが、今期か来期以降かはわかりませんが、いつの日か、鍛えた体が打力に反映されるときが、必ずくると思います。久々の秋の近畿へ視界良好。久々のセンバツも十分に視野に入れれるとこまできていると思います。ベスト8だからということではなくチ━ム力が。

岸和田:現状投打に特別なものは感じませんが、各選手の動きそのものはよく、一冬越えて覚醒してる可能性は秘めていると思います。