昨年の大阪桐蔭だと伊藤選手 松尾選手 丸山選手 星子選手 鈴木選手が強く振れてスイング軌道も綺麗でした 大阪の大冠高校の校旗のマークをまるで描いてるようでした この内星子選手はやや小技に走りすぎた 鈴木選手はまだ体が華奢だったからそれが打力にはつながらなかったと思いますが他の選手はそれが飛ばす力と確実性にしっかりとつながって見えました 今季の大阪桐蔭だと佐藤夢選手 村本選手 そして長澤選手のスイング軌道が秋にも増して綺麗になって見えます このセンバツの大阪桐蔭はなかなか打球が外野の頭を越しませんでしたがその中でも佐藤夢選手や村本選手が捉えるとファールになったのも含めて他の選手とは違って打球がしっかりと飛んでいって見えました どの選手も振る強さはあるだけに、日々の素振りから軌道の綺麗さも意識して取り組めば、夏には個々の打力ももっと上がってくるかと思われます 後は相手の立場にたって次くる球種やコースを瞬時に読めるようになって、しっかり振れるボールを振りにいけるようになるかかと思われます
✳️投手力
前田投手以外に全国クラスの打線相手に通用する投手の出現が待たれます 南恒投手も大会通してよく投げましたしストレートの質など高いレベルを誇る好投手ですが、上記のような相手を抑え込むには、球の強さがもうワンランク増してくればと思われます
✳️打力
今以上に振る力の強さが求められるかもしれません 捉えたと思われた打球も振って捉えたというよりは合わせて捉えた感じのが多く思ったほど打球が伸びないケースが目立ちました
✳️守備走塁は悪くなかったと思います 夏に続いて春もアウエーの洗礼を受けて負けて見える 相手の応援に真正面から踏ん張る強さももちろん大事ですが甲子園のそうした雰囲気はそのレベルを越えてます 大阪桐蔭と言えど高校球児には酷です 弱さをさらけ出して自分達のアルプスを観て心強い味方が必ずいるということを確認することも大事かと思われます そしてそういう時こそ声かけ バックは投手を孤立させず常に声かけ どんだけキツくても自分の事で精一杯にならない この気持ちが大事かと思われます ただこれも、この日や下関国際戦のような状況下では酷な要求なのかもですが
※第一試合
山梨学院大附(山梨)ー広陵(広島)
広陵が2年生エースの本格派右腕高尾投手でくるのか3年生左腕倉重投手連投でくるのか読みやすそうで読みづらいが、3点以内に抑える可能性の方がどちらかと言えば高いかと思われる 一方山梨学院大附で準決勝も先発マウンドに立つことが予想される右腕林投手も伸びのあるストレートを低めにしっかりと制球出来る好投手 準決勝でも同様の投球が出来れば、ロースコア勝負に持ち込むことは十分可能かと思われる
※第二試合
大阪桐蔭(大阪)ー報徳学園(兵庫)
機動力が得点に反映される、先発マウンドに立つことが予想される今大会屈指の左腕前田投手が秋で数試合観られた制球の乱れをおこさない。このふたつがなされるという条件付きで大阪桐蔭が僅かに優位と見る 今期の大阪桐蔭は個々の打力は昨年よりやや落ちるがそれ以外は昨年を上回るものがある 特に個々の走塁は屈指のものがある 前田投手も秋のような制球の乱れは今のところ心配なさそうだ 一方報徳学園はこの試合も継投が予想される 各選手良く振れており、大阪桐蔭の機動力を向こうにまわしても守備が乱れなければ、ロースコア勝負から勝機を見出すことは十分可能だ
※佐賀工業(佐賀)ー國學院栃木(栃木)
実力は五分かと推察される 動きの良さで勝る佐賀工業を國學院栃木が受け止められるかが焦点
※桐蔭学園(神奈川)ー大阪桐蔭(大阪)
事実上の決勝戦と推察され力は五分 現時点での完成度では桐蔭学園 力強さでは大阪桐蔭か
※國學院久我山(東京)ー東福岡(福岡)
BKの動きやテクニック 全体的な動きで勝る東福岡が優位 國學院久我山は重量FWでロースコア勝負に持ち込みたい
※報徳学園(兵庫)ー常翔学園(大阪)
体格では常翔学園に分があるも報徳が気象やグランド条件が良くなり展開ラグビーが機能すれば五分に戦える 点の取り合いか
※FW
大阪桐蔭:これまでの戦い同様スクラムで終始優位に立ちマイボールでも押し込む ただ1列目のメンバーが入れ替わると優劣も入れ替わったのは今後の課題 これまで同様相手のモールをしっかり受け止める強さが光る 相手ボールラインアウトへのプレッシャーもしっかりできて見えました マイボールラインアウトでノットとられるケースもなく今のところ安定
東福岡:体格に穴なし スクラム安定して押し込めてました
桐蔭学園:体格に穴なし Bシードクラスの相手にスクラムで圧倒 低く組んで一糸乱れぬ動きで押し込むさまは美しささえ感じられる ただメンバー入れ替わると優劣も入れ替わったのは今後の課題かも
※BK
大阪桐蔭:雨でグランドコンディション悪くボール滑りまくる状態ではなかなか展開とはいかず近畿大会のときにも増してキックを多用せざるを得ず
東福岡:BKも体格に穴なし 大阪桐蔭同様の条件の初戦は展開はせいぜい3人目くらいまで 敵陣奥深くまで迫ってもキックを駆使した攻撃に終始 雨は降るもピッチ条件がマシだった2回戦はオープン展開での突破も目立ちさすがの展開ラグビーを披露
桐蔭学園:BKも体格に穴なし チームとしてのオープン展開に個々の動きの鋭さどれをとっても目を見張るものがあった
※大阪桐蔭
特に初戦の流通経済大柏戦ではこれまで同様やや勇み足的な側面が目立つ その試合でもこれまで同様PGチャンスきたら手堅く3点とりにいったことが功も奏して見える ぶつかり合いで勝ってる中での上記選択ですので相手に自信を与える可能性は低いと思われ、有効な選択だったと思います 近畿までで感じた選抜初制覇の期待はやはり大きいと思われます 一方で高いレベルで見ればやはりまだまだ課題も感じられるかと思われます それが出たのが桐蔭学園戦 完敗の要因はあたり負け 強さでは負けてないだけに今より低く鋭く刺さる事が出来るようになれば、全国制覇のき期待も現実味を帯びてくるかと思われます
※東福岡
今季もAシードクラスの力がありそうに見え冬の花園2連覇も十分に期待できるように見える
※桐蔭学園
間違いなくAシードクラスの力を誇る 現時点での完成度は随一か
※流通経済大柏
今季も全国Bシードクラスの力を誇る アドバンテージの使い方がうまくなればAシードクラスにもっと喰らいつけかも知れません
※京都成章
Bシードクラスの力がありそうに見えた近畿大会の印象そのままに Aシードクラス相手には歯が立たず スクラムでもっと低く組めるようになれば そうした相手に押し負けることなく戦えるようになる可能性も感じました